ディスプレイ広告

ビュースルーコンバージョンとは?仕組み・使い方・各広告媒体での設定方法を画像付きで解説!

    広告運用において、効果測定は非常に重要です。しかし、「クリックスルーコンバージョン」だけを見ていては、広告の本当の効果を見逃しているかもしれません。そこで、ビュースルーコンバージョンをおすすめします。ビュースルーコンバージョンとは、クリックまでには至らなかったものの、間接的にコンバージョンに繋がった広告の効果を測る指標です。本記事では、ビュースルーコンバージョンの概要や計測の定義、各広告媒体での設定方法・確認抱負を画像付きで解説しております。ぜひ最後までご覧ください。
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    目次

    ビュースルーコンバージョンとは?

    広告の効果測定といえば、ユーザーが広告をクリックしてWebサイトに訪れ、その後に購入や問い合わせなどの成果(コンバージョン)に至った数を計測する「クリックスルーコンバージョン」が一般的です。しかし、広告の効果はクリックだけではありません。ユーザーは広告を見ただけでも、その商品やサービスを認知し、後日別の経路からコンバージョンに至ることもあります。この、広告を見た(インプレッション)後にクリックはしなかったものの、間接的にコンバージョンに繋がった広告の効果を測るのが「ビュースルーコンバージョン」です。

    ビュースルーコンバージョンの定義

    ビュースルーコンバージョンとは、ユーザーが広告を視認(インプレッション)した後、その広告をクリックすることなく、一定期間内に別の経路(自然検索、直接アクセスなど)でコンバージョンに至った場合に計測されるものです。ここで重要なのは、「広告を見た時点でクリックしていない」という点です。広告を見たことが、その後のコンバージョンに影響を与えたと考えられる場合にカウントされます。

    ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンの違い

    「クリックスルーコンバージョン」は、ユーザーが広告をクリックし、そのセッション内または一定期間内にコンバージョンした場合を指します。一方、「ビュースルーコンバージョン」は、広告のインプレッションがあったもののクリックはされず、その後、別の経路でコンバージョンした場合を指します。

    例えば、新しいコーヒーメーカーの広告をWebサイトで見たとします(これがインプレッション)。その時は特に何もせずサイトを離れましたが、数日後、コーヒーが切れたのをきっかけに、以前見たコーヒーメーカーを思い出し、Googleで検索して購入したとします。この場合、広告のクリックはしていませんが、広告を見たことが購入のきっかけになったと考えられます。これがビュースルーコンバージョンです。もし、広告を見てすぐにクリックし、その流れで購入したら、それはクリックスルーコンバージョンとなります。

    ビュースルーコンバージョンの計測期間(アトリビューションウィンドウ)

    先ほどビュースルーコンバージョンは「ユーザーが広告を視認したのち、一定期間後にコンバージョンがあった場合」に計測されると述べました。このように、ビュースルーコンバージョンには一定の計測期間、つまり「広告の視認からどのくらいの期間に達成されたコンバージョンをビュースルーコンバージョンとみなすか」が広告媒体ごとに定義されています。例えば計測期間が15日以内に設定されている場合、広告の視認から15日以内に達成されたコンバージョンが「ビュースルーコンバージョン」として計測されます。各広告媒体でのビュースルーコンバージョンの計測期間については、後の章で解説します。

    ビュースルーコンバージョンが利用できる広告媒体

    以下に、ビュースルーコンバージョンが利用できる主要な広告媒体を挙げます。なお、各広告媒体でのビュースルーコンバージョンの設定方法や確認方法、計測条件については後の章で解説します。

    • Google広告
    • Yahoo!広告(ディスプレイ広告)
    • Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)
    • X広告

    ちなみに、LINE広告ではWeb計測は対応しておらず、アプリ計測では特定の条件のもと計測が可能です。

    引用:【LINE広告】ビュースルーコンバージョン(VTCV)の計測は可能ですか? | LINE for Business

    ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンが同時に発生している場合の考え方

    ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンが同時に発生している場合、一般的にはクリックスルーコンバージョンが優先されます。クリックスルーコンバージョンは実際に広告がクリックされ、その結果コンバージョンに至ったというユーザーの具体的な行動を獲得しているので、より直接的な広告の効果を表す指標として考えらているためです。

