【リスティング広告】アカウント構成はどう作る？Google広告・Yahoo!広告のポイントを解説！

リスティング広告のアカウント構成とは？

リスティング広告のアカウント構成とは、広告配信を管理するための階層構成のことです。この構成を適切に設計することで、広告の管理がしやすくなるだけでなく、最終的な広告成果にも大きく影響します。

【リスティング広告について詳しくはこちら】

【Google】リスティング広告（検索広告）完全ガイド！設定方法から運用方法まで

【初心者向け】Yahoo!リスティング広告の始め方ガイド！準備と設定まで5ステップ

一般的なアカウント構成は、以下の5つの階層で構成されています。

アカウント
キャンペーン
広告グループ
広告
キーワード

【構成要素1】アカウント

広告主全体の最上位の単位です。請求情報やユーザーアクセス権限などが管理されます。基本的にはドメイン毎に1アカウントを作成し、異なるドメインを持つ場合はアカウントを分ける必要があります。

【構成要素2】キャンペーン

広告の予算、配信地域、配信スケジュールなどを設定する単位です。

例：「飲料」キャンペーン、「冷蔵庫」キャンペーンなど

キャンペーンの中に、関連した広告グループをまとめます。参考として、Google広告でのキャンペーンで設定できる項目を以下に示します。

キャンペーン名
キャンペーンのステータス：有効、一時停止、削除済み
マーケティング目標：販売促進、見込み顧客の獲得、ウェブサイトのトラフィック
ネットワーク（キャンペーンタイプ）
予算：個別のキャンペーン予算または共有予算
コンバージョン目標：購入、申し込みなど
単価設定（入札戦略）
顧客の獲得：新規顧客の獲得を重視または既存顧客と新規顧客平等に割り振り
価値のルール
地域
言語
開始日と終了日
インテントマッチキーワード
動的検索広告の設定
広告のローテーション
リードフォーム設定
キャンペーンURLのオプション
IPアドレスの除外
ブランド

通常、マーケティング目標やブランド戦略、期間に基づいてキャンペーンタイプを選択します。参考として、Google広告でのキャンペーンタイプ一覧をご紹介します。

P-MAXキャンペーン
検索キャンペーン
ディスプレイキャンペーン
動画キャンペーン
アプリキャンペーン
スマートアシストキャンペーン
ショッピングキャンペーン

引用：適切なキャンペーンタイプを選択する - Google 広告ヘルプ

【構成要素3】広告グループ

ターゲティングにおいて関連性の高い広告をまとめる単位です。キャンペーンの下にぶら下がります。商品やサービスなど、同じターゲティングを用いる広告を広告グループでまとめることで、個々にターゲティングを設定する手間がなくなります。

例：広告グループを「飲料」に設定した場合

「ソーダ」、「コーヒー」、「アイスコーヒー」などのキーワードが同一グループでまとめられる

広告グループ全体で入札単価を設定することも、グループ内の個々のキャンペーンにクリック単価を設定することもできます。参考として、Google広告での広告グループ設定項目を解説します。

広告グループを追加するキャンペーン
広告グループ名
広告グループのステータス：有効、一時停止、削除済み
広告グループのタイプ：標準、レスポンシブ（動的）
デフォルトの単価：広告グループの上限CPC
キーワード：最終的ページURL、宣伝する商品またはサービス、キーワード
配信デバイス
ターゲティング（ユーザー属性、オーディエンスなど）
最適化されたターゲティング：指定の予算内でコンバージョンを最大化させるようにターゲティングを調整させる

引用：

広告グループとは - Google 広告ヘルプ

広告グループの仕組み - Google 広告ヘルプ

【構成要素4】広告

実際にユーザーに表示される広告文や画像、リンク先URLを設定します。参考として、Google広告での広告の設定項目について紹介します。

（リスティング広告の場合）

広告を追加するキャンペーン、広告グループ
最終ページURL
表示URLのパス
広告見出し
説明文
画像
ビジネスの名前とロゴ
サイトリンク
広告表示アセット：プロモーション、価格、電話、コールアウト、構造化スニペット、リードフォーム、地域、、アプリ
広告のURLオプション

