ランディングページ

ランディングページ(LP)とは? 得意分野や構成、相場などの疑問を徹底解説

    「ランディングページって集客にどのような効果があるのか?」 「自分のビジネスはランディングページでの集客に向いているのか?」 「そもそもどんなふうに作れば効果が出るのかわからない・・・」 この記事では、9年間ランディングページばっかり作りつづけてきた私が、ポジショントーク一切なしで、ランディングページについて初心者にもわかりやすく「かんたんに徹底解説」します。

    ランディングページとは?

    ランディングページとは、Web検索やWeb広告などを経由して、訪問者が最初にアクセスするページのことです。LPとも呼ばれます。英語で表記するとLanding Pageで”Landing”は「着地する」という意味で、ページに着地するイメージが名称の起源です。

    LPと検索すると、LPOという用語もよく並んで出てきます。OはOptimization →【最適化】という意味です。つまりLPOとは【ランディングページ最適化 】と訳せます。LPを最適化する施策や活動のことを指し、最適化とは要するに、効果を上げていこうということです。

    LP制作…LPを作ること
    LPO…作ったLPを改善していくこと
    というように使い分けてください。

     

    実際に使われている『ランディングページ』では、「広義のランディングページ」と「狭義のランディングページ」という少し異なる2つの意味が存在します。

    「広義のランディングページ」は、言葉そのままの意味に近い『ホームページでユーザーが最初にアクセスするページ』のことを指します。たとえば、ユーザーが検索をして最初に「サービス紹介」のページにアクセスした際、このページがランディングページになります。ちなみに、Googleアナリティクスの左側のメニューのランディングページは、広義の意味でのランディングページのことを指します。

    一方で「狭義のランディングページ」は、訪問者に購入や問合せを促すことに特化した縦長のレイアウトのページのことを指します。WEBマーケティング業界で使われる『ランディングページ』は、主に狭義の意味ことが多いです。

    本記事では「縦長1枚のランディングページ」を中心に解説していきます。

     

    ランディングページの役割はとてもシンプルで、「第一印象を徹底的に良くする」「なるべく即決を取る」ことを目的とします。

    複数ページに渡るWEBサイトでも、一番訪問されているページ(だいたいTOPページ)が一番改善のインパクトが大きいのは想像できますよね。

    一番最初に見るページが好印象で、さらにそのまま衝動的にでも買ってもらえたら最高ですよね!

    ホームページとランディングページの違いは?

    ここでは「ホームページ」の定義を、ページ数が複数にわたるWEBサイトとします。サービスサイトや採用サイトなども当てはまります。

    ホームページと縦長のランディングページでは、まず目的の違いについて整理する必要があります。ホームページは、事前に何かの接点で企業や商品について知って、より具体的な情報を求めて訪れたり、何かを調べていて検索結果に表示されたときに流入するユーザーに対して、知りたいことの答えを提示するページです。

     

    一方ランディングページは、ひとつの商品・サービスに対して、購入や問合せなどのの行動(コンバージョン)を促すことを目的としています。

    そのためホームページでは、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく収集できるように、情報を網羅的に、また、分類・整理して、複数のページにわたって配置するのが一般的です。

    また、トップページを起点として、下層ページに遷移してもらうことで、さらなる情報をユーザーにとってもらうため、ナビゲーションを配置したり、トップページや最初に流入することが多いページには、分かりやすくリンクを配置することも特徴です。

     

    反対にランディングページでは、ユーザーに行動を促す必要があるので、その判断材料となりうる情報にしぼって、伝える必要があります。

    単なる商品紹介のためのページではなく、ページ上で営業するためのページです。

    営業の最中によそ見をされないためにも、基本的に、離脱の原因となる他のページへのリンクは作らず、お問い合わせフォームや、購入カートのみのリンクを配置して、スクロールによって、上から順番に情報を伝えていき、クロージングをかけてユーザーにボタンを押すことを誘導するような形になります。

    ランディングページはなぜ縦に長いページが良いの?効果あるの?

