はじめに:Web広告代理店の乗り換え(リプレイス)をした方がいい状況
少なくはない広告費用を払って自社のWeb広告運用をしてくれているWeb広告代理店。安定した成果を出してくれたら良いですが、長期間成果が見られなかったり、対応にムラがあったりなんてしたら不満が募ってしまいますよね。代理店との間に蔓延る問題が、乗り換え(リプレイス)をするほどのことなのだろうか?そんなお悩みをお持ちの方も少なくはないでしょう。
そんな場合は以下の表を判断基準として一度確認してみてください。
- 代理店の対応・態度が遅いまたは悪いと感じる
- レポートの提出がない・または不十分
- 改善施策をもらえない
- 担当者が頻繁に変わる
- 期待値に届く成果が長期間見られない・変化がない
- 代理店や担当者が自社の業界を十分に理解できていない
- ミーティング開催が疎かになっている
- コンバージョンの質が悪い
- 現代理店が最新のトレンドや技術に追いついていないと感じる
- 代理店との長い付き合いから運用がいい加減になってきたと感じる
- 現代理店が最新のトレンドが技術に追いついていないと感じる
- ベンチマークとの差別化をさらに図る必要性がある
- 既存事業・新規事業の拡大に伴い、現代理店にスキル不足を感じる
Web広告の種類と費用相場
まず初めに、Web広告の種類とそれぞれの費用相場を解説します。現在のWeb広告運用で効果が出ずお悩みの方は、まず広告種類をおさらいして、自社のビジネスモデルに適したWeb広告を選択しましょう。
1. リスティング広告
検索エンジン(Google検索、Yahoo!検索など)の検索結果ページに表示される広告です。ユーザーが検索したキーワードに関連性の高い広告が表示されるため、高いコンバージョン率が期待できます。
費用相場
クリック単価はキーワードの競合度によって大きく変動しますが、一般的に1クリックあたり数十円~数百円が相場で、全体的には30~50万円が一般的です。
課金方式
クリック課金型が一般的です。クリック課金型とは、広告の検索キーワードを設定し、そのキーワードで検索したユーザーに広告クリックされるごとに費用が発生する課金方式です。
例えば、「web広告代理店」というキーワードを設定し、1クリック100円と設定するとします。その後同じキーワードを設定した競合とオークションが行われます。競り落とした後も、広告の掲載順位に影響します。ユーザーが「web広告代理店」と検索し自社の広告をクリックした際、1回につき100円が加算されます。
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2. ディスプレイ広告
Webサイトのコンテンツ内に表示される画像広告やテキスト広告です。ターゲット層を絞り込んだ広告配信が可能で、ブランド認知度向上に効果的です。
費用相場
費用は媒体やターゲット層によって大きく異なりますが、20~50万円が一般的です。
課金方式
インプレッション課金型とクリック課金型が一般的です。クリック課金型は前述の通りです。インプレッション課金型とは、広告が表示された回数(インプレッション)に応じて費用が決定する方式です。
3. SNS広告
Facebook、Instagram、XなどのSNSプラットフォーム内に表示される広告です。ユーザーの属性や行動履歴に基づいたターゲティングが可能で、高いエンゲージメントが期待できます。
費用相場
費用はプラットフォームやターゲット層によって大きく異なります。一般的には30万円ほどです。
課金方式
クリック課金型、インプレッション課金型、エンゲージメント課金型などが挙げられます。
クリック課金型、インプレッション課金型は前述の通りです。エンゲージメント課金型とは、ユーザーがエンゲージメント(クリック、いいね、コメントなど)などにより費用が発生する方式です。
4. 動画広告
YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォーム内に表示される動画広告です。視覚的に訴求力が高く、ブランドイメージ向上に効果的です。
費用相場
動画の長さや再生回数、ターゲット層によって大きく異なります。一般的に、1回の動画再生あたり数円~数十円、全体として30万円ほどです。
課金方式
動画再生回数課金、インプレッション課金型、エンゲージメント課金型などがあります。特徴的なのは動画再生回数課金で、動画が再生された回数により費用が決定する方式です。
5.アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告の一種です。
