X広告における画像・動画の入稿規定早見表
プロモ広告(旧プロモツイート)は、普通の投稿と同じようにタイムラインに表示されるので、「拡散しやすい」のが特徴です。ただし、どれだけ拡散されるかは、投稿内容がどれだけ注目を集められるかにかかっています。投稿した後に「大事な部分が切れてた!」なんてことにならないように、以下の入稿規定をチェックしておきましょう。
まずは、忙しい方でもすぐにわかる、X広告の入稿規定の早見表を以下で紹介します。
画像の入稿規定
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
ポスト本文
ポスト本文の文字数は最大280文字です(すべて全角文字の場合は140文字まで)。ただし、リンクが入ると、その分文字数が減ります。
- 半角文字の場合:リンクに3文字分が使われるので、本文に使えるのは257文字
- 全角文字の場合(日本語):リンクに12文字分が使われるので、本文に使えるのは128文字
投稿の際は、この文字数制限を意識しておきましょう。
動画の入稿規定
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
広告目的別のおすすめX広告種類と入稿規定
X広告では、広告目的によって活用すべき広告の種類が違います。以下で、目的別に活用すべき広告フォーマットと入稿規定を見ていきましょう。なお、X広告の種類をもう一度確認したい方は以下をご参考ください。
>>【2025年版】X広告とは?7つの種類や出し方、費用まで!完全ガイド
【1】特定のハッシュタグを活用してツイートを促したい
特定のハッシュタグを利用しして投稿したい場合は、カンバセーションボタン付きの広告を使用します。
「カンバセーション(Conversation)」とは「会話」を意味します。カンバセーションボタン付きの画像広告では、画像に投稿にボタンを追加することで、ユーザーが特定のアクションを簡単に実行できるようになります。たとえば、新商品のプロモーション時に「今すぐチェック!」といったボタンを追加することで、ユーザーが商品ページを訪れるなどの行動を起こしやすくなります。
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
エンゲージメント前
- ツイート本文:半角280字、全角140字
- ヘッドライン:半角23文字以内
- ハッシュタグ:ハッシュタグ「#」を含めて21文字(日本語などの全角文字だと11文字)
- 画像アスペクト比:1.91:1
- 推奨画像サイズ:800×418
エンゲージメント後
- お礼のテキスト:23文字
【2】アプリのインストールを促進したい
アプリのインストールを増やしたいときは、アプリボタン付きの広告を活用するのがおすすめです。アプリボタン付きの広告なら、ユーザーがカード内のボタンをタップするだけで、直接アプリストアのインストールページに飛べます。ストレスの少ない仕組みなので、インストールのハードルをぐっと下げられます。
画像引用元:アプリのインストール数キャンペーンを作成する
アプリ広告を出すには以下の3つの方法があります。
- 画像アプリカード広告
- 動画アプリカード広告
- カルーセルアプリ広告
画像アプリカード広告
画像アプリカード広告は、画像付きのアプリカードをツイートに付けて配信できる広告です。
- 画像アスペクト比:1.91:11:1
- 推奨画像サイズ:800×418または800×800
- ツイート本文:半角280字、全角140字
- CTAオプション:「インストール」、「プレイ」、「購入」、「予約」、「接続」、「注文」、「聞く」
動画アプリカード広告
動画アプリカードの入稿規定は、画像アプリカードのものとほとんど変わりません。ただ、アスペクト比だけは違いますので、留意しておきましょう。
- 動画アスペクト比:16:9または1:1
【3】 投票キャンペーンで注目を集めたい
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
投票キャンペーンを出したい場合は、投票付きの画像または動画広告を使用できます。
