リスティング広告

Microsoft(マイクロソフト)広告とは?特徴やターゲティング、メリットを解説

    Web広告を運用している方のなかには「リスティング広告のCV数を増やしたいが、GoogleやYahooで出来る施策はやり尽くした…」と悩んでいる方もいるでしょう。キーワードやターゲティングを調整したり、予算を増やしたり、CV数を増やすためにできることはありますが、一定の限界があります。獲得コストを抑えつつCV数を増やしたい方におすすめなのが、「Microsoft広告」です。本記事では、Microsoft広告で成果を出している弊社が、以下の3点について解説していきます。 1. Microsoft広告とは何か 2. Microsoft広告のメリット 3. Microsoft広告の成果事例 Microsoft広告は、Google広告に比べて競合が少なく狙い目の広告媒体です。ぜひこの記事を通じて、Microsoft広告の理解を深めてください。

    Microsoft広告とは

    Microsoft広告は、2022年5月31日から使えるようになったMicrosoftの提供するサービスに広告を出稿できるサービスです。リスティング広告が中心で、検索キーワードに連動した広告配信によって顕在層にリーチできます。

    配信面は、Bingの検索ページやMicrosoft Edgeのスタートページなどがあり、リスティング広告以外にショッピング広告やネイティブ広告を配信可能です。

    Microsoft広告の概要

    新規登録 – Microsoft Advertising

    Microsoft広告とは、「Microsoftの提供するサービスに広告を出稿できるサービス」です。主な配信面として、Microsoft Edgeのデフォルト検索エンジン「Bing」の検索ページ、Microsoft Edgeのスタートページがあります。

    リスティング広告(検索連動型広告)を始め、オーディエンス広告やショッピング広告など、さまざまなタイプの広告を配信可能です。

    Microsoft広告の可能性

    日本のPCシェア率は、Apple社のMacより、Microsoft社のWindowsが圧倒的に多いです。2022年3月のシェア率はWindows77.3%、Mac(OS X)9.5%となっています(※1)。

    Windowsを使っている方のなかには、webサイトを見るのに、初めからインストールされている「Microsoft Edge」を使っている方も多いでしょう。特に会社支給のPCでは、初期設定のままMicrosoft Edgeを使っている方が多いと考えられます。

    Desktop Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats

    また、Microsoft Edgeの初期設定検索エンジン「Bing」の使用率も増えています。

    2022年12月の最新データで、PCの検索エンジンのシェア率は、Google71.81%、Bing16.71%、Yahoo!10.49%です。Googleに比べるとBingのシェアは少ないですが、Windows10の移行に伴いBingの利用者が増えており、2022年3月にYahoo!を抜き、GoogleのシェアもBingが一部奪っています。

    Bingの利用者が増えている今、リスティング広告で顕在層にリーチするなら、Google広告・Yahoo!広告に加えて、Microsoft広告を活用することがCV獲得への有効な手段となるでしょう。

    ※1 3月デスクトップOSシェア、Windowsが増加しMacが減少 | TECH+(テックプラス)より

    Microsoft広告のメリット

    Microsoft広告のメリットは以下の4つです。

    • ビジネスパーソンにアプローチしやすい
    • 獲得見込みのある新たなユーザーへリーチできる
    • Google広告をインポートして、すぐに配信を始められる
    • クリック単価を抑えて成果を出せる

    それぞれ、詳しく解説します。

    ビジネスパーソンにアプローチしやすい

    前述の通り、日本ではWindowsを利用している方が多く、特に企業ではwebサイトを見るのに初期設定のままEdgeを使っている方が多いです。つまりMicrosoft広告は、仕事中にPCでweb検索をしている人に向けて広告を出せます。さらに検索広告では、Google広告やYahoo!広告同様にキーワードでのセグメントができ、ディスプレイ広告では、オーディエンスリストを使ったターゲティングを活用して狙っているターゲットへ絞って配信することが可能です。

    獲得見込みのある新たなユーザーへリーチできる

    Microsoft広告を使えば、Google・Yahoo!を使っていない方へリーチできます。リスティング広告ではGoogleと同じようにキーワードで入札でき、ディスプレイ広告では興味関心やトピックなどでターゲティング可能です。Microsoft Edge・Bingの使用人数が徐々に増えていること。また、web広告の競合が多いGoogle広告と違い、Microsoft広告はまだ広告を出稿している企業が少ないため、獲得見込みのある新たなユーザーへリーチしやすい状況になっています。