他社のWebサイトやブログなどに、自社の商品やサービスを紹介する広告を掲載します。
その広告経由で商品が売れたり、サービスに申し込まれたりした場合に、成果報酬として報酬を支払います。
費用相場
アフィリエイト広告の費用は、掲載媒体や成果の種類(ページ閲覧や商品購入など)によっても変化します。
例えば商材によって報酬単価が以下のように変化します。
- 情報商材: 数千円~数十万円
- ECサイトの商品: 商品価格の5%~20%
- 金融商品: 数千円~数万円
課金方式
基本的に成果(ページの閲覧や商品購入など)によって費用が発生します。何を成果とするかは掲載媒体ごとに異なります。
6.記事広告
記事広告とは、広告主が自社の商品やサービスに関する記事をメディアに掲載してもらい、間接的に自社製品をPRする広告手法です。
一般的なバナー広告とは異なり、読者に自然な形で情報を届けられるため、高い信頼性と訴求力を持つことが特徴です。
費用相場
1ヶ月あたりの費用は100万円~200万円程度が一般的です。
課金方式
「表示回数保証」や「掲載期間」によって費用が決定する場合が多いです。「表示回数保証」とは、想定される記事の表示回数によって費用が決められている方式です。
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Web広告代理店の種類
この章ではWeb広告代理店の種類について紹介します。
Web広告代理店のリプレイス(乗り換え)を検討している方は、Web広告代理店の特徴と強みが自身と合っているかを再検討してみてください。
1. 総合広告代理店
テレビCMや新聞広告など、従来型の広告からWeb広告まで、幅広い広告サービスを提供しています。
Web広告以外にも、別媒体の広告運用を検討している際は、総合的な広告運用を依頼できる総合広告代理店が適しているでしょう。
ただ、その分費用は高くなりがちです。
2. Web広告専門代理店
リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など、Web広告に特化してサービスを提供しています。
Web広告の効果測定や改善に強みを持ち、専門的な知識やノウハウを活かした提案が可能です。
3. フリーランス
個人でWeb広告の運用を行っているフリーランスです。
安価な費用で依頼することができ、小規模な企業や、特定のスキルを持った専門家を探している場合に適しています。
ただ実力は個人差が大きく、また突然連絡が取れなくなってしまうケースもあるため、信頼できる相手かどうか見極めが重要です。
Web広告代理店に関する参考情報の探し方3選
Web広告代理店は国内だけでも1000社以上存在します。その中から候補を見つけるだけでも大変ですよね。
そこで、主な情報収集の手段として以下のオススメ方法を紹介します。
- 他企業のマーケ担当や知人からWeb広告代理店を紹介してもらう
- 業界イベントやセミナーで広告代理店に直接相談をする
- SNSやインターネット上でのリサーチを徹底する
他企業のマーケ担当や知人からWeb広告代理店を紹介してもらう
一番信頼できる情報源として、すでに広告代理店を利用している他企業のマーケティング担当者や、信頼できる知人からの紹介があります。実際の経験をもとにしたフィードバックやアドバイスはとても有益です。特に同じ業界で活動している企業からの紹介であれば、自社のニーズに合った代理店を見つけやすくなります。
紹介をもらう際には、以下のポイントを確認すると良いでしょう。
- 実際の広告効果や成果がどの程度だったか
- コミュニケーションの円滑さや対応速度
- 明確な料金体系やコストパフォーマンス
業界イベントやセミナーで広告代理店に直接相談をする
業界イベントやセミナーは、Web広告代理店と直接コミュニケーションを取る絶好の機会です。多くの広告代理店がブースを出展したり、セミナーで最新の広告手法や成功事例を紹介しています。
イベントで代理店と話す際には、以下の3つの点を押さえておきましょう。
- 具体的な事例や成功実績を質問する
- 自社のニーズに対する提案やアドバイスを求める
- 契約後のサポート体制や、長期的な戦略提案について確認する
これらの情報を事前入手しておくことで、代理店が自社のビジネスにどれだけ貢献してくれそうかを見極めることができます。
SNSやインターネット上でのリサーチを徹底する
広告代理店の公式SNS(X、Intragram、Youtubeなど)やレビューサイトを活用することで、実績や評判、口コミ、会社の強み、文化などを簡単に調べることができます。またXやFacebookなどでは、広告代理店で働くマーケター自身が情報発信していたりするので、そういった方にアプローチしてみるのもいいかもしれませんね。