    例えば

    • 4月1日に広告Aが表示
    • 4月2日に広告Bがクリック
    • 4月3日に自然検索で流入し、コンバージョンに至る

    以上の場合、広告Bは実際にクリックを獲得しているため、広告Bのクリックスルーコンバージョンが計上され、広告Aのビュースルーコンバージョンは計測されません。

    参考として、Yahoo!広告でのビュースルーコンバージョンの計測定義をご紹介します。

    ビュースルーコンバージョン計測期間内に複数の広告のインプレッションがあった場合

    最後のインプレッションがあった広告を関連付けます。

    ビュースルーコンバージョン計測期間内に、同一広告のインプレッションとクリックがあった場合

    ビュースルーコンバージョンはカウントされず、クリックスルーコンバージョンがカウントされます。

    コンバージョンの発生直前にインプレッションがあった場合でも、ビュースルーコンバージョンの計測期間内にクリックが発生している場合

    クリックスルーコンバージョンが計測され、ビュースルーコンバージョンは計測されません。

    引用:ビュースルーコンバージョンとは - ヘルプ - Yahoo!広告

    ビュースルーコンバージョンの重要性

    クリックスルーコンバージョンだけを見ていると、広告がもたらす全体的な効果を見落としてしまう可能性があります。特に、認知度向上やブランディングを目的とした広告キャンペーンでは、直接的なクリックだけでなく、広告を見たことによる間接的な効果も重要になります。ビュースルーコンバージョンを計測することで、これらの間接的な効果を把握し、より正確な広告効果測定が可能になるのです。ここでは、ビュースルーコンバージョンの重要性についていくつかご紹介します。

    • ユーザーのタッチポイントの多様化
    • 認知やブランディングの効果を測定できる

    1. ユーザーのタッチポイントの多様化

    現代のユーザーは、一つの商品やサービスを知るまでに、複数の広告や情報に接触することが一般的です。SNS広告、ディスプレイ広告、動画広告など、様々なタッチポイントを通じて情報を得ています。ビュースルーコンバージョンを計測することで、ある広告が直接的なクリックに繋がらなくても、その後のコンバージョンにどのように影響を与えているのかを理解することができます。

    2. 認知やブランディングの効果も測定できる

    ビュースルーコンバージョンは、広告がユーザーの認知度向上や興味関心を喚起し、結果的にコンバージョンに繋がったという間接的な効果を可視化できます。「クリックはされなかったけれど、広告を見た人が後日購入してくれた」というデータは、広告の潜在的な影響力を示す重要な指標となります。ブランディングキャンペーンにおいては、特にこの指標が重要になります。

    ビュースルーコンバージョンを使うべきシーンとは?

    ビュースルーコンバージョンは、特定の業種やキャンペーンにおいて特に有効な指標となります。以下にその例を挙げます。

    • 高単価商品や検討期間が長い商品
    • ブランディング目的の広告配信
    • ある広告のコンバージョン数が少ない場合

    1. 高単価商品や検討期間が長い商材

    自動車、不動産、高額な家電製品など、購入までに時間をかけて比較検討する商材の場合、ユーザーは複数の情報源に触れます。広告を一度見ただけではすぐに購入に至らなくても、後日検討を重ねてコンバージョンすることがあります。このような商材では、ビュースルーコンバージョンを把握することで、広告が潜在顧客の購買意欲を高めているかを測ることができます。

    2. ブランディング目的の広告配信

    ブランドの認知度向上やイメージ形成を目的とした広告キャンペーンでは、直接的なクリックよりも、多くの人に広告を見てもらうことが重要になります。ビュースルーコンバージョンを計測することで、広告がどれだけ多くの人にブランドを認知させ、その後のコンバージョンに繋がっているのかを評価できます。

