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リスティング広告代理店|代理店に聞くべき38個の質問
本記事では、自社に最適なリスティング広告代理店を選ぶためのチェックポイントを以下の4カテゴリ・38をご紹介します。
- サービスや特徴について(8個)
- 運用体制について(10個)
- 運用担当者について(6個)
- サポート内容(6個)
- 費用面/契約について(8個)
本記事のチェックリストを参考に、ぜひ貴社のビジネスモデルに適した広告代理店の選定してください。
サービスや特徴について(8個)
- 代理店の得意分野はなにか
- 広告運用プラットフォームの対応範囲は広いか
- 自社の業種・業界に類似した経験や実績はあるか
- データサイエンスを用いた運用を行なっているか
- 管理画面の閲覧権限は付与してもらえるか
- テンプレートに頼らず、特定のニーズに応じた運用を提案できるか
- 多言語対応が可能かどうか
1. 代理店の得意分野はなにか?
代理店によってECサイト運営企業、B2B企業、医療業界、教育機関、ビジュアルデザインやコピーライティング、データ分析に基づいた広告運用、多言語広告や多国籍キャンペーンの運用など、それぞれ強みや特徴は異なりますので、事前に確認しておくと今後のビジョンが見やすくなるでしょう。
2. 広告運用プラットフォームの対応範囲は広いか
Google広告やFacebook広告、Yahoo!広告、LinkedIn広告など、どのプラットフォームに対応しているかを確認しましょう。代理店が幅広いプラットフォームに対応していれば、ターゲットに最適なチャネルを選ぶことができます。
3. 自社の業種・業界に類似した経験や実績はあるか
自社の業界に精通している代理店は、業界特有の課題や市場を理解しているため、効果的な戦略を提案してくれる可能性が高いです。
4. データサイエンスを用いた運用を行なっているか
データに基づく分析や最適化は、広告の効果を最大限に引き出すためには重要な要素です。データサイエンス長けている広告代理店を選定することで、広告運用にかかるコストを削減できるだけでなく、より確実に成果を上げることができるでしょう。
データサイエンスに強い代理店を選ぶメリットは主に以下3点
- 精密なターゲティングとリアルタイムの最適化で費用対効果の向上
- 迅速な成果の予測と改善施策を提案してくれる
- リアルタイムで分析で市場の変化への迅速に対応してもらえる
5. 管理画面の閲覧権限は付与してもらえるか
自社にアカウント管理画面の閲覧権限が付与され、リアルタイムで広告の進捗を確認できるかどうかを確認してください。リアルタイムで常に管理画面を確認する必要こそないですが、代理店評価のために代理店によって行われている業務をいつでも確認できる状態にしておく必要があります。
6. テンプレートに頼らず、特定のニーズに応じた運用を提案できるか
既存するテンプレートではなく、自社のビジネスニーズに合わせてカスタマイズされた運用戦略を提案できるかどうかを確認しましょう。広告運用は全ての広告が同じ運用戦略では成果は見られません。市場や業界における消費者の特徴によって戦略は全く異なりますので、「事前調査や分析を徹底的に行なってくれるか」を資料などから確認してみてください。
7. 多言語対応が可能かどうか
国際的に事業を展開している場合やこれから海外展開を考えている場合、複数言語で広告運用の対応ができるか確認しておきましょう。
8.(予算が限られている場合)少額の予算でも対応可能か
広告運用の予算が限られている場合、少額でも広告運用の依頼ができるかどうかが重要です。
特にフリーランスの広告運用者である場合、少額のプランを提示している場合もあります。ですが、月額30万円未満の場合ですと、初期設定など別の費用が掛かる場合が多いです。事前に契約内容をしっかりと確認しておくようにしましょう。
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運用体制について(10個)
- 広告運用を担当するチームがどのように編成されているか
- チームメンバーの経験や専門性はどれほどか
- 特定の分野に精通した人材はあるか
- 効果測定ツールを使用しているか
- データの収集・分析がどれくらいの頻度で行われているか
- リスク管理の体制が整っているか
- 同じ担当者が継続してプロジェクトを担当してくれるか
- 齟齬(そご)のない的確なコミュニケーションが取れているか
- 運用開始後の連絡窓口は「営業担当者」か「運用担当者」か
- 複数のコミュニケーション手段に対応しているか
9. 広告運用を担当するチームがどのように編成されているか
運用体制図の開示をしてもらえるか確認しましょう。提案時は経験値の高い担当者が出てきても、いざ運用を行うとき経験の浅い新人がアサインされることもあり得ます。広告運用に関して、どのようなメンバーでサポートチームが編成されているか、メンバーの経験値はどれほどかを確認しておくといいでしょう。
