EFO効果実例
①toC
フォームを2ステップに分割→結果:CVR160%改善
②toB
テキスト情報のみのフォームに画像を追加→フォーム完了率356%改善
③toC
3ステップ入力から5ステップ入力に変更→フォーム完了率373%改善
この記事ではどんな発想で考えるべきかを解説いたします。
人はとにかく面倒くさがり
私達は非常に怠惰な生き物です。
面倒くさそうと思った瞬間に集中力が途切れたり他のことを考えたり、億劫になって先延ばしにしてしまう。
この性質はwebの場合、対面で時間を抑えてる訳ではないので色濃く出てしまいます。
LPでなんとなく良さそうかな、と思ってボタンを押したとしてもフォーム入力が面倒くさそうであれば離脱します。
つまり、汗水垂らしたLPの改善もフォームによって取り逃がしている可能性があります。
なぜフォームで離脱するのか
では、LPで関心を持ったにも関わらずどのような点を面倒と感じるのでしょうか?
①項目が多い
PCであればマウスやTABキーによる操作回数が増える。
・欲しい情報に到達するまでの時間を嫌う
・我に返ってしまい「そこまで欲しい訳じゃないな」と冷める
・個人情報を「取得されている」感覚が沸き「営業感」を感じる
②入力が煩雑
全て一から文字入力が必要で操作数が増える
・スマホではなく後でPCからやろうと思って忘れる
何かを準備しなければいけない項目がある
・LPを見た時に一連の流れで入力出来ないため後回しにされる
③記入内容に困る
プルダウン式の場合、自分に該当するものが見当たらず「考える」作業が発生する
・考えている間に面倒と感じてしまう
何を聞かれているか分からない
・専門用語が事前知識に無く、質問の意図を調べる必要がある
・質問が漠然としており何を回答すべきか不明
・ハイフンや空白の有無によってエラーが発生し、冷める
いかがでしょう?
上記のようなフォームだと面倒ではないでしょうか?
少なくとも私は面倒に感じます。
では、どのような改善が考えられるか見ていきます。
フォーム改善の具体例
①項目が多い場合
・とにかく項目を減らす
CV後に連絡をする場合、CV後に情報取得することは出来ないでしょうか?
CV時に必須ではない項目は省くことをお勧めします。
情報管理上の貴社の都合はユーザーには関係ありません。
・補助機能を実装する
住所入力が必要な場合、郵便番号から住所検索で反映させることは出来ないでしょうか?
都道府県に留めると不都合でしょうか?
・一連入力の方が楽な場合もある
姓名や電話番号を不必要に分けていませんか?
・確認入力を省く
電話番号やメールアドレスの確認入力は必須でしょうか?
電話とメールの二つを入力させる場合、二つとも入力をするのは少ないため影響は軽微と考えられます。
・自由記述を必須にしていませんか?
特に資料請求などは、購入までは検討していない場合ことも多いです。
その場合、具体的な悩みはありません。
必須の自由記述が浮かばずに離脱というケースは意外と発生します。
②入力の煩雑さの見直し
・チェックボックスやプルダウンの実装
・実機確認を行う
スマホの場合は文字入力を手間に感じる可能性が高いです。
スマホ実機から入力確認をお勧めします。
・ユーザーモチベーションやシチュエーションを推測する
ECのように決済情報としてカード情報が必須の場合もありますが、購入を迷っていたり電車内で閲覧している場合はすぐに頭に浮かばない情報の入力は後回しになります。
③記入内容を想起させる
・入力欄にダミーテキストで例を表示しておく
ハイフンや空白の有無、回答の観点や範囲、書き方に悩む場合は意外と多いです。
ダミーテキストを入れておくと自然とそれに習って記載するという修正があります。
・具体入力ではなくカテゴリーで入力させる
所属部署名や役職は組織によって様々です。
具体入力ではなく「〇〇を行っている」「〇〇クラス」などに変更した上でチェックボックスのような選択式に変更は不可能でしょうか?
まとめ
このように、CVの取り逃がしを防ぐ手はフォーム部分にも多くあります。
LPが読まれているのにCV改善しない場合はフォームも意識するべきです。
LPの目的は次の購買段階に態度変容させることであり、
その中でのCVとは特定の行動を「完了」させることです。
入力フォームまで配慮してCVR改善を目指していきましょう!