Web広告代理店の乗り換え・切り替えの注意点│最新トレンドに強い代理店の選び方

【あわせて読みたい！】

リスティング広告の乗り換え・切り替えの注意点、新しい代理店の選定方法を紹介

Web広告代理店の乗り換えを検討すべき3つのタイミング

「あれ、これは代理店の乗り換えを検討すべき？」「もう少し様子を見てみようかな、、」そう迷ったら以下の３つのポイントから判断してみましょう。

パフォーマンスが低下している
最新技術やトレンドの遅れが感じられる
コミュニケーション問題が多々
料金体系に不満がある

パフォーマンスが低下している

既存の広告代理店が設定したKPI（重要業績評価指標）や目標を達成できていない場合、乗り換えを検討するタイミングかもしれません。例えば、広告キャンペーンのROI（費用対効果）が低下している、または売上目標に長期間届かない場合は、代理店のパフォーマンスが原因である可能性があります。

広告運用成果は外部的要因などに影響される場合もありますし、自社側の情報共有の不十分さが原因だったりすることもあり得るので、代理店が全て悪いとは言い切れません。ただ、パフォーマンスの低下が見られた場合は運用のどこに原因があるのかはっきりさせておく必要があります。

コミュニケーション問題が多々

広告代理店や担当者からのレスポンスが遅かったり、コミュニケーションが不十分、改善施策がない、レポートの提出が少ないなどの不満がある場合は乗り換えをオススメします。

特に以下の点で不満を感じたことはないかチェックしてみてください。

対応・連絡が遅い
業務にミスが多い
期日が守られない
分析レポートがないなど情報共有が不十分

人と関わる以上多少のトラブルや摩擦は避けられませんが、パートナーとして目標に向かって一緒に戦う以上、できる限り仕事中のストレスは減らしたいですよね。

乗り換え（リプレイス）が必要かも？と感じたら慌てずタイミングや注意点、乗り換え方法を確認しておきましょう。

料金体系に不満がある

Web広告代理店の広告運用費は、主に以下の3つの料金体系があります。

手数料率型 = 広告費に一定の手数料率(10~30%)をかけた金額を手数料として支払う
手数料固定型 = 広告費に関わらず、固定の金額を手数料として支払う
成果報酬型 = 成果（コンバージョンや売上など）に応じて報酬成果を支払う

まずは貴社の現状と、現広告代理店の料金形体が納得できるものかどうかを確認しましょう。

「現広告代理店は手数料率型を採用しているが、成果を出していないのに手数料を払うのは納得いかない」→手数料固定型や成果報酬型に乗り換え
「広告費用が限られているので、手数料固定型は厳しい」→手数料率型や成果報酬型に乗り換え

以上のように、料金体系を見直すことで無駄なコストの削減に繋がります。

【あわせて読みたい！】

Web広告代理店の乗り換えについて：Web広告代理店の乗り換え（リプレイス）タイミング？注意点は？

Web広告代理店への依頼費用について：【Web広告】依頼費用はいくらがベスト？費用相場・広告予算の設定方法まで解説

Web広告代理店を乗り換えるメリット・デメリット

この章では、Web広告代理店を乗り換えるメリット・デメリットについて解説します。

広告代理店を乗り換えることで現在の広告運用が改善することも期待できますが、一方もちろんデメリットもあります。

乗り換えのメリット・デメリット両方を検討した上で、乗り換えの意思決定をしましょう。

Web広告代理店を乗り換えるメリット

新しい戦略や視点の導入

新しい代理店に変更すると、現在とは異なる戦略や最新のマーケティング手法を取り入れ、広告運用の幅が広がります。結果、広告運用のパフォーマンス向上が期待できます。

コスト削減の可能性

競争が激しい代理店市場では、新規顧客獲得のために他社と比較してさらに料金を下げている場合があります。これにより、乗り換えによってコスト削減を実現できる可能性があります。

また、より柔軟な料金体系や新しい費用対効果の高いプランを提案してくれ、ROI（費用対効果）の向上が期待できます。

契約や業務内容の見直し

広告代理店の乗り換えが契約条件や業務範囲の見直のきっかけとなり、自社に不要なサービスを削減することでコストの最適化が図れます。

また新規代理店の契約内容によっては報告頻度や作業範囲など自社に最適な内容にカスタマイズできることがあります。

新しい技術やツールの活用

近年のDX化は広告代理店業界の間でも広がり、AIやデータ分析ツールを駆使し、ターゲットの精度を高める技術を持っている代理店も増えています。

新しい代理店に移行することで、最新のテクノロジーを活用したマーケティング手法が導入できるかもしれません。

Web広告代理店を乗り換えるデメリット

以前の代理店から広告アカウント・データ分析ツールを引き継げない可能性がある

以前の広告代理店に広告アカウント・データ分析ツールを任せている場合、契約内容によってはアカウントを引き継げない場合があります。この場合、一からアカウントを作り直さなければなりません。