    Google広告をインポートして、すぐに配信を始められる

    Microsoft広告では、Google広告の設定をインポートできます (※1)。Google広告の設定をほとんどそのまま使える(※2)ので、一から広告の設定や入稿作業をする必要はありません。コストや時間をかけずに、すぐに広告配信を始められます。

    ※1…Googleの他に、Facebook、Pinterestの設定もインポート可能です
    ※2…他媒体同様、タグの設定は必要です。Microsoft広告では、コンバージョンやオーディエンスなどを一括管理できる「UET(ユニバーサル イベント トラッキング )タグ」が用意されています

    クリック単価を抑えて成果を出せる

    リスティング広告を行う上では、クリック単価や獲得コストも気になるところです。Microsoft広告は、新規媒体のため競合が少なく、CV率(CVR)は低くなるものの、クリック単価(CPC)は非常に安くなります。弊社では、既存のリスティング広告と大きく変わらないコスト(CPA)で獲得できています。

    Microsoft広告の特徴とGoogle広告、Yahoo!広告との違い

    広告運用担当者の方の中には、Microsoft広告やGoogle広告、Yahoo!広告など、どの広告媒体を選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで本章ではMicrosoft広告の特徴と、代表的な広告プラットフォームであるGoogle広告、Yahoo!広告の違いについて解説します。

    Microsoft広告の特徴

    Bingは世界で2番目に大きな検索エンジンであり、特にビジネスパーソンや専門性の高いユーザーに人気があります。またショッピング広告が充実しており、ECサイト運営者によっては魅力的なプラットフォームです。

    Google広告の特徴

    世界最大の検索エンジンであるGoogleの広告プラットフォームであり、最も多くのユーザーにリーチできます。テキスト広告だけでなく、ディスプレイ広告、動画広告など、多様な広告フォーマットに対応しています。またAIを活用した高度なターゲティング機能により、よりパーソナライズした広告を配信できます。

    ただGoogleは競合が多く、Microsoft広告よりコストが比較的高くなってしまう可能性があります

    Yahoo!広告の特徴

    Yahoo! JAPANやYahoo!ニュースなど、日本国内で高いシェアを持つサービスと連携しており、日本国内のユーザーに効果的にアプローチできます

    ただ全世界でのシェアは低く、外国のマーケットをターゲットにしている場合は、Yahoo!広告の運用は効果が低くなってしまう可能性があります。

    参考:Browser Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

    Microsoft広告の主な種類

    Microsoft広告は主に以下の種類があります。それぞれの種類について解説をします。

    • 検索広告
    • ディスプレイ広告、ネイティブ広告
    • 動画広告、CTV広告
    • リテール広告
    • P-MAX広告
    • アプリのインストール広告
    • Microsoft Store広告

    検索広告

    検索広告とは、ユーザーが特定のクエリで検索した際に、結果表示画面に表示される広告を指します。

    1. 動的検索広告(DSA)

    Microsofの動的検索広告(DSA)は、自身のウェブサイトのコンテンツに基づいて自動的に検索クエリを設定し、そのクエリに基づいて自動的に広告が作成されます。コンテンツを自動的に作成してくれるため、広告作成の時間を削減し負担を軽減できるほか、より精度の高いターゲティングでユーザーに関連性の高い広告の配信が可能になります。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/en/56794/0

    2. マルチメディア広告

    マルチメディア広告は見出し、説明文、画像、ロゴを組み合わせ、潜在顧客の検索クエリを照合します。マルチメディア広告は自分で作成する、最適化案を適用する、レスポンシブ広告をマルチメディア広告にコピーするこの3つの方法があります。ブランドや製品について、大きな画像で宣伝することができるため、競合と差別化できる点をユーザーに明確に伝えることができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/en/60107

    3. レスポンシブ広告

    レスポンシブ広告では最大15個の広告見出しと4個の説明文を指定することで、ユーザーの興味関心にあわせて最適な組み合わせを指定し、効果的な広告を作成することができます。レスポンシブ広告は自動的に作成できるため、広告作成のためのリソースを削減し、またよりユーザーにマッチした広告を掲載することができます。

    ※拡張テキスト広告は新規作成や既存広告の編集はできなくなりました。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/en/60037/0

    4. 検索パートナー

    ユーザーがCVまで至るまでの複数のプロパティやデバイスにまたがって、広告を表示することができます。ユーザーが広告に接触する機会が増え、CVの可能性が高まります。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/en/60146/0

    5. バーディカル広告

    Microsoft AIを活用し、ユーザーのためにパーソナライズドされた広告を自動的に作成します。業種に基づいてそれぞれの特性を考慮し、分野に特化した広告を作成できます。