【構成要素5】キーワード

リスティング広告のキーワードとは、「ユーザーがどのキーワードを検索したら広告が表示されるか」という広告を表示させるトリガーを指します。参考として、Google広告でのキーワードの設定項目を紹介します。

キーワードを追加する広告
キーワード

【詳しくはこちら】【完全ガイド】リスティング広告のキーワード選定法│失敗しない手順とポイントを徹底解説！

リスティング広告のアカウント構成が広告成果に直結する理由

「アカウント構成なんて適当で大丈夫でしょう？」と思っていませんか？実は、このアカウント設計の良し悪しが、広告成果を大きく左右するのです。設計が悪いと、以下のような問題が発生します。

広告費の無駄遣いが増える
データが分散し、改善点がわかりにくくなる
機械学習が十分に機能せず、最適化が進まない

一方で、良い構成にすることで、以下のようなメリットが得られます。

広告の関連性が高まり、クリック率やコンバージョン率が向上する
正しい構成は機械学習の精度を高めてくれる
予算の無駄遣いを防ぎ用対効果改善
機械学習が促進され、パフォーマンスが自動で改善される
管理の手間が減り、トラブルにも対応しやすくなる

1. 検索キーワードと広告の関連性が高まり、広告の成果が改善

適切なアカウント構成を設定することで、ユーザーの検索キーワードと広告の関連性が高まり、広告の成果（クリック率、コンバージョン率）が改善する効果が見込めます。例えばアカウント構成が整理できておらず、「ランニングシューズ」というグループの中に「ランニングシューズ」や「ビジネス革靴」、「サンダル」といった他のニーズがあるキーワードがあるとします。すると「ランニングシューズ」のニーズがあるユーザーに「ビジネス革靴」や「サンダル」といった全く別の広告が表示されてしまう可能性があります。ユーザーのニーズと一致していない広告はクリックされる可能性が低くなります。このような無駄な広告配信を削減し、ユーザーのニーズと一致した広告を配信するためにも、アカウント構成は重要です。

2. 正しい構成は機械学習の精度を高めてくれる

現在のリスティング広告運用では、Googleの機械学習の活用が不可欠です。正しいアカウント構成は、機械学習がより多くのデータを効率的に学習し、最適な広告配信を行う手助けとなります。例えば、関連性の高いキーワードと広告文を同じ広告グループにまとめることで、機械学習は「どのような検索に対して、どの広告文が効果的か」を迅速に判断できるようになります。

3. 予算の無駄遣いを防ぎ費用対効果改善

前述の通り、アカウント構成が適切に設計されていないと、意図しない検索クエリで広告が表示されたり、本来表示されるべきではない広告が配信されたりすることがあります。これにより、無駄なクリックが発生し、広告予算を浪費してしまいます。適切な構成にすることで、広告の関連性が高まり、ターゲットユーザーに効率的にリーチできるようになるため、予算の無駄遣いを防ぎ、広告運用全体の費用対効果を高めることができます。

4. 管理の手間が減り、トラブルにも対応しやすくなる

アカウント構成をシンプルで分かりやすいものにすることで、アカウント管理のリソースを削減することができます。また、広告運用にトラブルが発生した際も、その原因の特定が比較的容易になります。

アカウント構成を作るときの4つの基本ステップ

それでは、実際にリスティング広告のアカウントを設計する際の具体的な手順を見ていきましょう。

キーワードを選定する
広告グループをまとめる
キャンペーンを作成する
広告クリエイティブを作成する

なお、実際の広告管理画面でアカウント構成を作成する際は、この逆の手順をたどることになります（キャンペーン作成→キャンペーンの中に広告グループ作成→広告グループの中にキーワードを含める）。しかしこのように大きなカテゴリの作成から始めると、キーワードやグループの管理がしずらくなってしまう可能性があります。まずはご紹介する手順でアカウント構成を書き出し、それに基づいて設定を行うのがおすすめです。

