リスティング広告代理店|代理店に聞くべき37個の質問
サービスや特徴について(7個)
- 代理店の得意分野はなにか
- 広告運用プラットフォームの対応範囲は広いか
- 自社の業種・業界に類似した経験や実績はあるか
- データサイエンスを用いた運用を行なっているか
- 管理画面の閲覧権限は付与してもらえるか
- テンプレートに頼らず、特定のニーズに応じた運用を提案できるか
- 多言語対応が可能かどうか
1. 代理店の得意分野はなにか?
代理店によってECサイト運営企業、B2B企業、医療業界、教育機関、ビジュアルデザインやコピーライティング、データ分析に基づいた広告運用、多言語広告や多国籍キャンペーンの運用など、それぞれ強みや特徴は異なりますので、事前に確認しておくと今後のビジョンが見やすくなるでしょう。
2. 広告運用プラットフォームの対応範囲は広いか
Google広告やFacebook広告、Yahoo!広告、LinkedIn広告など、どのプラットフォームに対応しているかを確認しましょう。代理店が幅広いプラットフォームに対応していれば、ターゲットに最適なチャネルを選ぶことができます。
3. 自社の業種・業界に類似した経験や実績はあるか
自社の業界に精通している代理店は、業界特有の課題や市場を理解しているため、効果的な戦略を提案してくれる可能性が高いです。
4. データサイエンスを用いた運用を行なっているか
データに基づく分析や最適化は、広告の効果を最大限に引き出すためには重要な要素です。データサイエンス長けている広告代理店を選定することで、広告運用にかかるコストを削減できるだけでなく、より確実に成果を上げることができるでしょう。
データサイエンスに強い代理店を選ぶメリットは主に以下3点
- 精密なターゲティングとリアルタイムの最適化で費用対効果の向上
- 迅速な成果の予測と改善施策を提案してくれる
- リアルタイムで分析で市場の変化への迅速に対応してもらえる
5. 管理画面の閲覧権限は付与してもらえるか
自社にアカウント管理画面の閲覧権限が付与され、リアルタイムで広告の進捗を確認できるかどうかを確認してください。リアルタイムで常に管理画面を確認する必要こそないですが、代理店評価のために代理店によって行われている業務をいつでも確認できる状態にしておく必要があります。
6. テンプレートに頼らず、特定のニーズに応じた運用を提案できるか
既存するテンプレートではなく、自社のビジネスニーズに合わせてカスタマイズされた運用戦略を提案できるかどうかを確認しましょう。広告運用は全ての広告が同じ運用戦略では成果は見られません。市場や業界における消費者の特徴によって戦略は全く異なりますので、「事前調査や分析を徹底的に行なってくれるか」を資料などから確認してみてください。
7. 多言語対応が可能かどうか
国際的に事業を展開している場合やこれから海外展開を考えている場合、複数言語で広告運用の対応ができるか確認しておきましょう。
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運用体制について(10個)
- 広告運用を担当するチームがどのように編成されているか
- チームメンバーの経験や専門性はどれほどか
- 特定の分野に精通した人材はあるか
- 効果測定ツールを使用しているか
- データの収集・分析がどれくらいの頻度で行われているか
- リスク管理の体制が整っているか
- 同じ担当者が継続してプロジェクトを担当してくれるか
- 齟齬(そご)のない的確なコミュニケーションが取れているか
- 運用開始後の連絡窓口は「営業担当者」か「運用担当者」か
- 複数のコミュニケーション手段に対応しているか
8. 広告運用を担当するチームがどのように編成されているか
運用体制図の開示をしてもらえるか確認しましょう。提案時は経験値の高い担当者が出てきても、いざ運用を行うとき経験の浅い新人がアサインされることもあり得ます。広告運用に関して、どのようなメンバーでサポートチームが編成されているか、メンバーの経験値はどれほどかを確認しておくといいでしょう。
9. チームメンバーの経験や専門性はどれほどか