    参考:https://about.ads.microsoft.com/ja/solutions/ad-products-formats/search/vertical-ads

    6.キャッシュバックプロモーション

    Microsoftサービスで潜在的な顧客にアプローチするために関連するキャッシュバックオファーを表示し、購入を促進することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60136/0

    7.ホテル価格広告(HPA)

    ホテル価格広告(HPA)はリアルタイムの客室価格を検索画面を表示し、予約をしようとしているユーザーにアプローチできます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56880/1

    8.bingスマート広告

    クリック単価制の検索広告をBingスマート検索の結果に表示することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/51081/0

    ディスプレイ広告、ネイティブ広告

    ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告を指します。Microsoft Start、Microsoft Edge、Outlook、Microsoft カジュアルゲーム、Microsoft 365など複数のプロパティに幅広くアプローチすることができます。Microsoft独自のデータやAIを活用し、さらに購買意向の高いユーザーに広告を表示できます。

    参考:https://about.ads.microsoft.com/ja/solutions/ad-products-formats/display

    動画広告、CTV広告

    Microsoft広告の動画広告キャンペーンでは、動画およびコネクテッドTV(CTV)広告を表示することができます。広告のフォーマットやターゲティング、フリクエンシー(広告が表示される頻度)を簡単に管理することができます。

    参考:https://about.ads.microsoft.com/ja/solutions/ad-products-formats/video-ctv

    リテール広告

    Micrsoft広告では小売企業向けに、ショッピングキャンペーンやリテールメディアを活用した広告を表示することができます。特にセルフサービス型プラットフォームを展開しており、ブランドや商品を簡単に宣伝することができます。

    参考:https://about.ads.microsoft.com/ja/solutions/ad-products-formats/retail

    P-MAX広告

    MicrosoftのAIを活用し、広告の効果を最大化することができます。P-MAXとは「パフォーマンス最大化キャンペーン」を指し、AIが複数の広告チャネルを一元管理し、コンバージョンを最大限に増やすことができます。

    参考:https://about.ads.microsoft.com/ja/solutions/ad-products-formats/performance-max

    アプリのインストール広告

    アプリのダウンロードを促進するために広告を表示することができます。アプリへの直接リンクを表示し、ストアに直接誘導することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56836/0

    Microsoft Store広告

    Microsoftストアを閲覧しているユーザーに直接やり取りすることができます。自社のアプリへの接触を高め、ダウンロードやエンゲージメントを高めることができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60158/-1

    Microsoft広告の表示オプションの種類

    Microsoft広告の表示オプションの種類を解説します。これらのオプションを追加することで、さらにCVの可能性を向上させることができます。

    • アクション表示オプション
    • アプリリンク表示オプション
    • 電話番号表示オプション
    • コールアウト表示オプション
    • フィルターリンク表示オプション
    • チラシ表示オプション
    • 画像表示オプション
    • 住所表示オプション
    • ロゴ表示機能
    • プロモーション表示オプション
    • レビュー表示オプション
    • サイトリンク表示オプション
    • 構造化スニペット表示オプション
    • 動画表示オプション

    アクション表示オプション

    テキスト広告の行動喚起ボタン(CTAボタン)です。顧客が注文したり、メッセージを送信するためのボタンが広告に追加されます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60034/1

    アプリリンク表示オプション

    アプリリンク表示オプションを追加し、アプリのインストールを宣伝します。アプリのインストールや、Webサイトへのアクセス増加にも効果が期待できます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/53074/1

    電話番号表示オプション

    電話番号オプションを使うことで、会社への電話番号のリンクを掲載することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56813/1

    コールアウト表示オプション

    広告の説明文に追加して、オファーを強調する文章を追加することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56766/1

    フィルターリンク表示オプション

    サイトに複数のサービスや商品がある場合、それらのリンクを直接広告に表示します。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60062/1

    チラシ表示オプション

    広告にチラシを表示することで、製品や販売イベントなどを紹介することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60124/1

    画像表示オプション

    広告的に視覚的な要素を追加することができます。ユーザーの興味をひきつけることや、広告をクリックした後のアクションをより具体的に示すことができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56706/1

    住所表示オプション

    顧客の住んでいる地域から最寄りの店舗の住所を、電話番号も含め表示することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60124/1

    ロゴ表示機能

    広告にロゴを表示することで、自社のブランドの認知向上に役立つことができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60179/1

    価格表示オプション

    ユーザーに対して、商品やサービスの価格を表示することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56842/1

    プロモーション表示オプション

    特別なプロモーションを強調して表示することができます。またプロモーションコードも同時に表示できます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60046/1