ステップ1：キーワードを選定する

まずは、どのようなキーワードでユーザーが検索するかを徹底的に洗い出します。自社の商品・サービスに関連するキーワードだけでなく、競合他社が使っているキーワードや、ユーザーの悩み・課題を解決するキーワードなども検討しましょう。キーワードプランナーなどのツールを活用するのも有効です。

【リスティング広告のキーワードについて】【完全ガイド】リスティング広告のキーワード選定法│失敗しない手順とポイントを徹底解説！

キーワードのマッチタイプを決める

キーワードをリストアップしたら、キーワードのマッチタイプを設定します。マッチタイプには「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」などがあり、それぞれ広告が表示される検索クエリの範囲が異なります。

完全一致: 指定した語句と完全に一致する検索、またはその意図が同じ検索にのみ広告が表示されます。最も関連性の高いユーザーにリーチできますが、リーチ範囲は狭くなります。
フレーズ一致: 指定した語句が順番通りに含まれる検索や、その類義語に広告が表示されます。部分一致よりも絞り込まれたリーチが可能です。
部分一致（インテントマッチ）: 関連性の高い検索語句にも広告が表示されるため、幅広いユーザーにリーチできますが、意図しない検索にも表示される可能性があります。

基本的には、機械学習の最適化を促進するため、部分一致（インテントマッチ）を軸に運用し、効果を見ながらフレーズ一致や完全一致を活用していくのがおすすめです。

【キーワードのマッチタイプについて】【完全ガイド】リスティング広告のキーワード選定法│失敗しない手順とポイントを徹底解説！

【Google広告】新規キーワードを追加する方法

※詳しい設定方法については、【完全ガイド】リスティング広告のキーワード選定法│失敗しない手順とポイントを徹底解説！の記事をご覧ください。

1.Google広告の管理画面でキャンペーンアイコン→オーディエンス、キーワード、コンテンツ→キーワードをクリックします。

2.＋ボタンをクリックします。

3.キーワードを追加したい広告グループ・キャンペーンを選択します。

4.キーワードを入力し、保存します。

ステップ2：広告グループをまとめる

選定したキーワードを、関連性の高いもの同士でグループにまとめます。キャンペーン設定（ターゲティング設定や予算など）を使い分ける必要がある場合に、広告グループをまとめるのが推奨されています。

ユーザーの検索意図でまとめる：「英会話スクール　初心者」「英会話スクール　オンライン」など
最終ページURLでまとめる
予算でまとめる
ターゲティング設定でまとめる

これにより、それぞれの広告グループに最適な広告文を表示できるようになります。

引用：効果的なキーワードの選び方 - Google 広告ヘルプ

【Google広告】広告グループの作成方法

1.Google広告管理画面にアクセスし、キャンペーンアイコン→キャンペーン→広告グループを選択します。

2.＋ボタンを押し、広告グループを追加したいキャンペーンを選択します。

3.広告グループの設定をします。

ステップ3：キャンペーンを作成する

予算、配信地域、配信スケジュールなど、広告の大きな枠組みとなるキャンペーンを作成します。まとめ方としては以下を参考にしてください。

商品カテゴリごとにまとめる
ターゲットとする地域ごとにまとめる
広告予算でまとめる

【Google広告】キャンペーンの作成方法

1.Google広告管理画面にアクセスし、キャンペーンアイコン→キャンペーン→キャンペーンを選択します。

2.＋ボタンを押し、キャンペーンを作成します。

3.キャンペーンの設定をします。

詳しいキャンペーンの設定方法については、【Google】リスティング広告（検索広告）完全ガイド！設定方法から運用方法までの記事をご覧ください。

ステップ4：広告クリエイティブを作成する

各広告グループのキーワードに最適化された広告クリエイティブを作成します。キーワードを広告文に含めることで、ユーザーの検索意図との関連性が高まり、クリック率向上に繋がります。また、商品・サービスの強みやメリットを明確に伝え、ユーザーの行動を促すような魅力的な広告文を心がけましょう。