10. チームメンバーの経験や専門性はどれほどか
前途に続き、チームメンバーの経験や専門性は広告運用の成果に直結するので事前に確認してください。具体的には、広告運用スペシャリストが3年以上の実務経験を持ち、Google AdsやFacebook Adsなどの認定資格を取得していることが望ましいです。また、チームメンバーの過去のプロジェクト経験や成功事例もチェックできるとさらに良いでしょう。
11. 特定の分野に精通した人材はあるか
広告運用チーム内に特定の分野に精通した人材がいるかどうかも重要です。例えば、B2Bマーケティング、Eコマース、ヘルスケアなど、特定の業界に特化した知識や経験を持つメンバーがいる場合、その分野に特化した戦略やキャンペーン運用が可能になります。
12. 効果測定ツールを使用しているか
効果測定ツールの使用は、広告キャンペーンのパフォーマンスを評価し改善点を見つけるために不可欠です。代表的なツールとしては、Google Analytics(GA4)やアドエビスなど。
13. データの収集・分析がどれくらいの頻度で行われているか
データの収集と分析の頻度はキャンペーンの規模や重要性に応じて異なります。大規模なキャンペーンや重要な指標については、リアルタイムでデータを収集し、即座に対応することが求められます。一方で通常のキャンペーンでは、週次や月次でデータを集計し、パフォーマンスを評価します。この頻度はキャンペーンの特性に応じて調整されますが代理店がどのように対応しているか確認しておくと双方の方向性をはっきりさせることができます。
14. リスク管理の体制が整っているか
リスク管理の体制が整っているかどうかは、広告運用におけるリスクへの対応力を示します。常にモニタリングを行う上でリスク発生時の対応策や緊急プランを策定し、問題が発生した際に迅速に対応できる体制を整えているか確認してください。
15. 同じ担当者が継続してプロジェクトを担当してくれるか
結論から言いますと、担当者が頻繁に変更されると戦略の一貫性や信頼関係に影響が出ます。一方で担当者が変わらずにプロジェクトを担当すると、スムーズなコミュニケーションが可能になりプロジェクトの進行が安定するので自社にとってはメリットとなります。代理店によっては頻繁に担当者が変えられることがありますので事前にしておくと安心でしょう。
16. 運用開始後の連絡窓口は「営業担当者」か「運用担当者」か
運用開始後の連絡窓口が「営業担当者」か「運用担当者」かによって、コミュニケーションのスタイルが異なります。結論としては「運用担当者」に常に連絡が取れることがベストな状態です。営業担当者が窓口となる場合、契約関連や全体的な調整を担当します。ですから、運用に関する話の場合は情報を共有し合うのに時間がかかります。一方、運用担当者が窓口となる場合、実際の広告運用やデータ分析に関する詳細な情報提供や問題解決が直接行われるため時間も削減されますので、結果的に迅速な運用改善を行うことができるようになります。
17. 齟齬(そご)のない的確なコミュニケーションが取れているか
広告運用において、的確なコミュニケーションは成功の鍵です。具体的には、広告キャンペーンの目的、ターゲット層、予算、成果指標などが詳細に伝えられ、相互で合意が取れているかどうかを確認することが必要です。定期的な進捗確認ミーティングや、重要な決定事項が文書化されているかもチェックポイントです。
18. 複数のコミュニケーション手段に対応しているか
メール、電話、チャットツール(例:SlackやMicrosoft Teamsなど)、ビデオ会議(ZoomやGoogle Meet)など複数のコミュニケーション手段があるとやり取りがスムーズになります。
運用担当者について(6個)
- 実績は経験年数は十分か
- 対応は迅速で誠実か
- 過去に自社の案件と似たものを担当したことがあるか
- 担当者が現在運用している広告主の数
- 本来の運用担当者一人当たりの担当社数
- 人として相性が合うか
19. 実績は経験年数は十分か
広告運用担当者の経験年数は、広告運用の成功に大きく影響します。 例えば、5年以上の経験を持つ担当者は、多様な業界やキャンペーンに対応してきた実績があり、これによりクライアントのニーズに合わせた効果的な戦略を提案できる可能性が高いです。経験年数が十分かどうかを確認することで、信頼性のある運用が期待できます。
20. 対応は迅速で誠実か
ここでの迅速な対応とは、メールや電話でのレスポンスが適切で、問題が発生した際に素早く対応することを指しています。一方で誠実な対応は、自社の期待に対して正確な情報提供や、透明性のあるコミュニケーションを行うことです。運用担当者の経験だけでなく「プロとして」、「人として」の態度を評価し長期的なパートナーシップを築けるか判断しましょう。担当者との良好なパートナーシップは広告運用の今後の成果を大きく左右する一つの要素となります。