投票付きの広告では、投票付きのツイートを作成してツイートを広告化できる仕組みです。
以下は、投票付きの画像・動画広告の入稿規定です。
- ツイート本文:半角280字、全角140字
- 投票:2つ~4つまで設定可能
- 投票本文:半角25字、全角12字
- 画像アスペクト比:1.91:1
- 推奨画像サイズ800×418
参考:カスタム機能ー投票
【4】ウェブサイトへの誘導を強化したい
ウェブサイトへの訪問を促進したい場合、ウェブサイトボタン付き画像広告や動画広告を活用するのが効果的です。ウェブサイトへユーザーを促すには以下の2つの方法があります。
- ツイート本文にリンクを挿入
- ウェブサイトカードを作成してツイートに組み込む
ツイート本文にリンクを挿入
画像引用元:ウェブサイトカードを活用しましょう
まずは、ツイート内に直接リンクを入れる方法です。具体的には、「詳しくはこちら」「今すぐチェック!」といった行動を促すメッセージを添えることで、クリック率を高めることができます。画像・動画広告、カルーセル広告などのツイート文に、ウェブサイトのリンクを挿入するだけなので、特に入稿規定はありません。
ウェブサイトカードを作成してツイートに組み込む
画像引用元:ウェブサイトカードを活用しましょう
もう一つは、ウェブサイトカードを作成してツイートに組み込む方法です。
ウェブサイトカードは、無料で誰でも作成することができます。カードを作ったら、ツイートに貼り付けるだけで完了です。
画像ウェブサイトカード
- 画像アスペクト比:1.91:11:1
- 推奨画像サイズ:800×418または800×800
- ツイート本文:半角280字、全角140字
- ウェブサイトのタイトル:最大70文字まで
動画ウェブサイトカード
動画アプリカードの入稿規定は、画像ウェブサイトカードのものとほとんど変わりません。ただ、アスペクト比だけは違いますので、留意しておきましょう。
- 動画アスペクト比:16:9または1:1
ウェブサイトのタイトルは最大70文字まで入力できますが、端末やアプリの設定によっては一部のタイトルが表示されないことがあります。タイトルが50文字以内に収めると、ほとんどの端末でタイトル全体が表示されやすくなります。なお日本語のような全角文字の場合は、目安として25文字以内が推奨されています。また、URLは必ず「http://」または「https://」で始める必要があるので注意しましょう。
【6】動画コンテンツの視聴を促したい
X上で動画コンテンツを見てもらいたい場合は、
- Amplifyプレロール
- Amplifyスポンサーシップ
- Xライブ
という3つを活用すると良いでしょう。
X Amplifyプレロール
X Amplifyプレロールは、15以上のカテゴリーから、広告を流す動画のジャンル選んで、動画開始前に広告として挿入することができます。
Amplifyプレロールの動画入稿規定は以下です;
- 動画アスペクト比:16:9, 1:1
- X公式推奨動画サイズ:800×418, 1200×1200
以下の図は、1:1と16:9のアスペクト比における「セーフゾーン」を示しています。このセーフゾーンは、商品やメッセージが動画内で見える領域を指します。赤枠のエリアに商品を配置すると、他の要素と重なってしまい、商品が隠れてしまうことになります。左上には、自社のロゴやブランド名が自動で表示され、左下には再生ボタンや再生時間が表示されます。右下には、次に再生される関連動画のサムネイルが表示されることがあります。黄色い枠で囲まれた部分は、画面が暗くなっているので、商品やメッセージは配置しない方が無難でしょう。
Amplifyスポンサーシップ
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
Amplifyスポンサーシップは、特定のトピックやイベント(通称「モーメント」)に合わせて、1つのパブリッシャーと1対1で直接提携し、モーメントに関連した広告を配信する方法です。特定の動画の冒頭に、スキップ可能な5秒間の広告を挿入できます。
Amplifyスポンサーシッ入稿規定は以下です;
- 動画アスペクト比:16:9, 1:1
- X公式推奨動画サイズ:800×418, 1200×1200