    3. ある広告のコンバージョン数が少ない場合

    広告のコンバージョン数が少ない場合、その広告は配信を停止するべきでしょうか?コンバージョン数が少なくても、広告の効果を発揮できていないとは限りません。なぜなら、コンバージョン数が少なくても、ビュースルーコンバージョンが発生しており、実はコンバージョン貢献度が高いという場合も考えられるからです。ですので、コンバージョン数が少ない場合でもすぐに配信を停止せずに、ビュースルーコンバージョンが発生していないかを確認しましょう。

    各広告媒体でのビュースルーコンバージョンの計測条件・計測期間(アトリビューションウィンドウ)

    各広告媒体によって、ビュースルーコンバージョンの計測条件・計測期間(アトリビューションウィンドウ)が異なります。ここでは、代表的な広告媒体でのビュースルーコンバージョンの計測条件について解説します。

    Google広告(ディスプレイ広告、動画広告)

    Google広告では、コンバージョンアクションの作成または変更時に計測期間を設定することができます。デフォルトの計測期間は30日間です。

    ディスプレイ広告の場合、最後の視認範囲のインプレッションが関連付けられます。画面内に広告の50%以上が1秒以上表示された場合に視認範囲のインプレッションとみなされます。動画広告のビュースルーコンバージョンは、動画広告の最後のインプレッションが関連付けられます。30秒以上もしくは最後まで視聴された場合、「視聴」とみなさビュースルーコンバージョンは計測されません。

    引用:

    計測期間について - Google 広告 ヘルプ

    コンバージョン トラッキング データについて - Google 広告 ヘルプ

    Yahoo!広告

    ビュースルーコンバージョンの計測条件は、インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された場合です。「視認領域」とは、広告の50%以上の範囲が1秒以上連続して表示された場合を指します。計測期間は1日間(ビュー発生から24時間)で、変更はできません

    引用:ビュースルーコンバージョンとは - ヘルプ - Yahoo!広告

    Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)

    Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)では、ビュースルーコンバージョンはビューアトリビューションという名称です。計測期間は、インプレッションから1日以内にカウントされたコンバージョンを計測します。インプレッションの定義は、広告が初めて表示された場合にカウントされます。

    引用:

    インプレッション | Metaビジネスヘルプセンター

    アトリビューション設定について | Metaビジネスヘルプセンター

    X広告(旧Twitter広告)

    X広告(旧Twitter広告)では、ビューアトリビューションはポストビューアトリビューションという名称です。計測期間はデフォルトで1日、設定で、なし、1、7、14、30、60、90日間に変更できます。

    引用:概要 | Docs | Twitter Developer Platform

    各広告媒体でのビュースルーコンバージョン設定方法

    主要な広告媒体では、ビュースルーコンバージョンを計測するための機能が提供されています。それぞれの媒体で設定方法や確認方法が異なりますので、以下に解説します。

    Google広告の設定方法

    Google広告でビュースルーコンバージョンを設定するには、まずはコンバージョンアクションを設定する必要があります。まだコンバージョンの設定がお済ではない方は、以下の記事をご覧ください。

    【Google広告でコンバージョンを設定する方法】【2025年版】Google広告のコンバージョンを設定する方法を詳しく解説

    コンバージョンアクションの設定をする際に、ビュースルーコンバージョンも設定も設定することができます。ここでは、既存のコンバージョンアクションのビュースルーコンバージョンを設定する方法を解説します。