    ランディングページのメリットには以下のようなものがあります。

    ・購入まで一直線に訴求しやすい
    ・ページを作るのに時間がかからない
    ・1ページのみなのでABテストなどのテストがしやすい

    このように、複数ページに渡るWEBサイトを作るよりも、お手軽に始められて、かつ、ユーザーニーズをつかむためのテストもしやすいという理由があります。

     

    たまに、「縦長1枚で本当に購入まで至るの?」と聞かれることがありますが、BtoBでもBtoCでも物販でもサービスでも幅広く活用されています。過去にも、化粧品や健康食品などのEC、SaaSなどのBtoB向けのツール販売や、コンサルティングなどのサービス、不動産や士業、求人など幅広い商材で取り組んできました。

    ただ、ランディングページで売りづらいものがあるのも事実……次のパートで得意不得意なジャンルについて説明します。

    ランディングページに得意不得意なジャンルはあるの?

    9年もランディングページばかり作っていると、さすがに商品やサービスによって得意不得意は判断できるようになります。

    ですがその前に、ランディングページで獲得しづらい商品があるというよりは、集客方法を間違えてコケているケースも多いです。

    私たちは月に100件くらいの問い合わせがきますが、「その集客方法じゃ厳しいよね~…」と思うものも少なくありません。
    例えばどういうことかというと

    ・Google検索広告の場合

    赤枠の部分が広告枠

    こちらのGoogleの検索結果に出てくる広告枠はランディングページの運用で王道の広告手法です。
    この広告であなたは”ユーザーが検索したキーワードに連動して広告を出せる”ので既に商品を求めているユーザーに訴求できます。

    ユーザーの動きは
    「検索する→広告を見る→広告をクリックしてWEBサイトを確認する」
    という流れになるので、能動的なユーザーが多くなります。

    ・Facebook広告の場合

    タイムラインに出てくる広告と、右側に表示される広告がある

    Facebook広告は自分が検索していなくても勝手に広告が出てきますよね? Twitter広告でもInstagram広告でも同じくです。つまり「受動的なユーザーが多い」のです。

     

    上記のモチベーションの差を考えると、広告チャネルごとにやることが変わってきます。
    たとえば・・・

    ・例)化粧品を通販で売る場合
    Google検索のLP(能動的)→ 検索キーワードに連動したランディングページを作成
    Facebook広告のLP(受動的)→ 口コミで話題になっている、オススメセットがある、など受動的な人を動かす訴求

    ・例)法人向けのシステムを売る場合
    Google検索のLP(能動的)→ 検索キーワードに連動したランディングページを作成、他社より優れているなどの訴求
    Facebook広告のLP(受動的)→ ノウハウ資料をダウンロードしてもらう、セミナーに呼び込む

    どうでしょう?つまり、ある特定の商品がランディングページで売りやすいかどうかよりも前に、そもそもユーザーのモチベーションとマッチした導線じゃないと、どんな商品でも売れないランディングページになってしまいます。

     

    しかしこれでは答えになっていないので、そもそも論を抜きにしてランディングページの向き不向きの傾向を考えるとそれは、「縦長1ページのWEBページで売りづらいもの」と言い換えることができます。

    たとえば、医療機器などの説明がめちゃくちゃ難しくて長くなりそうなもの。治療などのセンシティブな情報を扱う場合などは、案件としてきたら「難しそうだな」と思うことはあります。

    あとは強みも差別化も無い商品は難しいです。まぁ見せ方で売る事は可能なのですが……長続きはしないですね。

    ランディングページにはどんな集客方法があるの?