ただし、X Amplifyプレロール同じくフォーマットの仕様上、左上・左下・右下・右上の一部が隠れるので注意してくださいね。
Xライブ
Xライブは、広告主がリアルタイムで重要なイベントや製品発表を配信し、ユーザーと直接つながることができるのが特徴です。
画像引用元:広告クリエイティブの仕様
- RTMP動画コーデック: H.264/AVC
- 動画ビットレート: 9Mbps(推奨)、 12Mbps(最大)
- オーディオコーデック: AA-LCオーディオビットレート: 128bps(最大)
- 解像度:1280x720(推奨)1920x1080(最大)
- フレームレート:30 fps(推奨)60 fps(最大)
- キーフレーム間隔OBS: 3秒ごとWirecast:24 fps = キーフレーム間隔/72フレーム30 fps = キーフレーム間隔/90フレーム50 fps = キーフレーム間隔/150フレーム60 fps = キーフレーム間隔/180フレーム
なお、イベントページでは、以下を設定することができます。
- イベントページの説明文 : 半角280文字、全角140文字
- 外部リンク:予約販売、チケット販売、その他のO&Oサイト
- カルーセル: 最大5つの動画(複数のライブ動画、VOD、GIF画像)
- タイムラインのポスト: 最大5つ(ハッシュタグ、キーワード、フレーズ、重要人物の名前など)
詳しくはこちらをご参考ください。
【7】目立つ広告を掲載したい
目立つ場所に広告を掲載して、認知を集めたい場合は、Xテイクオーバーを利用できます。
なお、テイクオーバーは以下の2種類がありますので、目的に合わせて選択しましょう。
- タイムラインテイクオーバー
- トレンドテイクオーバー
- トレンドテイクオーバープラス
タイムラインテイクオーバー
タイムラインテイクオーバーでは、1日の最初にユーザーがXにアクセスした際に、タイムラインの最上部に自分の広告を表示できます。
トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラス
広告を最新のトレンドに合わせて表示できます。トレンドテイクオーバーでは、今話題になっているトピックに連動して、Xの「話題を検索」タブにテキスト広告を配信することが可能です。トレンドテイクオーバープラスでは、画像や動画として「話題を検索」タブに広告を表示することができます
トレンドテイクオーバーの入稿規定
- トレンドハッシュタグ:最大20文字
- トレンドの説明文:半角70文字、全角35文字
- コンパニオンプロモ広告:3~6件のプロモ広告(画像、動画、GIF画像など)
トレンドテイクオーバープラスの入稿規定
- ファイルタイプ: 6秒ループ再生されるGIF画像、MP4、 または静止画
- アスペクト比: 16:9(GIF画像および静止画)
- ファイルサイズ: 静止画は5MB、GIF画像は15MB
- トレンドハッシュタグ: 半角16文字、全角8文字
- トレンドの説明: 最大30文字
ハッシュタグは、トレンド名や説明文と重複しないように設定してください。また、トレンドテイクオーバープラスはブランドのユーザー名と連動しているため、説明文にブランド名を記載する必要はありません。
クリエイティブを作成する際は、以下のポイントを意識しましょう:
- ポスト本文とクリエイティブの内容が繋がるものにする
- 5~6秒の中でロゴやコールトゥアクションをしっかりと視聴者に見せる
参考:Xテイクオーバー
X広告(Twitter広告)を制作する際のポイント
広告全般に共通することですが、ただ「商品を紹介する」だけではユーザーの関心を引くことはできません。たとえば、「このシューズは寒い冬でも温かい!しかもカラーバリエーションが豊富で…」と長々と説明しても、似たような商品が溢れる中では埋もれてしまいます。X広告も例外ではありません。そこで、X広告を出す際にこれだけは押さえておくべき!というポイントを2つ紹介します。
【1】シンプルにダイレクトに重要ポイントを伝える