最適な「Web広告代理店」を選ぶための5つのチェックポイント
Web広告代理店を選ぶ際にチェックしておくべきポイントを確認しましょう。
- 代理店が自社の業界・業種知識があるか
- 自社の案件と似た過去の成功事例や実績はあるか
- 提案力とクリエイティブ能力があるか
- トレンド適応の迅速さと柔軟性があるか
- コミュニケーションとサポート体制が整っているか
代理店が自社の業界・業種知識があるか
Web広告は全ての企業が同じアプローチを使用するようでは成功しません。業界や業種ごとに異なる消費者行動や市場環境が存在するため、代理店がその特定の業界知識を持っているかが重要です。自社の業界やビジネスモデルを理解している代理店であれば、より効果的な広告戦略を提供してくれます。
自社の案件と似た過去の成功事例や実績はあるか
自社のプロジェクトと似たような(または同じ業界・業種)案件での成功実績があれば、その代理店は自社のニーズに応じた的確な戦略を打ち出せる可能性が高くなります。過去の事例を確認することで、代理店がどのような広告施策を展開し、どのような成果を上げたのかを知ることができます。類似するケースがある場合は、どのような広告フォーマットを使用し、どのようにしてターゲット層にアプローチしたのかなど詳細を深掘りしてみましょう。また、どの程度のKPIを達成したのか(売上の増加率、リード数の増加、クリック率の向上など)具体的な数値を確認することをオススメします。
提案力とクリエイティブ能力があるか
優れたWeb広告代理店は、単に広告を制作するだけでなく独自の視点で提案し、クリエイティブな解決策を提供します。ただ要求された通りに動くのではなく、自社のニーズを先読みして戦略を提案してくれる力がある代理店は高い成果を期待できると言っていいでしょう。そのため、事前に提案書の内容を確認し、自社の課題に対して戦略の具体性が示されているかを評価します。また、また、クリエイティブ能力は魅力的でターゲット層に響く広告を制作するためのデザインやコピーライティングのスキルを指します。過去に制作した広告のデザインやキャンペーンのコンセプトをチェックし、ターゲットに刺さるクリエイティブがあるかどうかを確認しましょう。
トレンド適応の迅速さと柔軟性があるか
デジタルマーケティングの世界は日々進化しており、最新のトレンドや技術に迅速に適応できる代理店は貴重です。例えば、AIを活用した広告配信や、SNSの新しいアルゴリズム変更に対する迅速な対応が求められます。また、広告キャンペーン中に状況が変わった場合に、柔軟に戦略を見直せる能力も重要です。
コミュニケーションとサポート体制が整っているか
最後になりますが、他の要素と変わらず重要なのが「コミュニケーション能力」と「サポート体制」。Web広告の運用には頻繁な連絡や調整が必要です。担当者や運用チームが迅速に対応し、適切な報告を行う体制が整っているかが重要になります。過去の事例について説明を受ける際はただ聞き流すのではなく、「成果が突然下がった時、どのようにチームで連携しましたか?」「どのくらいの速度で成果を持ち上げられましたか?」など具体的な質問尋ねてみましょう。
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相性の良い「運用担当者」を選ぶためには?
前提として、広告代理店に問い合わせをすると、運用担当者ではなく営業担当者から代理店についての説明を受けることになります。一通り説明を受けた後は、運用担当者に話が聞けるか相談してみるといいでしょう。代理店だけでなく、運用担当者によって運用がどのように行われるのかということがわかるいい機会です。
問い合わせ時に運用担当者に確認すべき項目
- 広告運用の経験年数
- 過去の運用実績や成功事例
- 自社の業界に関する運用経験や知識の有無
- 広告を出稿するメディアの選定や出稿計画など、どのような戦略を提案してくれのか
- クリエイティブの制作をサポートしてくれるのか
- どのくらいの速度と体制でPDCAサイクルを回していくのか
- どれくらいの頻度でどのような内容のミーティングが開かれるのか
- どのようにデータ分析を行うのか
また、話し合いの際に「フィーリング」が合うかどうかも判断が必要です。もしも運用担当者とのフィーリング(相性)が合わないと今後信頼関係が築きにくかったり、しっかりとした連携が取れず運用成果にも影響が出てきてしまいます。
Web広告代理店の費用相場
「依頼先のWeb広告代理店の費用が高すぎる」「費用の割に成果が出ていない」このようなお悩みをお持ちではありませんか?