    次に、代表的な集客方法とその特徴を書いていきます。

    1.検索連動型広告(Goole / Yahoo!
    GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したときに出てくる広告です。

    あなたは「このキーワードで検索された時に」「この広告文を」「この価格で出そう」という設定ができます。費用はクリック型課金といって、任意の広告費用をGoogleなりYahoo!なりにデポジットしておきます。

    広告がクリックされるたびにデポジットからお金が引かれていく仕組みです。

    Google/Yahoo!の広告でできることをサクっと知りたい方はこちらをご覧ください!

    Google広告でできることサマリー!
    Yahoo!プロモーション広告でできることサマリー!

     

    2.SNS広告(Facebook / Instagram / Twitter)
    SNSのタイムラインに表示される広告です。クリックされたらお金がかかるタイプか、1000回表示されたらいくら、みたいな表示回数での課金があります。

    SNS広告の特徴は、ユーザーの年齢や性別や興味関心などを絞り込んで配信できるので、あなたの商品を買いそうなユーザーにアピールできます。たとえば、ママ向けの商品を扱っていたら子供のいる女性に広告を配信したり、エグゼクティブ向けの広告を配信したければ興味関心で絞り込んだりなど、属性を絞り込んだ配信が可能です。

     

    3.メルマガ
    過去に購入した人や、名刺のリスト、などなにかしらのリストに対してメールを配信し、そのリンク先の申し込みや購入ページとして使う場合です。

    BtoBだとセミナーとかでよく使います。BtoCですと、リピートを促す用や割引キャンペーン、新商品の案内とかでメルマガ用のLPを作ることがあります。

    もちろん、メルマガでも使って広告でも使ってというやり方をすることもあります。最近はLINE公式アカウントの運用をしたり、メールを見ない客層に対するアプローチも様々です。

     

    4.営業用
    営業時に見せる、御礼メールにつけておくこともあります。

    検索需要が全然ないサービスは検索連動型広告から獲得しづらく、なおかつ、ユーザー属性でのターゲティングもしづらいとなるとSNS広告でも獲得しづらいです。

    それがどういう場合かというと、例えば「屋台オーナーに対して売上げアップコンサルティングを提供」しているとしましょう(実際に似たような案件はけっこうあります)。その場合の理想は「全国の屋台をやっているオーナーだけをターゲットにする」といった具合ですが、ほぼ不可能です。

    いくつか方法はあります。

    ・屋台オーナーが検索している固有のキーワード、業界的なものがあれば入札
    ・屋台オーナーがこぞって見ているサイトなどがあればそこに広告出せないか調べる

    でもこれがほとんどないケースの方が多いです。

    そうすると、全国の屋台オーナーのリストを入手し、インサイドセールスなり、直接的な営業をしちゃった方がWEBより効率が良くなります。そのときに見せる用のLPだったり、営業後の御礼メールに添付するというニーズは案外あります。

    ランディングページの構成ってどうやってつくるの?

    正解はあるようでありません。

    ここは各社ノウハウが違うところだと思います。私の会社ですと1年あたり100本ぐらいのランディングページを9年間作り続けてきて、おおよそ、このコンテンツが鉄板だ!みたいなものはあります。

    鉄板の構成については、「売れるランディングページの鉄板構成」をご覧ください。

     

    ただ案件によって毎回切り口は変わります。

    広告予算や、かける媒体によっても打ち出しを変えます。たとえば、Facebook広告でランディングページを配信するときは「新規性」や「話題性」を演出したLPを作ると割とうまくいきます。もしくはおもいっきりライトな作りにしてPDFをダウンロードしてもらってメルマガで追いかけるとか。

    このように商品やサービスや予算によってバラバラで、毎回作り替えています。

     

    ただし、どんな商材でも重要なのは、ユーザーの求める情報を伝わりやすく配置することです。また、適切な長さについてもよく聞かれますが、これも明確には決まっておらずユーザーが求める情報を書ききれる分量がおすすめです。

    ランディングページは、最終的にユーザーに起こしてもらいたい行動が決まっているので、その判断材料となる情報を上から順番に配置していきます。

    いいランディングページは上から読むと、きれいなセールストークになっているパターンが多いです。具体的には、その商材を手に入れることで、ユーザーが手に入れられる『結果』とその『証拠』、その結果が本当なのか、信用できるのかを伝える『信頼』。