21. 過去に自社の案件・業種と似たものを担当したことがあるか
担当者が過去に自社の案件・業種と類似したプロジェクト経験があれば、その分野特有の課題や成功要因を理解している可能性が高く、自社のニーズに合わせた戦略を提案しやすくなります。
22. 担当者が現在運用している広告主の数
担当者が複数の広告主を運用している場合、各広告に対してどのくらいの時間やリソースが割かれているか確認しましょう。もし担当者一人当たり数十社担当している場合は、個別対応が難しくなる可能性があります。
23. 本来の運用担当者一人当たりの担当社数
前途した通り、一人の担当者が複数のクライアントを管理している場合、各クライアントへの対応が疎かになりがちです。本来一人当たりの担当者数は以下の計算で求めることができます。
「広告主の数」÷「運用担当の数」=本来の1人当たりの担当社数
成果改善を前提として運用を行っていくのであれば、担当者一人当たり4~5社が成果を期待できるラインと言えるでしょう。
24. 人として相性が合うか
担当者との「人間的な相性」も、広告運用の成功には大切になります。コミュニケーションスタイルや価値観が合うかどうかはプロジェクトの進行や関係の長期性に影響を与えます。相性が良ければ、意見の交換がスムーズにいき、問題解決が迅速に行われるので成果が高くなる可能があります。打ち合わせやコミュニケーションを通じて相手の対応や態度を観察し、信頼できる関係を築けるかどうかを見極めましょう。
サポート内容(6個)
- どんなサービスを提供しているか
- 初期設定(GA4など)の設定補助があるか
- 初期設定に要する日数は
- 入稿作業に要する日数は
- レポートの頻度は
- レポートに含まれる内容は
25. どんなサービスを提供しているか
自社が依頼したいサービスを提供してくれるか確認しておきましょう。具体的には、キャンペーンの戦略立案、クリエイティブ制作、広告運用管理、データ分析とレポートなど。
代理店によってこれらのサービスの一部または全てを提供する場合がありますが、サポート範囲が広い代理店ほど、キャンペーンの成功に向けた包括的な支援が期待できると言えます。
一つ注意しておきたいのは、制作と運用を別々の代理店に依頼しないほうがいいということです。それぞれの作業を分別にしてしまうと、LPや広告キャンペーンに一貫性が生まれず、結果的にユーザーを逃してしまう可能性があるからです。「安いから」という理由で別々の代理店に依頼したとしても、コンバージョンが得られなければ費用対効果も低下してしまい本末転倒です。
【もっと知りたい!】
株式会社free web hopeでは、ワンストップで戦略から運用、制作まで依頼できますので確実に一貫性を持たせることが可能です。弊社は、CX(顧客体験)とデータサイエンスに長けた広告戦略のスペシャリスト集団として業種・業界問わず事業グロースに努めています。
詳しい情報が知りたい!という方は左下のボタンから「広告運用」の項目でお問合せください。担当者が迅速に対応させていただきます。
26. 初期設定(GA4など)の設定補助があるか
代理店がGoogle Analytics 4(GA4)などのツールの設定補助をしてくれるか確認しましょう。
27. 初期設定に要する日数は
初期設定にかかる日数は設定内容やツールの複雑さによって異なりますが、2営業日以内が望ましいところです。
28. 入稿作業に要する日数は
広告素材やキャンペーン情報の入稿作業には通常2~3営業日かかります。入稿にかかる時間は、素材の準備状況や入稿プロセスの複雑さによって異なります。代理店の効率やプロセスによっても変わるため、具体的な日数については代理店と確認するのが良いでしょう。
29. レポートの頻度は
レポートの頻度は広告キャンペーンの進行状況や自社のニーズによって決まりますが、週次(週一回)+月次(月一回)のレポート提出が一般的であると言えます。極端にレポート提出が少ない場合は、PDCAサイクルが最速で回されず運用改善に影響が出てしまいます。
30. レポートに含まれる内容は
まず、レポートが「現在の成果に至った要因がはっきりしているか」「対策が明確か」「読んでいてわかりやすいか」を確認しましょう。レポートが数字の羅列になってしまうと、成果向上のための改善施策ではなくただの「報告」ですので、今後成果に変化が見られるとは言い難いです。
費用面/ 契約について(8個)
- 料金体系はどれか
- 運用手数料はいくらか
- 手数料は外掛けか内掛か
- 広告にかかる費用は前払いか後払いか
- 最低契約期間はあるか
- 運用手数料の下限はあるか
- クリエイティブ制作費や初期費用はあるか
- 他に追加料金が発生するか
31. 料金体系はどれか