また新しい広告アカウントは、機械学習によって最適化されていきますが、一定の期間が必要となります。学習期間中は、一時的に成果が低下する可能性があります。

コミュニケーションの再構築

当たり前ですが担当者が変わるため、以前の代理店に伝えていた情報を再度説明する必要があります。また信頼関係を築くまでには時間がかかる、相性が合わないなどの問題が生じる可能性もあります。

Web広告のトレンドにキャッチアップするメリット

ROIの最大化ができる
CX(顧客体験管理）の向上
市場の変動に迅速に対応できる

広告トレンドにキャッチアップすることで、より高いROI（費用対効果）を実現することが可能になります。具体的には、最新のAIアルゴリズムを用いたターゲティングを行うことで、従来の手法よりも精度が高く、無駄な広告費用を削減できます。また、トレンドにキャッチアップすることで、本当に効果的なメディアやフォーマットにだけ投資できます。たとえば、動画広告が注目される中、静止画広告に依存し続けると、同じ予算でも得られるリーチやエンゲージメントが減少する可能性がありますよね。

また近年、企業は「購買を超えて」消費者とのエンゲージメントを求められる時代と変化し、マーケティングの焦点が消費者の「購買」から「エンゲージメント」いわゆる、CX(顧客体験)に置かれ始めました。ですから、トレンドにキャッチアップするということは、顧客へよりパーソナライズされた体験を提供でき、その結果、長期的エンゲージメントの向上へとつながります。(注1)

Web広告のトレンドを無視すると、市場の急激な変動に対応できなくなるリスクがあります。消費者の嗜好が急激に変わった場合や、新しい規制が導入された際に、トレンドに沿った戦略を取っていれば、すぐに軌道修正が可能ですが、トレンドに遅れを取ると、変化に対応するための時間と費用が増大してしまいます。

Web広告代理店の乗り換え（リプレイス）に必要なステップ

現代理店との契約の確認
新しい代理店を選ぶ
契約と移行準備
移行後のフォローアップ

1. 現代理店との契約の確認

現在の代理店との契約書を詳細に確認し、解約に関する条件や通知期間などを把握してください。またアカウント移管が可能かどうか、途中解約に対する違約金発生の有無の確認も重要です。

2. 新しい代理店を選ぶ

現代理店との状況整理が終わった時点で、候補先となる新しい代理店を調べます。

自社のマーケ目標、KPIや広告予算など明確にした上で調べると、候補先が見つかりやすくなります。インターネット上で調べたり、知人に紹介してもらったり、紹介プラットフォームなどを利用してなるべく多くの代理店の情報を入手し、比較検討しましょう。ただし、最初から一つの代理店に絞ってしまうと、乗り換えしても現代理店との状況と似たようなシチュエーションに陥りかねないので注意が必要です。

3. 契約と移行準備

新規の広告代理店を無事見つけられた場合、契約を結び移行準備となります。

契約条件を詳細に確認し、サービス内容、料金、契約期間、成果測定の基準などを明確にします。契約書に署名する前に、全ての条件に合意していることを確認した上で、配信開始に向けて代理店と準備を始めましょう。

4. 移行後のフォローアップ

新しい代理店とのパフォーマンスを評価し、設定した目標やKPIに対する進捗を確認します。長期的な視点で、新しい代理店による広告戦略の成果や目標達成度やROIなどを定期的にチェックし、必要があればオープンな話し合いで改善に向けて双方の方向性を確認することが大事です。

前代理店とのコミュニケーション問題があった場合は、代理店との関わり方を見直した上で新規の代理店と関わるとスムーズに物事が進むでしょう。

【あわせて読みたい！】

【7ステップ】広告代理店選び方完全ガイド！21個の比較ポイントも紹介

Web広告代理店を乗り換える際の注意点

最後に、Web広告代理店を乗り換える際の注意点を解説します。現広告代理店から乗り換えを検討している際、早まってしまいがちですが、以下の注意点も考慮して慎重に選定をしましょう。

1. 現在の代理店との契約内容の確認

解約に伴う違約金や、アカウントデータ引き継ぎに関する規定など、現代理店との契約内容をしっかりと確認しましょう。蓄積されたデータの所有権がどちらにあるのかを確認し、必要なデータを引き継げるように手続きを進めましょう。

2. 広告アカウント・分析ツールのデータの引継ぎ

１に付随して、代理店が広告アカウント・分析ツールを保有している際は、必要なデータがどのような形式で引き継げるのかを確認しましょう。アカウントデータが引き継げなかった場合、アカウントを一から構築しなければならない手間がある他、今までのデータを失ってしまい、広告運用に支障をきたす恐れがあります。また引き継ぎができた場合でも、現在のツールと新しいツールの連携がスムーズに行えるか確認しましょう。