    レビュー表示オプション

    他ユーザーの高評価のレビューを表示することができます。そのまま引用したり、また言い換えることもできます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56767/1

    サイトリンク表示オプション

    Webサイトの他ページに誘導するリンクを表示することができます。キャンペーンごとに最大20個のリンクが設定できます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56823/1

    構造化スニペット拡張機能

    商品やサービスの特定の要素についての情報を表示することができます。ヘッダー1つとそのヘッダーに対応する2~10個のリストを作成できます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56792/1

    動画表示オプション

    製品やサービス、ブランドのイメージを紹介するための動画を表示することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60098/1

    Microsoft広告のターゲティング

    Microsoft広告は独自のターゲティング機能を持っています。本章ではMicrosoft広告のターゲティング機能について解説します。

    デモグラフィックターゲティング

    年齢、性別などのユーザーの属性に基づいてターゲティングをします。ユーザーの分析に基づき、適切なターゲティングを設定しましょう。

    LinkedInとの連携による高度なBtoBターゲティング

    Microsoft広告ではLinkedInデータを活用し、特的の業界、職種、または会社規模に基づいたターゲティングが可能になっています。特にBtoBマーケティングにおいて効果的であり、特定のビジネス層に効果的にリーチすることができます。

    活用例:特定の業界の意思決定者をターゲットにして、新しいソフトウェアの広告を配信する。

    ジオフェイシング(地理的ターゲティング)

    Microsoft広告では地域や特定の半径内でターゲティングを行うことが可能です。これにより、ローカルビジネスを運用する際は特定の地域のユーザーにアプローチすることができます。

    デバイスタイプとオペレーティングシステムターゲティング

    特定のデバイスタイプ(PC、モバイル、タブレット)やOS(Windows、iOS、Androidなど)をターゲットにすることができます。

    オーディエンスターゲティング

    既存の顧客データ(メールアドレスや電話番号など)をアップロードすることで、既存顧客や類似オーディエンスにターゲティングできます。類似オーディエンス機能を活用することで、新たな潜在顧客層を開拓することも可能です。

    カスタムオーディエンス

    自社の顧客データを使用して、より豊富なユーザーセグメントを作成することによって作成されるリマーケティングリストです。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56849/1

    組み合わせリスト

    複数のオーディエンスリストを「AND」、「OR」、「NOT」の条件を組み合わせてアプローチすることができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56953/1

    カスタマーマッチリスト

    顧客のメールアドレスを使用して、Microsoft広告のネットワーク全体で再度顧客にアプローチすることができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56921/1

    カスタムセグメント

    ユーザーが作成または定義したカテゴリで、購入意図シグナルを表示したユーザーをターゲットにすることができます。またマーケット内の対象ユーザーに向けてリストを超え、カテゴリを追加することもできます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60333/1

    動的リマーケティングリスト

    Webサイトで閲覧、検討、または購入された商品に基づいて、顧客と別商品のペアリングを行います。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56910/1

    インプレッションベースのマーケティングリスト

    広告を表示したユーザーのリストです。以前に広告を閲覧したことがある潜在顧客をターゲットとして顧客にアプローチすることができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60324/1

    購買意欲の強いユーザー

    Bingにおいて検索やクリック、またMicrosoftサービスにおいてページ閲覧など、高い購入意欲を示している顧客をまとめたリストを作成できます。とくに潜在顧客にアプローチすることに有効です。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56851/1

    LinkedInプロフィールターゲティング

    LinkedInのプロフィール情報に基づき、潜在顧客にアプローチすることができます。会社名、業界、業種などに基づきターゲティングできます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56905/1

    リマーケティングリスト

    以前にサイトを閲覧した人や、アクセスしたことがあるユーザーのリストを作成することで、CVの可能性を向上することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56935/1

    類似オーディエンス

    既存のリマーケティングリストに基づき、Microsoftが自動的に作成した類似オーディエンスリストを利用し、さらに幅広いユーザーにアプローチできます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56926/1

    Microsoft広告の入札戦略

    次に、Micorosft広告の入札戦略について解説します。また自動的に設定・管理することができます。

    • 完全視聴単価(CPCV)
    • インプレッション単価(CPM)
    • 販売当たりのコスト(CPS)
    • 拡張クリック単価
    • 手動CPC
    • 手動CPI
    • 手動CPM
    • 手動CPV
    • クリック数の最大化
    • コンバージョン数の最大化
    • コンバージョン値の最大化
    • 目標コンバージョン単価制
    • 目標コンバージョンインプレッションシェアによる入札
    • 目標広告費用対効果