    直接商品を見る・使うことができないため生じる疑念を払拭するためのお客様の声『共感』、メディア掲載実績や業界No1などの『信頼』のコンテンツを置きます。

    各コンテンツのライティングでは、ユーザーが分かりやすく、読みやすい言葉や文字量で書いてきます。FAQと言われるよくある質問の内容は、コンテンツの要素として有効性が高いです。一度洗い出してみるといいでしょう。

     

    構成のなかでも特に重要なのは、「キャッチコピー」です。

    ランディングページでは、ファーストビューで離脱されてしまうとまずコンバージョンすることはありません。そのため、キャッチコピーでいかにユーザーに自分事として捉えてもらう、共感・驚きを与えられるかが重要です。

    たくさんのWEB広告を見慣れているユーザーにとって、よく見かけるようなぼんやりしたキャッチコピーや、専門用語で難しい内容ではなかなかスクロールしてもらえません。

    ユーザーになりうるペルソナの具体的な悩みやニーズを明確にして、それに答えられる商品やサービスであること、手に入れることによって、ユーザーが得られる変化をキャッチコピーにできると、スクロールしてもらえる可能性がぐんと高まります。

    ランディングページに使う写真はどういったものがいいか?

    一番いいのは、プロの写真家に撮ってもらった、オリジナルの写真です。

    写真が占有する割合はけっこう大きいので、写真のクオリティが高いと全体のクオリティはめちゃくちゃ変わります。あなたもきっとそうだと思うのですが、ストックフォトって、見たらわかりますよね?

    なのでこういう業界にいない方でも、やっぱりストックフォトって”素材感”あるんですよね。あとは、良いモデルさんは結構カブリます。特にBtoBだと、ストックフォトは見抜かれやすいですね。

    ランディングページのデザイン・UIは?

    ランディングページのデザイン・UIでは、伝えたいことが伝わる見た目になっていることが重要です。

    自分がなんとなくWEBページを見ているときを想像するとわかりやすいですが、ユーザーはあまりじっくりページを見ません。流し見しながら、目に付いたところ、気になったところでスクロールする手をとめますよね。そのため、特に伝えたいテキストやパーツがユーザーの目にとまるようにすることが重要です。

    「ランディングページのデザイン・UI」とまとめて書きましたが、実際はデザインとUIは異なります。

    デザインは、イメージや雰囲気を用いて、テキスト以外でユーザーに商品やサービスの魅力を伝えるためのものです。商品やサービスのブランド、世界観を伝えるデザインにする、ユーザーが好むデザインにするなどの決め方があります。

    もう少し具体的に例えると、ブランディングだと、商品のパッケージと揃えたり、会社のロゴやイメージカラーと揃えたりすることが分かりやすいですね。

    ユーザーの好みにあわせるデザインだとユーザーの目に留まりやすそうな色合いにしたり、ユーザーがもともと馴染みのあるサービス、例えば使い慣れているSNSのテイストに合わせるなどが考えられます。正解はありませんが、「ユーザーが見たときにどのように感じるか」という視点を持つことが重要です。

     

    一方で、『UI』は、見た目だけでなく操作性などの使いやすさまでを含みます。ランディングページのデザインで課題の原因としてあがりやすいのは「UIが悪い」ことです。

    そもそも「UI」とはユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、一般的にはユーザーと製品やサービスとのインターフェース(接点)のことを指します。WEBサイトでのUIは、サイトの見た目・使いさすさのことを言います。

    たとえば、ランディングページのメインカラーを緑にした場合、CTAのボタンをを黄緑にすると、全体の統一感もあり、デザインの視点では間違いではありません。

    ただし、ランディングページは、あくまでコンバージョンを目的とするものです。流し見しているユーザーにとって、緑のなかの黄緑のボタンだと、全体のデザインに埋もれてしまい、CVRが下がってしまいます。