前途に続き、チームメンバーの経験や専門性は広告運用の成果に直結するので事前に確認してください。具体的には、広告運用スペシャリストが3年以上の実務経験を持ち、Google AdsやFacebook Adsなどの認定資格を取得していることが望ましいです。また、チームメンバーの過去のプロジェクト経験や成功事例もチェックできるとさらに良いでしょう。
10. 特定の分野に精通した人材はあるか
広告運用チーム内に特定の分野に精通した人材がいるかどうかも重要です。例えば、B2Bマーケティング、Eコマース、ヘルスケアなど、特定の業界に特化した知識や経験を持つメンバーがいる場合、その分野に特化した戦略やキャンペーン運用が可能になります。
11. 効果測定ツールを使用しているか
効果測定ツールの使用は、広告キャンペーンのパフォーマンスを評価し改善点を見つけるために不可欠です。代表的なツールとしては、Google Analytics(GA4)やアドエビスなど。
12. データの収集・分析がどれくらいの頻度で行われているか
データの収集と分析の頻度はキャンペーンの規模や重要性に応じて異なります。大規模なキャンペーンや重要な指標については、リアルタイムでデータを収集し、即座に対応することが求められます。一方で通常のキャンペーンでは、週次や月次でデータを集計し、パフォーマンスを評価します。この頻度はキャンペーンの特性に応じて調整されますが代理店がどのように対応しているか確認しておくと双方の方向性をはっきりさせることができます。
13. リスク管理の体制が整っているか
リスク管理の体制が整っているかどうかは、広告運用におけるリスクへの対応力を示します。常にモニタリングを行う上でリスク発生時の対応策や緊急プランを策定し、問題が発生した際に迅速に対応できる体制を整えているか確認してください。
14. 同じ担当者が継続してプロジェクトを担当してくれるか
結論から言いますと、担当者が頻繁に変更されると戦略の一貫性や信頼関係に影響が出ます。一方で担当者が変わらずにプロジェクトを担当すると、スムーズなコミュニケーションが可能になりプロジェクトの進行が安定するので自社にとってはメリットとなります。代理店によっては頻繁に担当者が変えられることがありますので事前にしておくと安心でしょう。
15. 運用開始後の連絡窓口は「営業担当者」か「運用担当者」か
運用開始後の連絡窓口が「営業担当者」か「運用担当者」かによって、コミュニケーションのスタイルが異なります。結論としては「運用担当者」に常に連絡が取れることがベストな状態です。営業担当者が窓口となる場合、契約関連や全体的な調整を担当します。ですから、運用に関する話の場合は情報を共有し合うのに時間がかかります。一方、運用担当者が窓口となる場合、実際の広告運用やデータ分析に関する詳細な情報提供や問題解決が直接行われるため時間も削減されますので、結果的に迅速な運用改善を行うことができるようになります。
16. 齟齬(そご)のない的確なコミュニケーションが取れているか
広告運用において、的確なコミュニケーションは成功の鍵です。具体的には、広告キャンペーンの目的、ターゲット層、予算、成果指標などが詳細に伝えられ、相互で合意が取れているかどうかを確認することが必要です。定期的な進捗確認ミーティングや、重要な決定事項が文書化されているかもチェックポイントです。
17. 複数のコミュニケーション手段に対応しているか
メール、電話、チャットツール(例:SlackやMicrosoft Teamsなど)、ビデオ会議(ZoomやGoogle Meet)など複数のコミュニケーション手段があるとやり取りがスムーズになります。
運用担当者(6個)
- 実績は経験年数は十分か
- 対応は迅速で誠実か
- 過去に自社の案件と似たものを担当したことがあるか
- 担当者が現在運用している広告主の数
- 本来の運用担当者一人当たりの担当社数
- 人として相性が合うか
18. 実績は経験年数は十分か
広告運用担当者の経験年数は、広告運用の成功に大きく影響します。 例えば、5年以上の経験を持つ担当者は、多様な業界やキャンペーンに対応してきた実績があり、これによりクライアントのニーズに合わせた効果的な戦略を提案できる可能性が高いです。経験年数が十分かどうかを確認することで、信頼性のある運用が期待できます。
19. 対応は迅速で誠実か