3. 乗り換え直後は数値が悪化する可能性がある

広告代理店の乗り換え直後の1～2か月は数値が悪化する可能性があることをあらかじめ考慮しておきましょう。特に前述の通りアカウントの設定が引き継げなかった場合、それまで蓄積したデータが０になるので、元のパフォーマンスを再現することは難しいです。数値が悪化してもあせらずに、しばらくは動向を見るように心がけましょう。

失敗しないために、Web広告代理店の乗り換え前に準備しておくこと

Web広告代理店の乗り換えの意思決定をして終わりではなく、適切な代理店を選定し、その後移行をスムーズにするためにも、自社側でいくつか準備しておいた方が良い点をいくつかご紹介します。乗り換えを失敗しないためにも、事前に以下の3つのポイントを確認しておきましょう。

①自社の現状の課題を分析する

現状の広告運用で何が課題なのかを整理し、具体的に改善したいポイントを明確にすることが重要です。例えば、「CVが伸び悩んでいる」「コスト効率が悪い」「担当者のレスポンスが遅い」などの理由をリストアップし、それを基に新しい代理店に希望を伝えましょう。

②目標KPIの設定と運用体制の整備

①に付随して、課題分析した後は、乗り換え後の運用が計画通りに進むよう具体的なKPIを設定しましょう。コンバージョン数やCPA（顧客獲得単価）、ROAS（広告費用対効果）など、具体的な数値目標を定めておくことで、代理店も目標達成に向けて最適な施策を提供しやすくなります。

③複数の代理店を検討する

代理店選びでは、必ず複数の代理店を比較検討しましょう。特に注目すべきポイントとして、以下の4つを紹介します。

実績：自社と同業種での運用経験があるか、成功事例があるか。
提案内容：課題に対して具体的な提案があるか。
費用対効果：料金体系が明確であるか、費用に見合ったサービスが期待できるか。
担当者：担当者の広告運用知識やコミュニケーションスキルはどうか。フィーリングが合うかどうか。

広告代理店乗り換えで相談申し込み件数「2.5倍」に成功した保険会社の話。

今回、株式会社アイリックコーポレーション様は既存代理店から株式会社free web hope(フリーウェブホープ)乗り換えを決めてくださいました。

アイリックコーポレーションは顧客満足度No.1(※1)の、日本初となる来店型の保険ショップ(※2)「保険クリニック」を全国約260店舗で展開している保険会社です。

※1…2022年オリコン顧客満足度調査来店型保険ショップ総合第1位

※2…「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン」

店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義　東京商工リサーチ調べ（2018年6月）

左に株式会社アイリックコーポレーション一同様、右内側からfree web hopeの林健一、古瀬純功、榊原美咲

抱えていた課題

CPAが高騰に対して施策の頭打ち
事業拡大に伴う新規施策

得られた成果

商圏分析からキャンペーン構造・コミュニケーション戦略を見直し....

保険相談申込件数が約2.5倍
運用型広告のCPAを約70％改善

支援領域

広告運用
LPO
データ分析

乗り換え（リプレイス）成功要因

複数の広告代理店からの提案を吟味し、これからの自社ビジネスに「期待を超える」ビジョンを与えてくれそうなものを選んだ

free web hope から株式会社アイリックコーポレーション様へインタビュー

free web hopeに最終決定した決め手は何でしたか？

乗り換え検討の際、他社はリスティング広告における広告文のタイトルや説明文など、クリエイティブの修正提案に止まるものが多かったですが、free web hopeは「広告運用で流入したユーザーの受け皿をどのように最適化するか」を提案してくださいました。ランディングページの設計を含めて詳細にプランを提案してくだいました。

実際依頼してみて、弊社の対応はいかがでしたか？

free web hopeがいつでもチャットで返信/対応してくれる安心感は頼もしいですし信頼できます。打ち合わせも週に1回以上行うので、進捗を都度共有して相談できるのはありがたいです。数ヶ月単位で担当者が変更されないこともあり、中長期でプランを立てて並走できるのもありがたいです。

【より詳しい内容はこちら】

全国約260店舗展開の保険相談申込件数が約2.5倍に。マーケティング活動を最大化させるための道のり

まとめ：戦略的なWeb広告運用が、企業の成功を後押しする

最新トレンドに対応する広告代理店を選ぶことで、長い視点で見たROI(費用対効果）は向上が期待できます。もし、現代理店の最新の技術やトレンドへの対応が遅いと感じている場合は乗り換えを行なってしまう方が良いかもしれません。

弊社はCX(顧客体験）とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。弊社では、長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げた戦略的運用を提供しています。

広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeへ！公式HP、左下のボタンからお問い合わせください。スピーディーに対応させていただきます。

【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】

free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開！

監修者：古瀬純功

free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当：Xアカウント

参照：注1）池尾恭一「**消費者行動研究の 30 年マーケティング論の見地から」**日本消費者行動研究学会,P44-45（https://www.jstage.jst.go.jp/article/acs/28/1_2/28_202203.006/_pdf）