    また一般的にランディングページでは、テキストを読んでもらえたらもらえる分だけCVRが高くなると考えて問題ありません。書いてある文字のフォントや大きさ、背景などの効果によって、ユーザーに読ませるものまたUIの役割だと言えます。

     

    このように、ランディングページのデザインと一口にいっても、伝えたいテキストを読ませたり、CTAなどの、ユーザーの目により止めたいパーツを目立たせるためのUIの視点と、テキストで伝えきれない情報を伝えるWEBデザインの両面を考えて作る必要があります。

    デザインの詳細については、「ランディングページ(LP)で使えるWEBデザインテクニック7選」をご覧ください。

    ランディングページの相場は?

    相場にはかなりひらきがありますので、まずはひらきの理由から解説します。

    ランディングページに限らずWEB制作やシステム開発は会社によって金額にすごく開きがありますよね? まずランディングページの相場感に関してですと、5万円~100万円まであります。

    この開きの意味がわかると、「どのくらいの価格帯で発注するのがいいのか」が見えてくると思います。まず制作に限らずですが労働集約型のビジネスのコストのほとんどは人件費です。となると販売する商品の価格は人件費(原価)に付加価値を足したものがほとんどです。

    なので人件費(原価)が高い企業ですと、製作費も高くなります。人件費の高い会社には、優秀な人材が多いので成果物もすごい、かといえばそうではないですね。ただ高いだけのぼったくり会社もあります。経験上、価格が高いほうがクオリティは高いケースは多いですが、安くてクオリティが高かったことは一度もありません。

     

    さて、格安クラスまでいくとほぼフリーランスです。オフィス代などの間接コストがかかってないので自分の実入りのみです。なので安いです。

    フリーランスの実力は本気でピンキリです。必ずポートフォリオや制作物を確認しましょう。法人でも会社が潰れたりしてとりっぱぐれるなどリスクはありますが、フリーランスも同じくリスクはあります。過去に2~3回飛ばれたことがあります。

     

    ではこの金額差どう解決するのがいいのかというと、正直納得感ですね。値段の高い安いというよりは、内容や実績を加味して価値とバランスがあるかどうか、です。

    私も先日人事評価制度の設計を依頼して、数名の方にご提案いただいたのですが、最終的には一番高い人にお願いしました。高いから安いからという理由はほぼなくて、やはり内容と、信頼できるかという部分が決め手でした。

     

    誰かの名言ですが、『迷う理由が「値段」なら買え、買う理由が「値段」ならやめておけ』という言葉もあるほどです。ちょっとこのままだと答えになっていないので完全な主観ですが(ただポジショントークは排除して)比較してみます。

     

    あくまで、相場です。
    前提:PC / スマホ対応のランディングページ、ページの長さ8,000pxくらい。デザインとコーディングを頼んだ場合

    ・フリーランス
    10万円~25万円の方が多い。フリーランスのデザイナーでマーケティングまで分かる人は非常に少ないので、デザインのみ依頼する場合はマーケティングの施策は別で考える必要がある。また完成イメージを共有する能力が高くないと意図しないものが出てくる可能性が高いです。逆に言うと今まで僕が見てきたフリーランスの中で、意図までくみ取れる力や質問力がある人はあまりいませんでした。

    ・WEB制作会社
    30万円~50万円
    マーケが全く分からない場合があります。分かる会社であれば、いいと思います。その場合の選定基準は実績や、描くマーケの絵の精度と実績ですね。クオリティはデザイナー次第なので、デザインのクオリティを重要視する場合は担当デザイナーの事例を見せてもらうのもありです。