Web広告代理店の費用相場は、依頼するサービス内容や、代理店の規模、そして企業の業界や競合状況など、様々な要素によって大きく変動します。
そこで本章では、Web広告代理店の費用相場と、費用相場ごとにサービス内容を解説します。現在の代行費用を見直す際に参考にしてください。
一般的な費用相場とサービス内容
Web広告代代理店費用は、初期費用・運航代行手数料・その他費用で構成されています。
各項目ごとに、サービスの内容を紹介します。ただし、どのサービスをどの料金に含んでいるかは代理店によって様々ですので、あくまで目安としてください
1. 初期費用
初期費用とは、広告運用開始時に支払う費用です。数万円~数十万円程度です。フリーランスの代理店が最も安価で、中小、大手と続きます。
サービス内容は、
- 広告アカウントの設定
- 競合調査
- ターゲット設定
- アナリティクスツール設定
- レポートの設定
などが挙げられます。
2. 運用代行手数料
運用代行手数料は、業務代行の報酬として支払われる費用です。広告費の15%~20%が一般的です。
サービス内容は、
- 広告アカウントの運用
- 入札単価調整
- 効果測定・改善
- 定期的なレポート作成
などが挙げられます。
3. その他費用
また、オプションとして以下の項目を追加料で依頼できる広告代理店もあります。
ランディングページ制作費用
ランディングページ(広告をクリックしたユーザーが最初に訪れるページ)の制作を合わせて依頼できる場合もあります。
広告運用レポート制作費用
レポート作成費用が運用代行手数料に含まれている場合もありますし、オプションとして追加料金がかかる場合もあります。
広告クリエイティブ作成費用
広告文や掲載画像の作成の作成費用です。自社で作成が難しい場合は、広告代理店に依頼することもできます。競合や市場を調査した上で、専門的な知識に基づき作成してくれるため、クオリティの高い広告クリエイティブにしたい場合は、運用とともに依頼を検討してみてください。
Web広告代理店の費用相場とサービス内容
次に、WEB広告代理店の代行費用を10万円以下、20~30万円、50万円以上に分類し、各相場帯での特徴を解説します。
10万円以下の費用帯
比較的小規模な企業や、予算が限られている個人事業主を対象としたプランが多いです。
広告アカウントの設定、キーワード選定、広告文作成などの基本的なサービスが中心で、効果測定などの費用は含まれていない場合が多いので、注意が必要です。
フリーランスの広告代理店は、比較的費用を抑えたプランを提供している場合が多いです。ただし、実力は個人差が大きく、また中には突然連絡が取れなくなってしまうケースがあります。信頼できる相手かどうか見極めが重要です。
20万円~30万円の費用帯
中小広告代理店が設定している場合が多いです。
広告運用を本格的に運用し始めたい方は、この費用帯がおすすめです。基本的な広告運用だけでなく、ランディングページの改善や、A/Bテストなどの追加サービスが提供されることがあります。
またある程度の専門知識を持つ担当者がつき、定期的に相談に乗ってもらえることが多いです。
50万円以上の費用帯
大手広告代理店が設定している場合が多いです。
大規模な広告キャンペーンや、高度な分析を必要とする企業に適しています。広告運用だけでなく、マーケティング戦略の立案、データ分析、SEO対策など、Webマーケティングにおける幅広いサービスが提供される場合が多いです。
専任の担当者がつき、きめ細やかなサポートを受けることができるため、今後インハウス化を検討している方にもおすすめです。
Web広告代理店に広告運用を依頼するメリット・デメリット
Web広告代理店に広告運用を依頼することで、自社で広告運用を行うよりも様々なメリットが得られますが、一方でデメリットも存在します。
この章では、Web広告運用を広告代理店に依頼するためのメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説します。メリット・デメリットをそれぞれ考慮した上で、広告代理店に運用を依頼するかを決定しましょう。
メリット
- 専門知識と経験の活用
広告運用に関する専門知識や経験が豊富なプロフェッショナルが、最適な広告戦略を立案し、運用してくれます。最新の広告トレンドやアルゴリズムの変化にも柔軟に対応できます。
- 効率的な運用
広告の入札単価調整、キーワード選定、広告クリエイティブの作成など、日々の運用作業を代行してもらえるため、自社の人的リソースを本業に集中できます。結果、本業の成長が期待できます。
- 多様な広告媒体への対応
Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告など、複数の広告媒体に対応可能です。自社ですべて担当するのは負担が伴いますが、Web広告代理店に依頼することでそれぞれの媒体の特性を活かした最適な広告戦略を立案できます。
- データ分析による効果測定
豊富なデータを基に、広告効果を細かく分析し、改善策を提案してくれます。データ分析のノウハウやツールの準備がない場合でも、詳細なレポート作成を依頼することができます。
デメリット
- 費用がかかる
広告費に加えて、代理店への手数料が発生します。広告運用の費用が確保できていない段階では、広告代理店への依頼は負担が大きくなってしまいます。
- 自社でノウハウが蓄積されない
