Googleアナリティクス4の特徴
ここではGoogleアナリティクス4の特徴について紹介していきます。
特徴①クロスモバイルプラットフォーム分析が可能
GA4では『Googleシグナル』の機能によりアプリとウェブで同ユーザーのデバイスやチャネルをまたいだ行動分析が可能になっています。
例えば、下記の図のような行動によってユーザーが商品を購入した場合でも、計測が可能で複雑化するカスタマージャーニーが一元的に分析することが出来ます。

特徴②プライバシー問題に対応
GA4はGDPRやCCPAのデータ規制に準拠しているアナリティクスツールです。
世界的にもGDPRやCCPAが規定されプライバシー保護の強化には、より注目されています。
GDPR・・・個人データに関する自然人の保護及び同データの自由な移動に関する規則
CCPA・・・カリフォルニア州の住民に対するプライバシー保護を定めた州法
特徴③成果改善のための機械学習による予測
GA4ではAI学習による自動インサイトが実装され、顧客が将来取るであろう行動を予測することが可能となりました。
このことにより、CVのユーザー分析が可能になり、より売上に結び付きやすいユーザーの分析が出来ます。
ユニバーサルアナリティクスとGA4の違い
普段、ユニバーサルアナリティクスをお使いだと思いますが、GA4との大きな違いは『計測方法と計測単位』です。
ユニバーサルアナリティクスでは計測方法としては『セッション』、計測単位は『ページ』という考え方が用いられていました。
GA4では、計測方法としては『イベント』、計測単位は『ユーザー』が用いられています。
この『イベント』にも「自動的に収集されるイベント」「測定機能の強化」「推奨イベント」「カスタム イベント」の4種類があるため、あらかじめプロパティを確認する人たちの中で計測の要件定義を決めておく必要があると考えています。
GA4の導入方法
今回は、既存のアカウントに新しくGA4のプロパティを作成し、Googleタグマネージャーを使用して導入する方法を紹介します。
※Googleタグマネージャーの使用方法はコチラ
step1.既存のアカウントにログインし、『設定』から『新しいプロパティ』を選択

step2.プロパティ名等を入力

step3.選択項目を記入

step4.データストリームの設定項目を記入

step5.ウェブストリームの詳細から測定IDをコピー

step6.Googleタグマネージャーへログインし、タグの新規作成をクリック

step7.トリガーを『ALL Pages』を選択し、設定

※今回はGoogleタグマネージャーが埋め込まれているすべてのページにGA4を導入する設定方法を紹介しています。
step8.タグの設定から『Googleアナリティクス:GA4設定』を選択

step9.GOOGLEアナリティクスでコピーした測定IDを記入しタグを制作

step10.プレビューモードで発火を確認し公開

step11.GA4プロパティの『リアルタイム』で問題なく計測されているか確認

まとめ
今回のアップデートでは既存のアナリティクスの『移行』ではないため、弊社としては、既存のアナリティクスとGoogle アナリティクス 4 プロパティを併用することを推奨します。またデータを多く蓄積するという事からなるべく早く導入をし、プロパティ内にデータを蓄積しておくことをオススメします。
Cokkieのない未来に備えて、この機会にGoogle アナリティクス 4 プロパティの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
もしかすると、それほど遠くない未来なのかもしれません。
この記事を見て貴社のマーケティング活動のお役に立てれば幸いです。