    ・広告代理店やマーケティング会社
    50万円~
    デザインの付加価値としてマーケティング力があるのか、マーケティングも出来てデザインもできるのかどちらかは置いておいて、WEB制作会社よりも少し高いです。
    ただ、制作会社に比べて在籍しているデザイナーのレベル感は要注意です。特に広告代理店はピンキリで、ゴリゴリの営業会社だったりすると受注する事ががゴールになっているケースもあります。構成が創れるならフリーランスや制作会社、構成もその後のマーケもひっくるめてであればマーケ会社といったところですね。いずれにせよレベル感には気を付けてください。

     

    ランディングページの費用や相場についての詳細は「ランディングページ(LP)の制作費相場は?制作会社の選定基準も紹介!」をご覧ください。

    ターゲットごとにランディングページって分けたほうが良いの?

    結論から言うと分けたほうが良いです。

    やはり1つのページで異なるニーズのユーザーを取り込むことは難しいです。ただし分ける時にはちょっとしたコツがあります。分けすぎても管理も面倒ですし、セグメントを切りすぎてアクセスの少ないLPになってしまうと改善の優位性も発揮しません。

    分ける基準はざっくりいうと、ニーズが違いすぎるものが優先です。

     

    たとえば、Google広告で広告を表示させるとして、「ロレックス」というキーワードと「ロレックス デイトナ」という2つのキーワードで考えてみましょう。

    「ロレックス デイトナ」だと、ロレックスの、デイトナという型を探しているんだな、ということがなんとなく想像できますよね。一方で「ロレックス」とだけ打ち込んで検索している人の意図はどうでしょうか?

    ・ロレックスが欲しいけどまだ何を買うか決めてない
    ・ロレックスにどんなものがあるのか見たい
    ・時計を買うならロレックスとは決めてるけど何を買うかはこれから考える
    ・提案資料の画像を探してる

    このように、単一のワードの検索意図は、読み取りづらいです。

    「ロレックス」と検索して表示されるLP…「ロレックスがなんでも安いよ~!」みたいなLP
    「ロレックス デイトナ」と検索して表示されるLP…「デイトナの品ぞろえ日本一!」みたいなLP

    こうして分けたほうが、効果が高そうではありませんか?

     

    「何枚もランディングページ作る必要があって大変だ」と思われるかもしれませんが、デザインのトンマナはそのままに、コンテンツもある程度使えるものはそのままにして、一部だけ変えるだけでも効果的です。

    メインビジュアルを変更するだけでも問題ありません。たとえば下記の事例では、お母さんに向けたコピーと、娘さんに向けたコピーで分けています。

    ターゲットによって訴求を変えている例

    このように上手に量産すれば、費用をあまりかけずにランディングページを作れます。

    ランディングページのスマートフォン向けってどうすればいいの?

    スマホ版は必ず作りましょう。

    最近ではモバイルからのアクセス数のほうが多いなんてことも珍しくありません。それに、PC版にデザインしたランディングページはスマートフォンでは見ずらすぎるのでバシバシ離脱されます。

    2つの制作方法についてご紹介します。

    結論から言うと、どちらがいいというのはありません。広告的にもSEO的にも何も影響はありません、どちらでもOKです。どちらにするかは、デザインのテイストと管理の観点から考えます。

    レスポンシブデザインで制作する

    レスポンシブデザインとは、見ているデバイスの幅によってサイズが変わるデザインのことです。

    このサイトもレスポンシブで作られています。試しにPCであればブラウザの幅を小さくしてみてください、「ズズズっとレイアウトが変わりますよね?」レスポンシブで作るメリットとしては、制作するときのソースコードが1つで済むので、大量にLPを量産したい時、更新回数が多くなりそうなときなんかは、レスポンシブで作っておいた方が後々楽です。

    ただしデメリットとしては、可変することを考えて作るので、レイアウトに制限があります。レイアウトに制限なく作ることも技術的には可能ですが、めちゃめちゃなレイアウトをすればするほどレスポンシブにする難度は格段に上がりますので、制作のコスパがあまりよくありません。

    オリジナルデザインで制作する

    PCとスマートフォンで完全に別々にコーディングする場合です。

    「スマートフォンでアクセスしてきたらこっちを表示する」みたいなスクリプトを書き込み、分岐させます。

    コードがPC版とスマートフォン版で2つになるので、「ランディングページのキャンペーンの打ち出しを変えたい」となった場合は、デザインもコードも2つ更新する必要があります。運用しているLPが1つや2つであれば問題ないですが、増えてくると抜け漏れが発生したり、管理工数が上がってしまうのが難点です。

    ランディングページでSEOはできるの?