【Google広告】広告クリエイティブを作成する方法

1.Google広告管理画面にアクセスし、キャンペーンアイコン→キャンペーン→広告を選択します。

2.＋ボタンを押し、作成したい広告キャンペーン（今回はレスポンシブ検索広告）を選択します。

3.広告を追加したいキャンペーンと広告グループを選択します。

4.広告クリエイティブを作成します。

引用：広告グループでアカウントを整理する - Google 広告ヘルプ

【各広告媒体別】アカウントで設定できる項目の上限

ここまでリスティング広告のアカウント構成について解説しました。ここでは、1つの広告アカウントで設定できる項目の上限について、各広告媒体別に解説します。

【Google広告】アカウントで設定できる項目の上限

キャンペーン：キャンペーン毎に最大10,000個
広告グループ：キャンペーン毎に最大20,000個
広告：アカウント毎に最大4百万個

引用：Google 広告アカウントで設定できる項目の上限数について - Google 広告ヘルプ

【Yahoo!広告】アカウントで設定できる項目の上限

キャンペーン：最大100個
広告グループ：キャンペーン毎に最大5,000個
広告：アカウント毎に最大400万個、グループ毎に最大50個

引用：検索広告で登録できるキャンペーンやキーワードに上限はありますか？ - ヘルプ - Yahoo!広告

成果が変わる！効果的なアカウント構成のポイント6選

ここからは、機械学習に強く、より成果を出しやすいアカウント構成を作るための具体的なポイントを5つご紹介します。

1. キャンペーンはなるべく1つにまとめ、AIの学習を促進

Googleの機械学習を最大限に活用するためには、キャンペーンをできるだけ少なく、1つにまとめることを検討しましょう。キャンペーンを細かく分けすぎると、学習データが分散してしまい、機械学習の最適化が遅れる可能性があります。予算配分や配信地域など、明確な理由がない限りは、キャンペーンを統合することで、より効率的な学習を促せます。

2. 広告グループもできるだけシンプルに

広告グループも、あまり細かく分けすぎない方が効果的です。理想は、関連性の高いキーワードと広告文を数個の広告グループにまとめることです。これにより、機械学習が広告グループ内のキーワードと広告文の関連性をより正確に判断し、最適な組み合わせで配信できるようになります。

3. キーワードのマッチタイプは「インテントマッチ（部分一致）」が推奨

現在のGoogle広告では、キーワードのマッチタイプはユーザーの検索意図（インテント）に合わせて広告を配信する「インテントマッチ（部分一致）」が一般的です。インテントマッチを活用することで、想定外の関連性の高い検索クエリにもリーチでき、機械学習がより多くのデータを学習できるようになります。一方で、除外キーワードも適切に設定し、無駄な配信を防ぎましょう。

わかりやすい！Google広告の除外キーワード設定方法や正しい選び方を徹底解説

4. キーワードの抜け漏れを防ぐ

関連性の高いキーワードの抜け漏れは、機会損失に直結します。キーワードプランナーや検索クエリレポートなどを活用し、常に新しいキーワードを発掘し、追加していくことが重要です。また、過去の検索データから新しい広告グループやキャンペーンのヒントを得ることもできます。

5. インプレッションシェア損失率にも注目

インプレッションシェア損失率とは、予算不足やランク不足によって広告が表示されなかった割合を示す指標です。この損失率が高い場合、機会損失が発生している可能性が高いです。特に、予算による損失が大きい場合は、キャンペーン予算の見直しを検討しましょう。インプレッションシェア損失率を改善することで、より多くのユーザーに広告を表示させ、成果向上に繋げることができます。なお、インプレッションシェア・インプレッションシェア損失率は広告の管理画面で確認することができます。

ありがち注意点！NGなアカウント構成とは？

次に、リスティング広告の運用で陥りやすい、NGなアカウント構成について解説します。これらの構成は、機械学習の妨げになり、広告効果を低下させる原因となるため注意が必要です。