広告運用を一括してWeb広告代理店に依頼するため、自社でノウハウを蓄積することが難しくなります。また契約内容によってはアカウント情報を開示してくれない場合もあるので、リプレイス(乗り換え)やインハウス化が困難になるでしょう。
- コミュニケーションコストがかかる
代理店との間で、定期的な打ち合わせや報告が必要になり、コミュニケーションコストがかかります。また担当者との相性も重要で、相性が悪かった場合円滑なコミュニケーションが取れない可能性があります。さらに問題が発生した際も、迅速な対応が困難になります。
必読!Web広告代理店との契約前に絶対に確認しておくべき項目3つ
運用担当者との顔合わせも終わり、良いと思う広告代理店を見つけたから即契約!ではなく契約前に確認しておくべきポイントがいくつかありますので、説明していきます。
- 最低契約期間があるか
- 途中解約に対するペナルティーがあるか
- 費用内訳と追加費用等が明確か
最低契約期間があるか
Web広告代理店との契約には、最低契約期間が設定されている場合があり、この期間中は契約を解除できない、または解除した場合に何らかのコストが発生することがあります。最低契約期間は、通常3ヶ月から1年程度で設定されることが多いですが、代理店ごとに異なるため、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
途中解約に対するペナルティーがあるか
もし途中で解約を行うことになった時に、代理店によってはペナルティーが発生することがあるため、事前に確認しておくことが重要です。ペナルティーには、残りの契約期間に応じた違約金や、すでに提供されたサービスに対する追加料金が含まれることがあります。途中解約の条件や具体的な違約金の金額などについてもチェックしておきましょう。
費用内訳と追加費用等が明確か
Web広告代理店との契約では、費用周りがはっきりしているかは非常に重要です。もし契約時に提示された費用内訳が曖昧である場合、後から追加費用が発生するリスクがあります。具体的には、広告運用費、クリエイティブ制作費、レポート作成費などが別途請求されることがあります。契約前に、費用周りが明確に説明されているかを確認し、不明点があれば必ず質問してクリアにしておきましょう。
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【Web広告】依頼費用はいくらがベスト?費用相場・広告予算の設定方法まで解説
ランキング記事だけに頼ることはオススメしない理由
Web広告代理店が紹介されるランキング記事の仕組み
インターネット上で「広告代理店 おすすめ」だったり「Web広告代理店 リスティング広告」といったキーワードで検索したことがある方!必ずといっていいほど、「おすすめ広告代理店ランキング10選」といったランキング記事を目にしたことがありませんか?ランキング記事などは多数のWeb広告代理店の情報を一気に手に入れられて効率がいいですよね。それぞれの代理店の特徴や、実績なども知ることができるので便利です。
ただ、ランキング記事のおすすめ一覧は広告費によって決められている場合があります。(企業がランキング上位を獲得するために広告費を支払う)したがって、「売上」や「知名度」が高い広告代理店が紹介されている場合が多くなる傾向にあります。また、評価基準の不明確だったり、偏りのあるデータが使用された上でランキング化されていたりもします。
自社に最適な広告代理店を選ぶには、「代理店自体」と「運用担当者」を判断材料にする
自社に最適な広告代理店を選ぶにはズバリ「代理店自体」と「運用担当者」の両方から判断する必要があります。なぜかというと、広告運用の成果を左右するのは「運用」であり、「運用」を左右するのは「人」つまり「運用担当者」や「サポートチーム」だからです。
もし「売上」や「知名度」だけでWeb広告代理店を選定し、少ない広告予算で依頼してしまうと、経験の浅い新人、自社の業種・業界への経験や実績がない担当がアサインされるといった可能性がでてきます。もちろん、売上や知名度も代理店を選ぶ際に重要な判断基準として使えますが、本章では「広告代理店」と「運用担当者」どちらも加味した上で依頼先を選ぶことをオススメしています。
広告代理店乗り換えで相談申し込み件数「2.5倍」に成功した保険会社の話。
今回、株式会社アイリックコーポレーション様は既存代理店から株式会社free web hope(フリーウェブホープ)乗り換えを決めてくださいました。
アイリックコーポレーションは顧客満足度No.1(※1)の、日本初となる来店型の保険ショップ(※2)「保険クリニック」を全国約260店舗で展開している保険会社です。
※1…2022年オリコン顧客満足度調査 来店型保険ショップ総合第1位
※2…「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン」
店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義 東京商工リサーチ調べ(2018年6月)
左に株式会社アイリックコーポレーション一同様、右内側からfree web hopeの林健一、古瀬純功、榊原美咲
抱えていた課題
- CPAが高騰に対して施策の頭打ち
- 事業拡大に伴う新規施策
得られた成果
商圏分析からキャンペーン構造・コミュニケーション戦略を見直し....