    結論から言うとできません。

    SEOでは、ユーザーのニーズに応えられる幅広い情報を揃えて、検索結果の上位に表示させることで、ページへの流入の増加、最終的なコンバージョンを狙います。

    ニーズに応えられるだけの情報量や、リンク設定が必要です。しかし、ランディングページはひとつの商材をそのページ内でのコンバージョンを目指します。

    余分なリンクや、あまりに多いテキストは離脱の原因となってしまいます。結果どうしても、情報を伝えるコンテンツ量や、ページ数、ユーザーの滞在する時間など、検索上位に表示させる要件が不足しがちです。

    ただし、LPがちょっと規模のあるサイトのディレクトリ配下(下層ページ)にあって、テキストが多めなら上位に表示されることもあります。

    ランディングページの効果を高めるには?

    ランディングページは作って終わりではなく、改善することで効果を高められます。

    ただしランディングページの成果については、配信している広告によっても大きく左右されます。結果が出なかった場合、闇雲にランディングページの改善に手をつけるのではなく、広告のキーワードやターゲットは、ランディングページとマッチしているのかについても確認しましょう。

    また、ランディングページでは画像や動的なコンテンツを置くために容量が大きくなりがちです。ページの表示スピードもチェックしましょう。

     

    ランディングページそのものの改善(LPO)では、Googleアナリティクスを使えば誰でも手軽に数値の計測、分析ができます。

    直帰率をみてしまいがちですが、ランディングページはもともと離脱されることの多いページのため、Googleタグマネージャと併せて使うことで、滞在時間や、スクロール率について数値の取得をしていくことがおすすめです。

    ただし、単体で取得した数値そのものよりも、コンバージョンしているユーザーとしていないユーザーの差などを見ていくことも重要です。

    ランディングページ改善(LPO)についての詳細は、「ランディングページ(LP)を効果的に改善!ポイントや数値の活用方法」をご覧ください。

    ランディングページとは?まとめ

    ・ランディングページとは、大きく2つの意味がある。広義では、最初に着地するページのこと。ただし、WEBマーケティング業界では、1枚の縦長の広告用のページを指す

    ・ランディングページの特徴は、縦長の1ページで、余分なリンクをつけずに、ユーザーに一直線にコンバージョンしてもらうことを目的にしている

    ・集客の仕方は、Google / Yahoo!のリスティング広告やバナー広告、FacebookなどのSNS広告、メルマガなど

    ・構成はユーザーの求める情報を上から順番に配置する

    ・使う素材写真は、なるべくオリジナルのものがおすすめ

    ・デザインでは、ユーザーが欲しい情報がすぐに目に入ることを意識する

    ・ランディングページ制作相場は幅広いが、不足したリソースでも特にノウハウをもつ制作会社に依頼するのが成功への近道

    ・ターゲットごとにランディングページを分けるのがベスト

    ・スマートフォン向けの作成は必須。レスポンシブと、それぞれ分けてオリジナルデザインを制作する2種類がある

    ・ランディングページでSEO対策をするのは難しい

    ・ランディングページ公開後も、継続的に改善すること(LPO)で効果を高めることができる

    ランディングページについてなるべく詳しく解説してみました。もし、「他にもあれは?これは?」など気になることがありましたら是非ご質問ください。
    また、「ランディングページ制作、任せてみようかな」と思ったら、まずは当社にお問い合わせください!

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