1. マッチタイプごとに広告グループを分けている

かつてはマッチタイプごとに広告グループを分ける「SKAG（Single Keyword Ad Groups）」のような手法が推奨されていましたが、現在の機械学習が主流の環境においては、マッチタイプごとに広告グループを分けるのはNGです。データが分散し、機械学習が十分に機能しなくなるため、広告の最適化が進みにくくなります。

2. 商品・サービスごとにキャンペーンを細かく分けすぎている

キャンペーンを細かく分けすぎると、上記と同様に学習データが分散してしまいます。例えば、「商品Aのキャンペーン」「商品Bのキャンペーン」といったように、必要以上に細分化することは避けましょう。予算配分の柔軟性が失われたり、最適化に時間がかかったりする可能性があります。

3. 広告グループに1キーワードしか入れていない

1つの広告グループに1つのキーワードしか入れない、いわゆる「SKAG」は、現在の運用環境には適していません。機械学習が効果的に機能するためには、ある程度のキーワードボリュームとデータ量が必要です。関連性の高い複数のキーワードを1つの広告グループにまとめるようにしましょう。

Google推奨「Hagakure構成」とは？

Googleが推奨するアカウント構成として過去に注目されていたのが、「Hagakure構成（葉隠構成）」です。これは、最小限のキャンペーンと広告グループを用いて、複数の広告・キーワードをまとめるアカウント構成です。従来は1つのキーワード・広告に対して1つの広告グループを割り当てていましたが（いわゆるSKAG）、キーワードや広告を広告グループでまとめることにより、機械学習をより効率化することができます。スマート自動入札と動的検索広告の自動化をすると、利用が可能になります。

引用：The Hagakure method for Search and Google Ads - Think with Google

1. データが集まりやすくなり機械学習が進む

Hagakure構成では、キャンペーンや広告グループを極力統合するため、データが特定の箇所に集中して集まりやすくなります。これにより、Googleの機械学習がより迅速かつ正確にユーザーの意図を把握し、最適な広告配信を自動で行うことができるようになります。結果として、広告のパフォーマンスが向上しやすくなります。

2. PDCAが早く回るアカウントに

構成がシンプルになることで、運用にかかる手間が大幅に削減されます。余計な設定項目が減り、管理画面もすっきりするため、改善点の発見や施策の実行がスムーズに行えます。これにより、PDCAサイクル（Plan-Do-Check-Action）を迅速に回せるようになり、広告運用全体の効率が格段に向上します。

リスティング広告のアカウント構成にお悩みの場合は、広告代理店への依頼がおすすめ！

ここまでリスティング広告のアカウントについて解説をしましたが、「複雑で設定方法がいまいちわからない…」「設定したはいいものの、今後管理・改善できるリソースがない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そのような場合は「広告代理店へアカウント管理を依頼」することがおすすめです！

free web hopeでは、広告アカウントの管理や分析ツールの導入（GA4など）、また最終的なインハウス運用までのサポートを提供しております。本章では、広告運用のインハウス化のご支援を行った実績をご紹介します。

「1人ではインハウス化を達成できなかった」広告運用に立ち向かう姿に差し伸べられた手とは？

福岡県に本社を構える「ガードナー株式会社」は、介護用品や健康器具の製造及び販売などを手がける会社です。「世の中のためになる製品」を作り続けており、主力となる腰・腰椎用サポーター「ガードナーベルト」は累計販売本数50万本を突破。

他にも、フィットネスやゴルフに特化したタイプのベルト、寝ながらでも髪の毛が洗えるルームシャンプーなど、ユニークなアイデアをカタチにした製品は、イベントやネットをきっかけに多方面から注目されています。