- 保険相談申込件数が約2.5倍
- 運用型広告のCPAを約70%改善
支援領域
- 広告運用
- LPO
- データ分析
乗り換え(リプレイス)成功要因
- 複数の広告代理店からの提案を吟味し、これからの自社ビジネスに「期待を超える」ビジョンを与えてくれそうなものを選んだ
free web hope から株式会社アイリックコーポレーション様へインタビュー
free web hopeに最終決定した決め手は何でしたか?
乗り換え検討の際、他社はリスティング広告における広告文のタイトルや説明文など、クリエイティブの修正提案に止まるものが多かったですが、free web hopeは「広告運用で流入したユーザーの受け皿をどのように最適化するか」を提案してくださいました。ランディングページの設計を含めて詳細にプランを提案してくだいました。
実際依頼してみて、弊社の対応はいかがでしたか?
free web hopeがいつでもチャットで返信/対応してくれる安心感は頼もしいですし信頼できます。打ち合わせも週に1回以上行うので、進捗を都度共有して相談できるのはありがたいです。数ヶ月単位で担当者が変更されないこともあり、中長期でプランを立てて並走できるのもありがたいです。
【詳細なインタビューはこちら】
全国約260店舗展開の保険相談申込件数が約2.5倍に。マーケティング活動を最大化させるための道のり
まとめ:「広告運用」で乗り換え・切り替えをご検討中ならfree web hopeへ
以上、本記事ではWeb広告代理店のリプレイス(乗り換え)について、その選び方や扶養相場についてを解説しました。
まずは現状の問題がどこにあるのかを特定した後に、貴社のビジネスモデルに適したWeb広告代理店を選定するのをおすすめします。
本記事が参考になれば幸いです。
株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。
マーケティング業界が「売ること」から「よりパーソナライズされたCX(顧客体験)を提供すること」が重視されるようになった今、free web hopeは「顧客コミュニケーション」における独自のノウハウを作り上げました。
長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。
広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeへ!公式HP、左下のボタンからお問い合わせください。スピーディーに対応させていただきます。
【free web hopeの広告運用支援実績について、詳しくはこちら】
free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!
監修者:古瀬純功
free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント
<<本記事で学んだこと>>
- 自社に最適な広告代理店を選ぶには、「代理店自体」と「運用担当者」両方を判断材料にする
- 【Web広告代理店に関する参考情報の探す方法】
- 他企業のマーケ担当や知人からWeb広告代理店を紹介してもらう
- 業界イベントやセミナーで広告代理店に直接相談をする
- SNSやインターネット上でのリサーチを徹底する
- 【最適な「Web広告代理店」を選ぶための5つのチェックポイント】
- 代理店が自社の業界・業種知識があるか
- 自社の案件と似た過去の成功事例や実績はあるか
- 提案力とクリエイティブ能力があるか
- トレンド適応の迅速さと柔軟性があるか
- コミュニケーションとサポート体制が整っているか
- 営業担当者だけではなく「運用担当者」に運用について話を聞く
- 契約前に契約内容を確認する