    1,Google広告の管理画面にアクセスし、目標→コンバージョン→概要を開きます。

    2.ビュースルーコンバージョンを設定したいコンバージョンアクションをクリックします。

    3.設定タブを開きます。

    4.「ビュースルーコンバージョンを計測期間」の項目でビュースルーコンバージョンの計測期間を設定します。

    Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)での設定方法

    Meta広告では、広告キャンペーンを作成する際にビュースルーコンバージョンを設定することができます。

    1. Meta広告マネージャで新しいキャンペーンを作成し、キャンペーンの目的として[売上]、[リード]、[エンゲージメント]のいずれかを選択します。
    2. キャンペーンに名前を付け、カテゴリを選択します。[次へ]を選択します。
    3. コンバージョンの場所として[ウェブサイト]を選択し、その他の必須フィールドに入力します。
    4. [結果の単価目標]で、[その他のオプション]をクリックします。
    5. [ビュースルー]で、[なし]または[1日間]を選択します。
    6. その他の設定をすべて終えたら[公開]をクリックして、アトリビューション設定にエンゲージビューウィンドウを使用した動画広告キャンペーンを開始します。

    引用:Meta広告マネージャで動画広告キャンペーンのエンゲージビューを設定する | Metaビジネスヘルプセンター

    Yahoo!広告での設定方法

    ビュースルーコンバージョンは、コンバージョンの設定をした際にデフォルトで設定されます。計測期間は変更できません。

    X広告での設定方法

    まずはコンバージョントラッキングを設定する必要があります。

    引用:モバイルアプリの測定とアトリビューション

    モバイルコンバージョンを表示するアトリビューション期間をカスタマイズするには、各イベントの [イベントステータス] 列の [編集] をクリックします。

    引用:モバイルアプリの測定とアトリビューション

    引用:モバイルアプリの測定とアトリビューション

    各広告媒体でのビュースルーコンバージョンの確認方法

    ビュースルーコンバージョンの設定をすると、実際の成果を各広告媒体のレポートで確認することができます。ここでは確認方法を解説します。

    Google広告での確認方法

    1.Google広告の管理画面から、キャンペーンアイコン→キャンペーンをクリックします。

    2.レポートの表示項目をクリックします。

    3.キャンペーンの表示項目を変更→「ビュースルーコンバージョン」と検索します。

    4.ビュースルーコンバージョンを選択し、保存をクリックします。

    Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)での確認方法

    1. [Meta広告レポート]に移動します。
    2. レポートテーブルの右上にある[カスタマイズ]をクリックします。
    3. [ピボットテーブルのカスタマイズ] セクションで検索バーの右側にある…をクリックします。
    4. [アトリビューション設定を選択]を選択します。
    5. 比較するアトリビューション設定を選択します。比較するアトリビューション設定を追加または削除するには、アトリビューション設定を選択するか、選択を解除します。
    6. [適用]をクリックします。

    引用:Meta広告レポートでアトリビューション設定を比較する | Metaビジネスヘルプセンター

    Yahoo!広告での確認方法

    ビュースルーコンバージョンは、コンバージョン測定画面、キャンペーンの一覧画面、レポートで確認することができます。ここではコンバージョン測定画面で確認する方法を解説します。

    1.ディスプレイ広告アカウントを表示します。

    2.画面右上にある「ツール」をクリックします。

    3.表示されるメニューから、「ライブラリー」の「コンバージョン測定」をクリックします。

    引用:コンバージョン測定データの確認方法【ディスプレイ広告】 - ヘルプ - Yahoo!広告

    4.コンバージョン測定画面で、右上の表示期間部分をクリックします。

    5.「表示期間」画面から、データ表示期間を選択します。コンバージョン測定の実績データが表示されます。

    引用:コンバージョン測定データの確認方法【ディスプレイ広告】 - ヘルプ - Yahoo!広告

    引用:コンバージョン測定データの確認方法【ディスプレイ広告】 - ヘルプ - Yahoo!広告

    X広告での確認方法

    1.ウェブサイトのコンバージョントラッキングレポートを [キャンペーン] タブで確認できます。

    2.コンバージョンイベントの結果を表示するは、[データをカスタマイズ] を選択します。

    3.次に、カスタマイズ可能なデータの [コンバージョン] セクションまでスクロールし、「ポストビューアトリビューション」を選択します。

    引用:ウェブサイトのコンバージョントラッキング

    引用:ウェブサイトのコンバージョントラッキング

    ビュースルーコンバージョンの効果的な活用方法

    ビュースルーコンバージョンを正しく活用することで、広告戦略の改善やより正確な効果測定が可能になります。ここでは、ビュースルーコンバージョンの効果的な活用方法の例をご紹介します。

