ランディングページ(LP)とは?
ランディングページとは、Web検索やWeb広告などを経由して、訪問者が最初にアクセスするページのことで、LPとも呼ばれます。英語で表記するとLanding Pageで”Landing”は「着地する」という意味で、ページに着地するイメージが名称の起源です。
LPと検索すると、LPOという用語もよく並んで出てきます。OはOptimization→【最適化】という意味です。つまりLPOとは【ランディングページ最適化 】と訳せます。
LPを最適化する施策や活動の事を指し、最適化というのは要するに、効果を上げていこうという事です。
LP制作→LPを作る事。
LPO→作ったLPを改善していく事、というように使い分けてください。
ただし、実際に使われている『ランディングページ(LP)』では、「広義のランディングページ」と「狭義のランディングページ」という少し異なる2つの意味が存在します。
「広義のランディングページ」は、言葉のそのままの意味に近い『ホームページでユーザーが最初にアクセスするページ』のことを指します。例えば、ユーザーが検索をして最初に「サービス紹介」のページにアクセスした際、このページがランディングページになります。ちなみに、Googleアナリティクスの左側のメニューのランディングページは、広義の意味でのランディングページのことを指します。一方で「狭義のランディングページ」は、訪問者に購入や問合せを促すことに特化した縦長のレイアウトのページのことを指します。WEBマーケティング業界で使われる『ランディングページ(LP)』は、主に狭義の意味ことが多いです。
本記事では縦長1枚のランディングページ(LP)についてを中心に解説しています。
1.出来ていない成果に繋がる改善
free web hopeでは、web集客の支援を行っており、ランディングページの制作をご依頼いただく際に既存のLPに関して、「web広告の成果が出ないからランディングページを改善したい。でも、ランディングページの何が悪いか分からないから改善できない。」という相談を良くいただきます。
本来、ランディングページの最適化(以下、LPO)を行うには、ユーザーがランディングページをどこまで読み、LPのどのコンテンツがコンバージョンに繋がっているのかを正確に計測して改善箇所を判断する必要があります。
しかし、その計測方法を知らないためランディングページの何が悪いか判断できていない企業がほとんどです。
そのため、多くの運用担当者が改善策を知るためにインターネットで「LP 改善」や「LP 修正」、「LPO」などを検索し、上位に表示された記事を読み、記載されている改善策をそのまま実施しています。
例えば、
・キャッチコピーの変更
・ファーストビューの変更
・LP全体のレイアウト変更
しかし、それらの施策は本当に御社のペルソナやランディングページの問題点などに適切な改善施策でしょうか。また、実施した施策の効果を正確に計測できているでしょうか。
施策を実施し、成果が伸びても、なぜその施策が有効だったのか。
反対になぜ、成果が伸びないのか根拠を持って改善を進めることができません。
この記事でランディングページ運用、LPOの全てを網羅することはできませんが、運用担当者として
最低限、計測すべき数値と計測した数値を元にしたLPOの方法をお伝えします。
GoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャーを設定すれば明日から実施できる効果的な運用
方法です。
ぜひ、ご活用ください。
2.後回しになる数値測定の重要性
広告を運用する上で欠かせないものがランディングページ(以下、LP)です。
LPの数値測定は必要か
LPを作成する際には、サービスのペルソナや競合、業界全体など様々な面から調査を行い、ペルソナに適切に価値が届くようなコピーやデザインなど意図を持って作成します。そのため、LP作成前の設計がとても重要になります。
しかし、設計通りに作成しただけでは成果に繋がりません。作成したLPの反応を測定していくことが重要です。広告自体のCVRなどを管理する担当者は多いですが、LP内のユーザー行動までは、他の業務に追われて管理できていないのが多くの担当者の現状です。
LP内のユーザー行動を正確に測ることが出来ていれば、ペルソナのために設計したLPが本当に有効かどうかを判断することができます。
出稿している広告単位だけで数値を管理していては、広告自体の成果は把握できますが、LP内のどこの何が良いのか、悪いのかまで把握することができません。ユーザーの行動を元にした改善とそうでない改善では成果に大きな差が生まれるため、LPを運用していく際には、広告単体の成果だけではなく、LPの反応も計測することが重要です。
3.LP運用で必ず抑えるべき3つのポイント
LPの反応を計測する際には、GoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャーという2つのツール
を利用して数値の計測を行います。
この記事では、最低限抑えるべき3つのポイントについて事例を交えて解説します。
1.タイマー
「タイマー」とは、ユーザーが何秒間サイトに滞在していたのか?何秒でサイトから離脱したのか?などサイト内でのユーザーの動きを表す指標です。
正確な滞在時間を計測することで離脱が起きているポイントを見つけ、離脱に繋がるコンテンツの仮説を立てることができます。
「例えば、あるLPを計測した数値が下記のような数値だった場合
LP全体の訪問者数から3秒滞在していたユーザー数を引くと、
【15,171(全体)ー801(3秒)=14,370(人)】
3秒以内に離脱したユーザーの数(14730人)が分かります。3 秒以 内で 離 脱 するということは 、ファーストビューに何か問題があるのではないか。という仮説が立てられます。
このように正確な滞在時間を元にすることでLP全体の中でどこが悪いか仮説を立てることができます。
2.スクロール率
「スクロール率」とは、LPがどれくらい読まれたか分かる指標です。スクロール率を計測することで離脱に繋がっているコンテンツの仮説を立てることができます。
下記のLPのスクロール率を例に確認していきます。
このLPのスクロール率が下記のような数値となっています。
この場合、LPの10%から20%へ移行する間で大きな離脱が起きています。この場合、LPの10%はファーストビューに当たります。そのため、ファーストビューを改善することでコンバージョンに繋がる数も増えると考えられます。
このように、スクロール率を計測することでLPの改善が必要な部分を仮説立てることができます。
3.クリックイベント
「クリックイベント」とは、ページ内のどこのボタンが押されたかを測るものです。クリックイベントを計測することでユーザーがLP内で次に取ったアクションやコンバージョンまでの導線が分かり、LP内に複数設置しているCTAのうち、どれがコンバージョンに有効かを把握できます。
例えば、左記のLPには、「ファーストビュー」と「ページの一番下」の2箇所にCTAを設置しています。クリックイベントの結果から番下のCTAからのみコンバージョンしていることが明らかになりました。
このことからユーザーは、ファーストビューだけで問い合わせは行わず、実績やユーザーボイスなどのコンテンツを元に問い合わせを決定していると考えられます。
タイマーとスクロール率と合わせて確認することでユーザーが購入するために必要としているコンテンツの仮説を立てることができます。
「タイマー」「スクロール」「クリックイベント」の3つを設定することでLPの「どこの」「何が」悪いかをより正確にユーザーの反応から知ることができます。
ユーザーの反応を元に改善を行うことでユーザーにとってもより良いLPとなり、その結果、成果にも繋がります。
free web hopeでできること
ランディングページ制作はもちろん、WEB広告の代行も行う当社では、CVRの改善提案を行っています。
次のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ無料相談にお申込みください。
・ランディングページをどこから改善したらいいか分からない
・CVRの高いランディングページを制作したい
・改善のリソースがない