ここでの迅速な対応とは、メールや電話でのレスポンスが適切で、問題が発生した際に素早く対応することを指しています。一方で誠実な対応は、自社の期待に対して正確な情報提供や、透明性のあるコミュニケーションを行うことです。運用担当者の経験だけでなく「プロとして」、「人として」の態度を評価し長期的なパートナーシップを築けるか判断しましょう。担当者との良好なパートナーシップは広告運用の今後の成果を大きく左右する一つの要素となります。
20. 過去に自社の案件と似たものを担当したことがあるか
担当者が過去に自社の案件と類似したプロジェクト経験があれば、その分野特有の課題や成功要因を理解している可能性が高く、自社のニーズに合わせた戦略を提案しやすくなります。
21. 担当者が現在運用している広告主の数
担当者が複数の広告主を運用している場合、各広告に対してどのくらいの時間やリソースが割かれているか確認しましょう。もし担当者一人当たり数十社担当している場合は、個別対応が難しくなる可能性があります。
22. 本来の運用担当者一人当たりの担当社数
前途した通り、一人の担当者が複数のクライアントを管理している場合、各クライアントへの対応が疎かになりがちです。本来一人当たりの担当者数は以下の計算で求めることができます。
「広告主の数」÷「運用担当の数」=本来の1人当たりの担当社数
成果改善を前提として運用を行っていくのであれば、担当者一人当たり4~5社が成果を期待できるラインと言えるでしょう。
23. 人として相性が合うか
担当者との「人間的な相性」も、広告運用の成功には大切になります。コミュニケーションスタイルや価値観が合うかどうかはプロジェクトの進行や関係の長期性に影響を与えます。相性が良ければ、意見の交換がスムーズにいき、問題解決が迅速に行われるので成果が高くなる可能があります。打ち合わせやコミュニケーションを通じて相手の対応や態度を観察し、信頼できる関係を築けるかどうかを見極めましょう。
サポート内容(6個)
- どんなサービスを提供しているか
- 初期設定(GA4など)の設定補助があるか
- 初期設定に要する日数は
- 入稿作業に要する日数は
- レポートの頻度は
- レポートに含まれる内容は
24. どんなサービスを提供しているか
自社が依頼したいサービスを提供してくれるか確認しておきましょう。具体的には、キャンペーンの戦略立案、クリエイティブ制作、広告運用管理、データ分析とレポートなど。
代理店によってこれらのサービスの一部または全てを提供する場合がありますが、サポート範囲が広い代理店ほど、キャンペーンの成功に向けた包括的な支援が期待できると言えます。
一つ注意しておきたいのは、制作と運用を別々の代理店に依頼しないほうがいいということです。それぞれの作業を分別にしてしまうと、LPや広告キャンペーンに一貫性が生まれず、結果的にユーザーを逃してしまう可能性があるからです。「安いから」という理由で別々の代理店に依頼したとしても、コンバージョンが得られなければ費用対効果も低下してしまい本末転倒です。
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株式会社free web hopeでは、ワンストップで戦略から運用、制作まで依頼できますので確実に一貫性を持たせることが可能です。弊社は、CX(顧客体験)とデータサイエンスに長けた広告戦略のスペシャリスト集団として業種・業界問わず事業グロースに努めています。
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25. 初期設定(GA4など)の設定補助があるか
代理店がGoogle Analytics 4(GA4)などのツールの設定補助をしてくれるか確認しましょう。
26. 初期設定に要する日数は
初期設定にかかる日数は設定内容やツールの複雑さによって異なりますが、2営業日以内が望ましいところです。
27. 入稿作業に要する日数は
広告素材やキャンペーン情報の入稿作業には通常2~3営業日かかります。入稿にかかる時間は、素材の準備状況や入稿プロセスの複雑さによって異なります。代理店の効率やプロセスによっても変わるため、具体的な日数については代理店と確認するのが良いでしょう。
28. レポートの頻度は
レポートの頻度は広告キャンペーンの進行状況や自社のニーズによって決まりますが、週次(週一回)+月次(月一回)のレポート提出が一般的であると言えます。極端にレポート提出が少ない場合は、PDCAサイクルが最速で回されず運用改善に影響が出てしまいます。
