データ分析

無料BIツール『Googleデータポータル』そのメリットや使い方を紹介

    近年、デジタル化が急速に進みデータから紐解き次のアクションを決定していく「データドリブン」はさらに活性化しています。 しかし、今あるデータを活用できていない…と思う方も多いのではないでしょうか? そんな時に役立つのがデータを可視化することができるBIツールです! この記事では、BIツールの1つである『Googleデータポータル』の特徴やメリット・使い方等を紹介していきます。

    Googleデータポータルとは

    Googleデータポータル(Google Date Portal)とは、Googleが無料で提供するBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールです。BIツールとは蓄積された大量のデータを集め分析し、迅速な意思決定をサポートするツールです。

    Googleデータポータルでは、GoogleアナリティクスのようなGoogleが提供するサービスのデータを集計し、可視化、見やすい形に変換することでより速い意思決定を助けることができます。

    Googleデータポータルの特徴

    Googleデータポータルの主な特徴を紹介していきます。

    特徴①様々なデータの紐づけが可能

    Googleデータポータルでは下記の17種のデータソースを紐づけることが可能です。(2020年4月現在)

    ・紐づけできるデータソース

    ①Googleアナリティクス
    ②Google広告
    ③Googleスプレッドシート
    ④BigQuery
    ⑤Cloud Spanner
    ⑥Cloud SQL for MySQL
    ⑦Google Cloud Storage
    ⑧Google アドマネージャー360
    ⑨MySQL
    ⑩PostgreSQL
    ⑪Search Console
    ⑫YouTubeアナリティクス
    ⑬キャンペーンマネージャー
    ⑭ディスプレイ&ビデオ360
    ⑮データの抽出
    ⑯検索広告360
    ⑰ファイルのアップロード

    特徴②データを可視化出来る

    下記11種のグラフや表を使用して、データを可視化することができます。(2020年4月現在)

    ・配置できるグラフや表

    ①棒グラフ
    ②複合グラフ
    ③円グラフ
    ④表
    ⑤地図
    ⑥スコアカード
    ⑦散布図
    ⑧ブレッドグラフ
    ⑨面グラフ
    ⑩ピポッドテーブル
    ⑪ツリーマップ

    またグラフや表以外にも、文字や線、画像なども挿入することができ、これらを使用することで、より見やすく分かりやすくダッシュボードを作成することが可能です。

    特徴③作成したダッシュボードを共有できる

    Googleデータポータルで作成したダッシュボードは、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントと同じようにGoogleドライブ上で保存されているため、URLのみで簡単に共有することが出来ます。

    また、『編集権限』を付与しておけば複数人で同時に作成・編集することが可能です。

    Googleデータポータルのメリット

    ではGoogleデータポータルの5つのメリットを紹介していきます。

    メリット①リアルタイムな情報共有が可能

    通常であればGoogleアナリティクスやGoogle広告といった専門的な知識が必要なデータをGoogleデータポータルを使用することで、担当者以外でも簡単に確認することができ、より迅速な意思決定・PDCAを回すことができます。

    メリット②分析時間が短縮

    Googleデータポータルであらかじめ、分析箇所を設定しておくことにより、分析データを都度ダウンロードし、Excel等で集計するといった作業がいらなくなります。

    メリット③計測データを1ページに集めることができる

    Googleアナリティクス等では、各レポート画面を切り替えたり、ダウンロードしたりして、データを1つにまとめて比較や分析を行っていく必要があります。しかし、Googleデータポータルであれば、シートを自由にカスタマイズ出来るので、データの比較等を1ページにまとめて行う事ができます。

    メリット④誰でも容易に確認できる

    管理画面上の数字のデータだけではなく、折れ線グラフ、バブルチャート、地図等で表すことができるので、直感的・視覚的に確認することができます。

    メリット⑤社内全体にデータを共通することができる

    制作したGoogleデータポータルはURL1つで共有することが可能となっており、そのURLを社内で共有することにより、

    『自社サイトはどのくらい閲覧されているのか?』
    『どんなユーザーが閲覧しているのか?』
    『どんなデバイスで閲覧されているのか?』

    等を簡単に社内全体に状況共有することができます。

    そこによって、より社内から精度の高い改善提案・改善施策が生まれる可能性もあり改善活動が活発化するといえます。

    Googleデータポータルの使用方法

    簡単に使用方法を紹介していきます。

    特徴の時にも紹介させていただいたように、様々なデータソースと紐づけが可能という事で、今回はGoogleアナリティクスを例として紹介していきます。

    step1.Googleデータポータルへログイン、左上の『作成ボタン』から新規のデータポータルを作成

    step2.紐づけするデータソースを選択
    ※本記事では例としてGoogleアナリティクスの紐づけしています

    step3.紐づけする『アカウント』『プロパティ』『ビュー』を選択肢、追加をクリック

    step4.追加するデータソースを再確認し、レポートに追加をクリック

    step5.確認したいデータ表したい、グラフや表で表すよう設定していく
    ※詳細を書くと細かくなってしまうので、詳しい設定方法は本記事では割愛させていただきます。

    例)サイトのセッション数を日別の棒グラフで表したい場合

    step1.上部メニューの『グラフを追加』をクリック

    step2.『時系列グラフ』を選択

    step3.レポートに反映(レポート上の配置したいところにクリック)

    step4.右のデータからディメンションを『日付』、指標を『セッション』へ設定
    ※使用可能な項目から、項目をそれそれドラッグし設定していきます。

    【完成イメージ】
    ※グラフや背景色等の色やデザインも変更が可能です。

    まとめ

    Googleデータポータルを使用することで、作業時間の改善を見込め、さらにその改善した時間を『施策の立案』等の戦略に当てることが出来ます。

    Googleデータポータルを使用し、業務効率化やよりPDCAを回し、改善活動の活発化していきましょう。

    この記事が貴社の改善活動のお役に立てればと思います。

    Free Web Hopeでは、データポータルの設定からランディングページの戦略まで、デジタルマーケティングに関する幅広い支援を提供しています。さらなる支援が必要な場合は、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。

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