広告代理店の料金体系には主に手数料固定型、手数料率型、成果報酬型の3つのタイプがあります。
- 手数料固定型 = 広告費に関わらず、固定の金額を手数料として支払う
- 手数料率型 = 広告費に一定の手数料率(10~30%)をかけた金額を手数料として支払う
- 成果報酬型 = 成果(コンバージョンや売上など)に応じて報酬を支払う
なお、成果報酬型は実行条件が厳しく取り入れてる代理店は少ないです。一般的には手数料固定型か手数料率型となり、手数料率は20%としている代理店が多く存在します。
32. 運用手数料はいくらか
運用手数料の具体的な金額は代理店や契約内容によって異なりますが、固定型では月額数万円から数十万円、手数料率型では広告費の20%、成果報酬型では成果に応じた金額が設定されることが一般的です。契約前には代理店から見積もりを取得し、詳細な金額を確認することが重要です。
33. 手数料は外掛けか内掛か
手数料型(コミッション型)は最も多い報酬形態となっており、一般的には「広告費の◯%を手数料」と設定されています。
ただし◯%の手数料「外掛け」と「内掛け」の計算方法がありますので、それに従い広告にかかる全体のコストが変わってきます。
例としては以下です

このように「内掛け」は広告にかかる費用全体が、96万円に対し、「外掛け」は120万円と大きく違ってきます。
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34. 広告にかかる費用は前払いか後払いか
広告にかかる費用が前払いか後払いか確認しておきましょう。前払いの場合、予算を先に確保できるため、キャンペーン開始後の支払いリスクを軽減できます。一方で後払いの場合、キャンペーンの成果を確認した後で支払いが行えるため、費用対効果を確認した上で支払うことができるメリットがあります。どちらの方法を取るかによってキャッシュフロー問題が発生する場合もありますので事前確認が必要です。
35. 最低契約期間はあるか
代理店との契約には最低契約期間が設定されている場合があります。一般的には、最低でも3ヶ月から1年の契約が多いです。この契約期間内に解約する場合、解約手数料や違約金が発生することがあります。「あまりにも代理店の態度が悪い!」からと言って契約後1ヶ月後に乗り換えをしようとすると多額の違約金が発生してしまう恐れもあるので注意です。
36. 運用手数料の下限はあるか
運用手数料の下限が設定されている場合があります。運用手数料が月額で最低5万円などと定められていることがありますので、後々トラブルが発生しないよう事前に確認しておく必要があります。
37. クリエイティブ制作費や初期費用はあるか
クリエイティブ制作費はバナー、動画、コピーなどの制作にかかる費用です。初期費用はキャンペーンの準備、アカウント設定、プランニングなどにかかる費用になります。広告費用に含まれているのか、詳細な料金設定があるのかなど事前に確認していないと請求段階でトラブルになり得ます。
38. 他に追加料金が発生するか
元々の広告費用に含まれていない追加料金が発生する可能性がある場合があります。例えば、キャンペーン中に新しいクリエイティブが必要になる場合や、特別な分析や詳細なレポートが必要な場合など。もし問い合わせ時に費用周りに関して不透明な部分がある場合は、必ず事前に確認しておきましょう。
リスティング広告代理店依頼前に、自社で準備することチェックリスト
リスティング広告代理店に運用を依頼する前に、あらかじめ準備すべきこと6つを紹介します。
- リスティング広告運用の目的を明確にする
- ターゲットユーザーを明確にする
- 予算の決定
- 期間の設定
以上を明確にし広告代理店に伝えていないと、代理店の成果物が「想定と違った」「思うような効果を挙げられていない」などの失敗の原因になりかねません。
以下の項目を参考し、あらかじめ自社側でも準備を進めておきましょう。
1. リスティング広告運用の目的を明確にする
リスティング広告代理店に依頼する前に、リスティング広告運用で達成したい目標を明確にしましょう。
目標の例として、以下のようなものが挙げられます。
- 新規顧客獲得
- 既存顧客へのクロスセル
- ブランド認知度向上
- 特定商品の売り上げアップ
例えば、サイトへの流入を増やしたい場合とCVを増やしたい場合では、広告運用の手法が異なってきます。
また目標を設定する際に、kpiを設定すると達成状況が把握・分析しやすくなります。Kpiとは目標達成度を測るための具体的な指標(クリック数、CV数、CVR)です。
あらかじめ目的を明確にした上で、広告代理店にも「いつまでに」「何の」目標を達成したいのか、その目標達成状況を「どのように」分析するのかを伝えるようにしましょう。
2. ターゲットユーザーを明確にする
次に自社がターゲットとするユーザーを明確にしましょう。リスティング広告の運用時には、目標とするユーザーのやターゲットキーワードをかなり詳細にセグメント化することができます。