    • 広告戦略の判断材料にする
    • CPA見直しに役立てる

    1. 広告戦略の判断材料にする

    ビュースルーコンバージョンは直接的なクリックに至らなかったとしても、どの広告がユーザーの認知や興味関心を高め、結果的にコンバージョンに繋がっているのかを把握する手がかりとなります。クリックスルーコンバージョンの低い広告でも、ビュースルーコンバージョンが高ければ、認知度向上に貢献していると評価できるかもしれません。これにより、広告の停止や改善の判断材料を増やすことができます。

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    2. CPAの見直しに役立てる

    従来のCPA(顧客獲得単価)は、広告費用をクリックスルーコンバージョン数で割って算出していました。しかし、ビュースルーコンバージョンも考慮に入れることで、より総合的なCPAを算出できます。例えば、広告費用を(クリックスルーコンバージョン数 + ビュースルーコンバージョン数)で割ることで、広告全体の費用対効果をより正確に評価できます。これにより、これまで評価されていなかった広告の価値を再認識できる可能性があります。

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    ビュースルーコンバージョンの注意点

    ビュースルーコンバージョンは便利な指標ですが、活用する際にはいくつかの注意点があります。

    • ビュースルーコンバージョンを信用しすぎない
    • ダブルカウントに注意
    • 長すぎるアトリビューション計測期間のリスク

    1. ビュースルーコンバージョンを信用しすぎない

    ビュースルーコンバージョンを過度に評価しすぎないようにしましょう。クリックスルーコンバージョンは、実際に広告がクリックされた上でコンバージョンに至った数をカウントしているため、ユーザーの具体的な行動を基にカウントしています。一方ビュースルーコンバージョンは広告のインプレッションを基にカウントしています。ですがこの広告の表示が本当にコンバージョンに貢献したのか、そもそも広告がユーザーの目に入ったのかまでは分かりません。ですので、ビュースルーコンバージョンは参考程度に、広告の効果を正確に測る際はクリックスルーコンバージョンを重視するのがおすすめです。

    2. ダブルカウントに注意

    同一ユーザーが複数の広告を見た場合、それぞれの広告でビュースルーコンバージョンとしてカウントされる可能性があります。これは、実際よりも広告効果が高く見えてしまう原因になります。各広告媒体のアトリビューション設定を理解し、重複を避けるための工夫が必要です。例えば、アトリビューション計測期間の設定を適切に行うことが重要です。

    3. 長すぎるアトリビューション計測期間のリスク

    ビュースルーコンバージョンの計測期間(アトリビューションウィンドウ)を長く設定しすぎると、広告との関連性が薄いビュースルーコンバージョンまで計測されてしまうリスクがあります。「広告を見た」という行動からあまりにも時間が経ってからのコンバージョンは、本当にその広告が影響を与えたのか判断が難しくなります。ビジネスモデルや顧客の購買行動に合わせて、適切な期間を設定することが重要です。

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    ここまでビュースルーコンバージョンンについて解説をしてきましたが、「ビュースルーコンバージョンを設定したはいいものの、広告からランディングページまで改善する余裕もノウハウもない…」とお悩みのマーケティング担当者様はいらっしゃらないでしょうか?そのような方は広告代理店への依頼がおすすめです!

    free web hopeではターゲットユーザー調査から広告クリエイティブ作成ランディングページ作成データ分析基盤構築まで、WEBマーケティングに関わるすべての業務を一括でお受けいたします!

    この章では、実際に広告運用戦略の策定やクリエイティブ作成、その後の効果測定まで支援し、「CV数3倍」「CPA60%改善」の成果が得られた事例をご紹介します。

    二人三脚でCPA60%改善・CV数3倍伸長を実現!じげん・結婚相談所比較チームに起こった変化とは?