    完全視聴単価(CPCV)

    コネクテッドTV(CTV)でのみ使用できます。CTV広告の完全視聴1回ごとに単価を設定します。それに基づいて入札単価が最適化され、最後まで広告を視聴する可能性の高いユーザーに自動的に広告を表示することができます。

    インプレッション単価(CPM)

    オンライン動画広告でのみ使用できます。視聴された動画の1000回再生ごとに単価を設定します。それに基づいて動画へのリーチが最大化されるように入札単価が最適化されます。

    販売当たりのコスト(CPS)

    Microsoft AdvertisingとMicrosoft Advertising APIでサポートされています。製品広告のクリックから24時間以内に販売が発生した場合にのみ、広告費用が発生します。販売当たりの目標コストを設定します。

    拡張クリック単価(拡張CPC)

    対象ユーザーキャンペーン、グローバルな検索キャンペーン、ショッピングキャンペーンにのみ利用できます。新しいキャンペーンを作成した場合にデフォルトで設定しています。広告グループと入札単価を設定し、リアルタイムで入札単価を自動的に調節してくれます。

    手動クリック単価(手動CPC)

    ビデオ広告キャンペーンでのみ利用できます。2024年4月以降、新しく作成したキャンペーンに対して手動CPCは選択できなくなります。

    手動CPI

    アプリ広告キャンペーンでのみ使用できます。アプリ広告キャンペーンのインストールの最大値を設定します。

    手動インプレッション単価(CPM)

    オーディエンス単価にのみ利用できます。1000インプレッション当たりに支払う実際のコストを設定します。

    手動CPV

    オーディエンスキャンペーンのみ使用できます。動画広告の表示ごとまたはクリックごとに支払う金額を設定します。

    クリック数の最大化

    予算内でできるだけ多くのクリック数を獲得するために、自動的に入札単価の調節ができます。また上限CPC(クリック単価)を設定することもできます。

    コンバージョン数の最大化

    検索キャンペーン、ショッピングキャンペーン使用できます。予算内でコンバージョン数を最大化できるように自動的に入札単価が最適化されます。また目標ROAS(広告費用収益率)を設定することができます。

    目標コンバージョン単価制

    検索キャンペーン、ショッピングキャンペーン、対象ユーザーキャンペーンににも利用できます。予算と目標の30日間の平均CPAを設定することで、この目標を目指し自動的に入札単価を設定します。

    目標インプレッションシェアによる入札

    検索キャンペーンでのみ使用できます。予算や広告を表示する場所、目標インプレッションシェアを設定し、自動的に入札単価を設定することができます。

    目標広告費用対効果(ROAS)

    予算と目標の30日間の平均ROASを設定することで、自動的に入札単価を調整することができます。

    参考:https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/56786/1

    Microsoft広告に向いている商品やサービス

    最後に、Microsoft広告に向いている商品やサービスを紹介します。これを参考に、Microsoft広告を運用するかの意思決定をしてみてください。

    1. BtoB商品・サービス

    Bingのユーザー層は、ビジネス関連のケースで用いているユーザーが多い傾向にあります、またMicrosoftのLinkedInプロフィールターゲティング機能により、業種・職種・役職・会社規模などのビジネス層に特化したターゲティングが可能になります。

    2. 地域密着型のサービス

    前述のジオターゲティング機能などを活用することで、特定地域のユーザーに広告を表示することができます。

    3. 他広告媒体で競合が多いキーワード

    他の広告媒体というとGoogle広告を思い浮かべる方が多いかと思われますが、Google広告はユーザーも多い分他広告主との競争も激しいです。Microsoft広告はそれに比べ競合が少なく、クリック単価も低くある傾向にあります。広告の予算にお悩みの方は、Microsoft広告を検討してみてはいかがでしょうか。

    まとめ:獲得コストを抑えてCV数を増やすにはMicrosoft広告がおすすめ

    Microsoft広告とは何で、どのようなメリットがあり、具体的にどのような成果が出ているのかを解説しました。

    Microsoft広告のメリットは次の通りです。

    • ビジネスパーソンにアプローチしやすい
    • 見込みのある新たなユーザーへリーチできる
    • Google広告をインポートして、すぐに配信を始められる
    • クリック単価を抑えて成果を出せる

    獲得コストを抑えつつ、新たなユーザーへリーチしたい方には特におすすめです。

    代理店への依頼を検討されている方は、運用実績があり、成果を出しているfree web hopeへぜひご相談ください。

    【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!

    監修者:古瀬純功

    free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

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