一つ目のポイントは、シンプルかつダイレクトに、一番伝えたいポイントを明確に示すことが重要です。Xは、すきま時間の暇つぶしや、トレンドを手早く把握したいときに利用されるSNSであるため、長い文章は読まれにくい傾向にあります。そのため、X広告を作成する際には、ユーザーの目に留まる時間がほんの一瞬であることを意識して、本文やクリエイティブを工夫しましょう。詳細に説明するよりも、伝えたい内容を簡潔な一言で表現することが効果的です。例えば、「期間限定!今だけ50%OFF」や「忙しい朝にぴったりのスムージー、新発売!」のようなキャッチコピーが理想的です。
さらに、画像や動画をテキストと組み合わせることで、視覚的に強い印象を与えるのも効果的な方法です。ユーザーの目を引くデザインや、商品が実際に使われているシーンをイメージさせるビジュアルを活用すると、広告効果をより高めることができます。
【2】ユーザーに行動を促すメッセージを盛り込む
広告の目的は、単に見てもらうことではなく、ユーザーに具体的な行動を促すことです。そのためには、「今すぐクリック」「詳細はこちら」などの CTA(Call to Action) を活用して、次のアクションを明確に示すことが大切です。CTAを効果的に活用するポイントは、行動の緊急性やメリットを強調することです。たとえば、「数量限定」や「本日締切」といった表現を使うことで、今行動しなければ損だと感じさせることができます。
さらに、ターゲット層に合わせた行動提案も重要です。たとえば、BtoB向けの広告なら「無料デモを試す」、一般消費者向けの広告なら「商品をチェックする」といったように、具体的でわかりやすいメッセージを伝えましょう。これにより、ユーザーは次に何をすべきかを直感的に理解し、行動に移しやすくなります。
よくある質問(FAQ)とトラブル
[キャンペーン]、[クリエイティブ]、[ツール]タブが表示されない
A. [キャンペーン]、[クリエイティブ]、[ツール]のタブが表示されない場合、アカウントに有効な支払い方法が登録されていない可能性があります。クレジットカードを登録すると表示されます。以下の手順で支払い方法を登録してみましょう。
支払い方法の登録手順
- ads.x.comにログイン。
- アカウント名をクリックし、[お支払い方法] を選択。
- [新しいお支払い方法を追加] をクリック。
- 必要な情報(カード番号、有効期限、CVVなど)を入力。
- [確認に進む] をクリックして承認を完了。
画像をアップロードできないのはなぜですか?
A. ポストやクリエイティブに画像をアップロードできない場合、AdBlockが原因である可能性があります。AdBlockを使用している場合は、XドメインでAdBlockの機能をオフにし、再度画像をアップロードしてみてください。それでも解決しない場合は、ブラウザのキャッシュやクッキーを削除する方法も試してみましょう。
「ポストを投稿できませんでした」というエラーが表示される
A. 「ポストを投稿できませんでした」というエラーが出る原因として、画像のサイズが合っていないことが考えられます。画像を縦1024ピクセルに調整して、もう一度投稿してみてください。それから、URLが255文字を超えていると投稿できないので、短縮URLを使う場合でも元のURLが規定内か確認してみましょう。また、アカウントに有効な支払い方法が登録されていない場合もエラーの原因になるので、支払い方法を設定して再度試してみてください。
最後に:Xは「フォロワー獲得広告」の提供を終了
Xは2023年8月11日をもって、「フォロワー獲得広告」の提供を終了しました。それに伴い、フォロワー獲得の効率が悪くなったり、アカウント運用KPIを見直ししなければならないかもしれません。今後は、記事内で紹介した広告フォーマットを併用したり、キャンペーンなどを実施しフォロワーを獲得していく必要があります。
弊社はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行った上での、戦略的な広告運用サービスを提供しています。
広告運用でお悩みでしたらfree web hopeへ気軽にご相談ください。公式HP、左下のボタンからお問い合わせいただけます。共に成長していけるパートナーシップで、次なるビジネス成長への一歩を踏み出しましょう。