29. レポートに含まれる内容は
まず、レポートが「現在の成果に至った要因がはっきりしているか」「対策が明確か」「読んでいてわかりやすいか」を確認しましょう。レポートが数字の羅列になってしまうと、成果向上のための改善施策ではなくただの「報告」ですので、今後成果に変化が見られるとは言い難いです。
費用面/ 契約について(8個)
- 料金体系はどれか
- 運用手数料はいくらか
- 手数料は外掛けか内掛か
- 広告にかかる費用は前払いか後払いか
- 最低契約期間はあるか
- 運用手数料の下限はあるか
- クリエイティブ制作費や初期費用はあるか
- 他に追加料金が発生するか
30. 料金体系はどれか
広告代理店の料金体系には主に手数料固定型、手数料率型、成果報酬型の3つのタイプがあります。
- 手数料固定型 = 広告費に関わらず、固定の金額を手数料として支払う
- 手数料率型 = 広告費に一定の手数料率(10~30%)をかけた金額を手数料として支払う
- 成果報酬型 = 成果(コンバージョンや売上など)に応じて報酬を支払う
なお、成果報酬型は実行条件が厳しく取り入れてる代理店は少ないです。一般的には手数料固定型か手数料率型となり、手数料率は20%としている代理店が多く存在します。
31. 運用手数料はいくらか
運用手数料の具体的な金額は代理店や契約内容によって異なりますが、固定型では月額数万円から数十万円、手数料率型では広告費の20%、成果報酬型では成果に応じた金額が設定されることが一般的です。契約前には代理店から見積もりを取得し、詳細な金額を確認することが重要です。
32. 手数料は外掛けか内掛か
手数料型(コミッション型)は最も多い報酬形態となっており、一般的には「広告費の◯%を手数料」と設定されています。
ただし◯%の手数料「外掛け」と「内掛け」の計算方法がありますので、それに従い広告にかかる全体のコストが変わってきます。
例としては以下です
このように「内掛け」は広告にかかる費用全体が、96万円に対し、「外掛け」は120万円と大きく違ってきます。
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33. 広告にかかる費用は前払いか後払いか
広告にかかる費用が前払いか後払いか確認しておきましょう。前払いの場合、予算を先に確保できるため、キャンペーン開始後の支払いリスクを軽減できます。一方で後払いの場合、キャンペーンの成果を確認した後で支払いが行えるため、費用対効果を確認した上で支払うことができるメリットがあります。どちらの方法を取るかによってキャッシュフロー問題が発生する場合もありますので事前確認が必要です。
34. 最低契約期間はあるか
代理店との契約には最低契約期間が設定されている場合があります。一般的には、最低でも3ヶ月から1年の契約が多いです。この契約期間内に解約する場合、解約手数料や違約金が発生することがあります。「あまりにも代理店の態度が悪い!」からと言って契約後1ヶ月後に乗り換えをしようとすると多額の違約金が発生してしまう恐れもあるので注意です。
35. 運用手数料の下限はあるか
運用手数料の下限が設定されている場合があります。運用手数料が月額で最低5万円などと定められていることがありますので、後々トラブルが発生しないよう事前に確認しておく必要があります。
36. クリエイティブ制作費や初期費用はあるか
クリエイティブ制作費はバナー、動画、コピーなどの制作にかかる費用です。初期費用はキャンペーンの準備、アカウント設定、プランニングなどにかかる費用になります。広告費用に含まれているのか、詳細な料金設定があるのかなど事前に確認していないと請求段階でトラブルになり得ます。
37. 他に追加料金が発生するか
元々の広告費用に含まれていない追加料金が発生する可能性がある場合があります。例えば、キャンペーン中に新しいクリエイティブが必要になる場合や、特別な分析や詳細なレポートが必要な場合など。もし問い合わせ時に費用周りに関して不透明な部分がある場合は、必ず事前に確認しておきましょう。
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