またリスティング広告のクリエイティブもターゲットユーザーの属性によって変化します。
具体的には、
- 年齢
- 性別
- 職業
- 地域
- 興味関心
- 想定される検索キーワード
などです。
リスティング広告代理店に相談することもできますが、あらかじめCVの可能性が高いユーザー属性を分析し、ターゲットユーザーに設定しましょう。
3. 予算の決定
広告費として、リスティング広告の運用にどれくらいの予算を割けるか決めましょう。
予算によって、後述の依頼するリスティング広告代理店の種類が異なります。またGoogleなどのリスティング広告では一般的に入札単価を設定します。
入札単価とは、「ユーザーの広告1クリック当たりの金額」を指します。例えば「リスティング広告」というキーワードを1クリック100円と設定した場合、ユーザーが「リスティング広告」というキーワードを検索し、自社の広告を検索した場合に費用が発生します。これは他の競合サイトとのオークション形式であり、検索順位にも影響します。
まずは広告グループ、広告キャンペーンごとに予算をどのように配分するかを検討します。その後に最も費用対効果が高いキーワードや、競合の状況を分析し、適切に予算を配分するようにしましょう。
4. 期間の設定
リスティング広告をいつからいつまで運用するかを決定しましょう。また前述の広告効果を評価する(モニタリング)期間も同時に設定します。
リスティング広告代理店の種類
リスティング広告代理店と一口に言っても、その種類は様々です。そこで本記事では、リスティング広告代理店5種類を解説します。
それぞれのリスティング広告代理店の特徴と予算を抑え、貴社のビジネスモデル・予算に適した広告代理店を選択しましょう。
1. 総合広告代理店
広告全般を取り扱う大手の代理店です。リスティング広告だけでなく、テレビCMや雑誌広告など、幅広い媒体の広告を扱っています。
長年の実績と豊富なノウハウを持つことが強みですが、中小企業にとっては費用が高額になる場合もあります。
2. Web広告専門代理店
リスティング広告をはじめとしたWeb広告に特化した代理店です。
リスティング広告に精通しており、高度な運用技術やノウハウを持っています。また比較的柔軟な対応が可能で、中小企業でも利用しやすい料金体系のところが多いです。
3. Webマーケティング支援会社
リスティング広告だけでなく、SEO対策やSNSマーケティングなど、Webマーケティング全般を幅広く支援しています。
リスティング広告と他の施策を連携させ、より効果的なマーケティング活動をサポートします。ただリスティング広告に精通している担当者がいるかどうかは、会社によります。
4. Web制作会社
ウェブサイト制作をメインとする会社の中には、リスティング広告の運用も行っているところがあります。
ウェブサイトの設計から広告運用まで、一貫したサービスを提供できることが強みです。
5. フリーランス
個人でリスティング広告の運用を行っているフリーランスもいます。格安でサービスを提供しているため、小規模な事業者や、特定のスキルを持った専門家を探している場合に適しています。
ただフリーランス間でも実力の差が激しく、また中には突然連絡が取れなくなってしまうケースなどもありますので、信用できる相手かしっかりと確認しておくことが重要です。
リスティング広告運用は広告代理店それともインハウス化?それぞれのメリット・デメリット
リスティング広告の運用を検討している方は、広告代理店に依頼するかインハウス化そるのかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで本章では、リスティング広告代理店とインハウス化それぞれのメリット・デメリットを解説します。それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、自社に適した方を選択しましょう。
リスティング広告代理店のメリット・デメリット
メリット
- 専門知識と経験
リスティング広告運用代理店は、リスティング広告運用に特化した専門知識と豊富な経験を持つため、効果的な広告運用が期待できます。
また広告プラットフォームのアップデートや新しい機能など、常に最新の情報にキャッチアップすることができ、効果的な施策を提案してくれます。
- 人的リソースの削減
自社で広告運用に専任の人材を配置する必要がないため、人件費やリソースを削減することができます。
さらに本業に集中することができ、全体的な業績をアップすることに繋がります。
デメリット
- コスト
広告費に加えて、代理店への手数料が発生するため、費用がかさむ場合があります。まだ予算の確保が難しい企業は、多大な負担になってしまう可能性があります。
- 情報共有の遅延
代理店との間で情報共有が遅れてしまい、広告の効果をリアルタイムに測定できない場合があるほか、問題が発生した際に迅速な対応ができない可能性があります。