今回お話を伺うのは、ガードナー株式会社常務取締役関秀平さん。同社の広告運用を担当する関さんは、広告運用の内製化（インハウス化）を任されることになりましたが、多数の課題を抱えていました。

free web hopeは、ガードナー株式会社の広告運用をはじめ、インハウス化から現在に至るまで、広告運用に関するサポートを継続しております。

本記事では、関さんとガードナー株式会社をサポートする、弊社コンサルタント/広告運用担当の古瀬純功と共に、当時を振り返ります。

free web hopeに依頼したきっかけは何ですか？

関様：当時は他社さんでの広告運用がうまくいかず、数十社の広告代理店さんに話を聞いていた時期で、最後の最後に出会ったのがfree web hopeさんでした。

社長の相原さんが持つクリエイティブな感覚、マーケターである林さんの数字に対する意識にも惹かれ、僕たちの想いを実現してくれる会社だと確信しました。

契約後はfree web hopeさんに広告運用を一任していたのですが、しばらくしてから社内でのインハウス化が決まったんです。

インハウス化を目指すうえでどのような課題がありましたか？

関様：僕自身、広告の基礎的な知識はありましたが、ツールの使用方法に対する理解に乏しく、どのような状況で広告運用を任されました。

まだまだ知識も経験も足りないなか、大きな広告予算を動かすことは、今思い返すと正直恐怖でしたね。

インハウス化に向けて古瀬とどのように取り組んだのですか？

関様：古瀬さんのお力を借り、GA4の勉強会を週に1回始めることになりました。

GA4の基礎から専門的なテクニックまで数回にわたり、古瀬さんから丁寧にレクチャーしていただきました。

関様：同じ質問であっても、古瀬さんは何回でも答えてくれました。

教わった内容はすぐに業務に活かし、理解を深めながら広告運用の知識とスキルを身につけることができました。

施策に追われ責任も増えていきましたが、不思議と苦労は感じず、むしろこなしていく楽しさのほうが大きかったです。

確実に言えるのは、古瀬さんの協力がなければ、インハウス化はもっと難しかったということ。free web hopeさんから、古瀬さんはGA4マスターだと紹介を受けましたが、僕にとっては「師匠」とも言えるべき存在ですね。それほどまでに弊社のインハウス化に貢献してくださったんです。

インハウス化に伴う結果はいかがですか？

関様：お客様1人あたりの獲得費用を維持しながら、現在の広告予算は当時の4～5倍にアップしました。インハウス化をきっかけに、社内での稟議や承認もスムーズになり、よりスピーディーな広告運用を実現できています。

また、市場規模の拡大とともに、自社の広告運用も成長し、製品の売上にも貢献できています。弊社の広告運用や成果が注目され、最近ではMeTa社での運用事例セミナーに登壇する機会にも恵まれました。

【詳しいインタビューはこちら】「1人ではインハウス化を達成できなかった」広告運用に立ち向かう姿に差し伸べられた手とは？

まとめ：アカウント構成の最適化で広告効果を最大化しよう！

リスティング広告の成果を最大化するためには、単にキーワードや広告文を調整するだけでなく、その土台となるアカウント構成を最適化することが不可欠です。本記事でご紹介したように、Googleの機械学習を最大限に活用できるシンプルなアカウント構成を意識することで、広告のパフォーマンスは大きく向上します。「自社のアカウント構成、これで本当に大丈夫？」と感じたなら、ぜひこの機会に見直し・改善に挑戦してみてください。

株式会社free web hope はCX(顧客体験）とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに！公式HP、左下のボタンからお悩みをお聞かせください。

【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開！

監修者：古瀬純功

free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当：Xアカウント

【FAQ】リスティング広告のアカウントよ構成についてよくある質問

最後に、リスティング広告のアカウント構成についてよくある質問をまとめました。

Q1: アカウント構成は一度作ったら変えられない？

A1: いいえ、運用状況や成果に合わせて柔軟に変更していくべきです。成果が伸び悩んでいる場合や、新しい商品・サービスを追加する際には、アカウント構成の見直しを検討しましょう。

Q2: 過去のキャンペーンは削除すべき？

A2: 不要なキャンペーンは削除しても問題ありませんが、過去のデータはレポートとして残るため、分析のために残しておくことも可能です。ただし、アクティブなキャンペーンは整理してシンプルに保つことが重要です。