    抱えていた問題

    • 既存媒体のCPA改善
    • 既存媒体の依存
    • 事業の理解を踏まえたクリエイティ制作
    • 運用広告におけるナレッジの蓄積/育成

    free web hopeのソリューション

    • 広告運用戦略の策定
    • 広告運用実行支援
    • ランディングページ制作
    • LPにおけるABテスト設計/実行
    • Google Analytics分析

    得られた成果

    • CPA 60%改善
    • CV数が 3倍程度になった
    • 社内で個人/チームの表彰

    株式会社じげん様へのインタビュー

    ご相談当時の課題を教えてください。

    当時は多くを広告経由で集客していて他社の状況や広告出稿量の増減によってコンバージョン数も変化してしまうため、既存媒体の安定性向上と出稿媒体の多角化を行うことでリスクヘッジを行いたいと考えていました。 また社内で広告運用の知見はあれど各事業の理解を踏まえた運用やクリエイティブの良し悪しを判断することがリソース的にも難しく感じていました。これらの課題を解決するため、外部パートナーを選定することにしました。

    運用後、課題は解決されましたか?

    はい、ご依頼して2~3か月でCPAが急降下しました。ご依頼当時と比較からすると現在はCPAは60%ほど下がり、CV数は3倍程度になりましたね。依頼当時のチームにはワイヤーフレームや構成のつくり方の知見がなかったので、非常に勉強になりました。なかでもヒートマップを使ってスクロール率・熟読エリアを確認し、どのように変更すればよいか?というLPOのノウハウは、他メディアの担当にも共有したほどです。 最適な広告文・クリエイティブの裏には徹底的な事前調査と効果検証にあり 今回、既存ユーザー様の分析、競合分析、市場調査を行ったのですが、当初想定と異なり、性別・男女・興味関心(結婚相談所・婚活サイト・マッチングアプリ)ごとにニーズが別であることがわかりました。これらのニーズごとにクリエイティブを作成して、ターゲットとの親和性を高めることを意識しました。

    これまでクリエイティブのリソースが足りず、実施に踏み込めていなかったFacebook広告では年齢別やシーン別のA/Bテストをすることができました。ご提案いただく度に新しいナレッジも蓄積され、留学くらべーるなどの他メディアへの展開でも同様に成果をあげることができています。

    【詳しくはこちら】二人三脚でCPA60%改善・CV数3倍伸長を実現!じげん・結婚相談所比較チームに起こった変化とは?

    まとめ│ビュースルーコンバージョンを活用し、広告の効果を正確に分析しよう!

    この記事では、ビュースルーコンバージョンの基本的な仕組みから、各広告媒体での設定方法、活用時の注意点までを解説しました。ビュースルーコンバージョンを理解し、適切に活用することで、これまで見えなかった広告の効果を把握し、より効果的な広告運用に繋げることができます。ぜひこの記事を参考に、ビュースルーコンバージョンを設定してみてください。

    株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

    長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

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    監修者:古瀬純功

    free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

    ビュースルーコンバージョンについてよくある質問(FAQ)

    最後にビュースルーコンバージョンについてよくある質問をまとめました。

    ビュースルーコンバージョンはどの広告媒体で利用できる?

    ビュースルーコンバージョンは主要な広告媒体で計測することができます。具体的にはGoogle広告、Yahoo!広告、Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)、X広告(旧Twitter広告)などです。Meta広告ではビューアトリビューション、X広告ではポストビューアトリビューションという名称です。LINE広告では利用できません。

    クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョン、どちらを重視すべき?

    一般的にはクリックスルーコンバージョンが重視されます。なぜならクリックスルーコンバージョンは「ユーザーが広告をクリックした」という具体的な行動に基づいているからです。

    一方で、広告の目的や戦略によって状況が異なる場合もあります。直接的な効果を重視するならクリックスルーコンバージョン、認知度向上や間接的な効果も評価したい場合はビュースルーコンバージョンも合わせて確認することが重要です。両方の指標をバランス良く見ることが、より正確な広告効果の把握に繋がります。

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