インハウスで運用するメリット・デメリット
メリット
- コスト削減
代理店への手数料がかからないため、広告運用のコストを削減できます。ただ社内に専門の人材がいない場合、研修や設備導入にリソースがかかってしまう可能性があります。
- 柔軟な対応
自社で運用するため、広告内容を迅速に変更したり、新しい施策をすぐに実行したりすることができます。またその効果測定もリアルタイムに分析・修正することが可能です。
- ノウハウの蓄積
自社で運用することで、広告運用のノウハウを蓄積し、長期的な視点で広告運用を進めることができます。
デメリット
- 専門知識の習得
自社で専門的な人材がいない場合、リスティング広告の専門知識を習得する必要があります。その際、運用に至るまでに多大なコストがかかってしまう可能性があります。
- 最新情報のキャッチアップ
広告運用について、常に最新の情報に追従していく必要があります。業務が増えるので、本業に集中できなくなる可能性があります。
広告代理店乗り換えで相談申し込み件数「2.5倍」に成功した保険会社の話。
今回、株式会社アイリックコーポレーション様は既存代理店から株式会社free web hope(フリーウェブホープ)乗り換えを決めてくださいました。
アイリックコーポレーションは顧客満足度No.1(※1)の、日本初となる来店型の保険ショップ(※2)「保険クリニック」を全国約260店舗で展開している保険会社です。
※1…2022年オリコン顧客満足度調査 来店型保険ショップ総合第1位
※2…「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン」
店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義 東京商工リサーチ調べ(2018年6月)

左に株式会社アイリックコーポレーション一同様、右内側からfree web hopeの林健一、古瀬純功、榊原美咲
抱えていた課題
- CPAが高騰に対して施策の頭打ち
- 事業拡大に伴う新規施策
得られた成果
商圏分析からキャンペーン構造・コミュニケーション戦略を見直し....
- 保険相談申込件数が約2.5倍
- 運用型広告のCPAを約70%改善
支援領域
- 広告運用
- LPO
- データ分析
乗り換え(リプレイス)成功要因
- 複数の広告代理店からの提案を吟味し、これからの自社ビジネスに「期待を超える」ビジョンを与えてくれそうなものを選んだ
free web hope から株式会社アイリックコーポレーション様へインタビュー
free web hopeに最終決定した決め手は何でしたか?
乗り換え検討の際、他社はリスティング広告における広告文のタイトルや説明文など、クリエイティブの修正提案に止まるものが多かったですが、free web hopeは「広告運用で流入したユーザーの受け皿をどのように最適化するか」を提案してくださいました。ランディングページの設計を含めて詳細にプランを提案してくだいました。
実際依頼してみて、弊社の対応はいかがでしたか?
free web hopeがいつでもチャットで返信/対応してくれる安心感は頼もしいですし信頼できます。打ち合わせも週に1回以上行うので、進捗を都度共有して相談できるのはありがたいです。数ヶ月単位で担当者が変更されないこともあり、中長期でプランを立てて並走できるのもありがたいです。
【詳細なインタビューはこちら】
全国約260店舗展開の保険相談申込件数が約2.5倍に。マーケティング活動を最大化させるための道のり
最後に|リスティング広告代理店の乗り換えを検討されている方はfree web hope へ
本記事では、リスティング広告代理店の選び方を解説しました。
リスティング広告代理店と一口に言っても様々な種類があり、また依頼するメリット・デメリットも存在します。まずは自社の状況や課題を分析し、適切なリスティング広告代理店を選びましょう。
本記事がリスティング広告代理店選定の参考になれば幸いです。
株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。
長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。
広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお問い合わせください。スピーディーに対応させていただきます。
【free web hopeの広告運用支援実績について、詳しくはこちら】
free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!
監修者:古瀬純功
free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント