WEB集客とは?基本を押さえよう!
WEB集客とは、ホームページやECサイトなど自社のWEBサイトに訪問者を集めるための施策です。インターネットが普及した現代において、WEB集客はビジネスの成長に不可欠な要素となっています。インターネットを介して集客を行うことで、
- ターゲットユーザーを絞り込み、効率的なアプローチができる
- 地域・時間に関係なく世界中のユーザーにアプローチができる
- WEBサイトやSNSを通じることで、ユーザーとのコミュニケーションが容易に
- 詳細なデータ分析で、マーケティング活動の改善が効率化
など、様々なメリットがあります。
本記事では、代表的なWEB集客の方法12選や、自社のビジネスに適した方法の選び方、効果測定ツールについて解説します!また実際にWEB集客に成功した事例もご紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
WEB集客の主な方法12選!あなたに合う手法はどれ?
WEB集客には様々な方法がありますが、主なものとしては以下のものが挙げられます。
- 検索エンジンから集客
- SEO
- リスティング広告
- MEO
- ショッピング広告
- 外部サイトから集客
- ディスプレイ広告
- SNS
- 動画
- 記事広告
- アフィリエイト
- その他
- オンラインイベント
- メルマガ
- オフラインイベント
これらの手法を組み合わせることで、より効果的にWEB集客を行うことができます。実際にそれぞれの施策の概要やメリット・デメリット、費用相場を解説します。
【WEB集客①】検索エンジンから集客
1. 【SEO】SEO対策で自然検索から集客!
.png)
SEO対策とは、検索エンジンの検索結果で自社のWEBサイトを上位表示させるための施策です。SEO対策を行うことで、自然検索からのアクセス数を増やすことができます。
SEOのメリット
検索エンジンランキングで上位に表示されれば、長期的に安定したアクセスを獲得できます。また、SEOは広告費をかけずに集客することができます。さらに、ユーザーの検索意図と合致したコンテンツを提供することで、質の高いアクセスを獲得することができます。
SEOのデメリット
SEOは対策したのち即時に効果が出るというわけではなく、一般的に3か月~半年程度かかります。またSEOに関する専門的な知識が不足していると、なかなか効果を出すことは難しいです。
SEOの費用相場
基本的に記事の作成・掲載は無料で行うことができます。しかしCMSや分析など、ツールの導入にはコストがかかります。
2.【リスティング広告】リスティング広告で即効集客!

引用:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/campaigns/search-ads/
リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードをもとに、検索結果画面に表示されるテキスト広告を指します。例えば、ユーザーが「引っ越し」と検索すると、引っ越しサービスに関する広告が表示されます。
【リスティング広告についてはこちら】
【Google】リスティング広告(検索広告)完全ガイド!設定方法から運用方法まで
【初心者向け】Yahoo!リスティング広告の始め方ガイド!準備と設定まで5ステップ
リスティング広告のメリット
WEB広告では、配信するターゲットや予算を細かく設定することができます。また、あらかじめ広告配信ツールに効果測定のためのツールが搭載されている場合が多く、データ分析や改善をスムーズに行うことができます。
リスティング広告のデメリット
リスティング広告では、ターゲットユーザーや配信キーワード詳細に指定することができますが、一方で意図しない場所に広告が掲載されるリスクもあります。例えば広告の質や予算が原因で、掲載順位が下がってしまうケースもあります。
【リスティング広告の広告順位を上げる方法についてはこちら】
【Google広告ランク】改善には「品質スコア」が鍵!両者違いも解説
リスティング広告の費用相場
例えばGoogle広告の場合、キャンペーンの予算に基づき「入札戦略」を選択し、最適な入札価格を設定することができます。例えば「クリック課金型」であれば、広告のクリックが発生した際に費用が生じ、「インプレッション課金型」であれば、広告の表示1000回ごとに費用が発生します。自身の広告運用の目標に応じて、最適な入札戦略を選びましょう。
クリック課金型は1クリックあたり50~200円程度、インプレッション課金型は1000回当たり10円~500円程度が目安です。ただ競合との競争の程度や広告の質も影響するので注意です。
【詳しくはこちら】【最新版】Google広告|入札戦略一覧!おすすめの入札戦略や設定方法を紹介
3. 【MEO】Googleビジネスプロフィール(MEO)で地域集客!
.png)
引用:Google ビジネス プロフィール - Google にビジネスを掲載
MEOとは、Googleマップで自社のビジネス情報を検索上位に表示させるための施策です。SEOは検索エンジンでの掲載上位に、MEOではGoogleマップで掲載上位に表示させるための施策です。MEOは、特に地域住民からの集客に効果的です。
MEOのメリット
MEOを使うことで、地域の特定の顧客にアプローチすることができます。
MEOのデメリット
メリットの逆を言えば、特定の地域以外の顧客にはアプローチをすることができませんので、効果範囲が地域に限定されてしまいます。また、情報の更新を継続的に行う必要があります。
MEOの費用相場
MEOは基本的に無料で行うことができます。MEOには関連性、距離、視認性の高さが影響しますので、情報を充実させるなどの施策が有効です。
4. 【ショッピング広告】ショッピング広告で購入を促進!
.png)
引用:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/campaigns/shopping-ads/
EC向けサイトの場合、ショッピング広告を用いるとユーザーに商品を魅力的にアプローチできます。ここではGoogleとYahoo!のショッピング広告2パターンをご紹介します。
①Googleショッピング広告
.png)
Googleショッピング広告とは、Google Merchant Center フィードを用いたP-MAXキャンペーンや、ショッピングキャンペーンを通じてオンライン・オフライン店舗の在庫を宣伝することができます。Googleの検索画面や、ショッピングタブで表示されます。
引用:ショッピング広告について - Google 広告 ヘルプ
②Yahoo!ショッピング広告
.png)
Yahoo!ショッピング広告は、Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!ショッピング」内で商品をアピールできる広告のことです。商品画像やテキストを使ったディスプレイ広告として展開され、商品の魅力を視覚的に伝えられるのが特徴です。
【詳しくはこちら】
【すぐわかる!】Yahoo! ショッピング広告とは?広告の種類や運用のコツまで!
ショッピング広告のメリット
ショッピングサイトを閲覧しているユーザーは購入意欲が高いユーザーです。そのユーザーに直接アプローチをすることができるので、購入を獲得できる可能性は高いと言えます。
ショッピング広告のデメリット
人気のあるカテゴリ―や商品の場合、競合との競争が激しくなってしまう場合があります。
ショッピング広告の費用相場
Yahoo!ショッピング広告の場合、基本はクリック課金型の形式がとられます。リスティング広告と同様に、1クリックあたり数十円が相場です。
【WEB集客②】外部サイトから集客
1. 【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告で潜在層にアプローチ!
.png)
ディスプレイ広告とは、特定のWEBサイトにバナーや動画、テキスト広告などの広告を配信する広告形式です。リスティング広告はユーザーが「検索した」際に表示されるのに対し、ディスプレイ広告はユーザーが検索などのアクションを起こしていない場合にも、広告を表示することができます。よって、潜在ユーザーへのアプローチに効果的です。
【ディスプレイ広告についてはこちら】
Googleディスプレイ広告(GDN)とは?仕組み、配信面、設定方法まで!攻略ガイド
ディスプレイ広告のメリット
リスティング広告と同様に、WEB広告では配信するターゲットや予算を細かく設定することができます。また、あらかじめ広告配信ツールに効果測定のためのツールが搭載されている場合が多く、データ分析や改善をスムーズに行うことができます。
ディスプレイ広告のデメリット
リスティング広告と同様に、ターゲットユーザーや配信キーワード詳細に指定することができますが、一方で意図しない場所に広告が掲載されるリスクもあります。例えば意図しないサイトに広告が掲載され、それが原因で費用対効果の低下やブランドの信頼性の低下などが起こる可能性があります。
ディスプレイ広告の費用相場
例えばGoogle広告の場合、キャンペーンの予算に基づき「入札戦略」を選択し、最適な入札価格を設定することができます。例えば「クリック課金型」であれば、広告のクリックが発生した際に費用が生じ、「インプレッション課金型」であれば、広告の表示1000回ごとに費用が発生します。自身の目標に応じて、最適な入札戦略を選びましょう。
クリック課金型は1クリックあたり50~200円程度、インプレッション課金型は1000回当たり10円~500円程度が目安です。ただ競合との競争の程度や広告の質も影響するので注意です。
【詳しくはこちら】【最新版】Google広告|入札戦略一覧!おすすめの入札戦略や設定方法を紹介
2.【SNS】SNSを活用して集客!
.png)
引用:https://business.x.com/ja/advertising/formats#amplify-twitter
Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、TikTokなどのSNSを活用して、情報を発信したり、ユーザーと交流したりすることで、ブランドの認知度を高め、WEBサイトへのアクセス数を増やすことができます。
①公式SNSアカウントで情報を配信する
SNS集客には、公式アカウントを運用する方法、そしてSNS上で広告を配信する方法があります。公式アカウントを開設することで、ユーザーと直接的なコミュニケーションを図ることができます。
②SNSで広告を配信する
そしてSNS上では広告を配信することができます。配信したいキーワードを設定することで、そのキーワードや関連アカウントに関心のあるユーザーに対し、広告を配信することができます。
【詳しくはこちら】
【2025年版】X広告とは?7つの種類や出し方、費用まで!完全ガイド
SNSのメリット
SNSは情報拡散力が高く、「バズる」ことができれば瞬く間にブランドの認知度を上げることができます。
SNSのデメリット
情報拡散力が高いということは、「炎上」するリスクも高いということです。投稿が意図しない形で拡散してしまうと、ブランドのイメージ低下につながります。
SNSの費用相場
①公式アカウントを運営する場合
アカウントの開設、投稿は基本無料で行うことができます。ただ、一部有料の機能も存在します。例えばXでは認定済み組織アカウントに金バッジを付与していますが、この認定は有料になります。
詳しくはこちら:認証済み組織
②広告を配信する場合
例えばX広告では、6種の課金方式を選択することができます。WEB広告と同様にクリック課金型やインプレッション課金型、またSNS広告独自のフォロー課金型(1フォローあたりに費用が発生する)も選択できます。1フォロー当たり40-100円が相場です。
【詳しくはこちら】
【2025年版】X広告とは?7つの種類や出し方、費用まで!完全ガイド
3. 【動画】YouTubeや動画コンテンツで集客力アップ!
.png)
YouTubeなどの動画プラットフォームで動画コンテンツを配信することで、ブランドのコンテンツ力を高め、サイトへのアクセスに誘導することができます。
①公式アカウントで動画を配信する
動画での集客の方法は2種類あります。動画プラットフォームに公式アカウントを開設し、そこで動画を公開し、集客をすることができます。それまで自社ブランドに関心のなかった顕在層のユーザーにもアプローチが可能です。
②動画プラットフォームで広告を配信する
一方、動画プラットフォームで動画広告を配信することもできます。例えばYoutubeではインストリーム広告、インフィード広告、バンパー広告、ショート広告などがあります。
- インストリーム広告:Youtubeで動画を再生する際に、再生前・再生中・再生後に流れる広告
- インフィード広告:Youtubeの検索結果や関連動画欄に表示される広告
- マストヘッド広告:動画の再生前・再生中・再生後に表示される、音声なしで自動再生される広告
- ショート広告:ショート動画再生中に流れる広告
【詳しくはこちら】
Youtube広告とは?仕組みや課金形態、5つの広告フォーマットについて紹介
Youtubeインストリーム広告完全ガイド!特徴や入稿方法、広告作成のコツまで
Youtubeの「インフィード動画広告」とは?設定方法、入稿規定まで
【すぐにできる!】Youtube ショート広告の出し方と入稿規定の全て
動画コンテンツのメリット
動画コンテンツでは、テキスト広告や画像広告よりも、情報をより分かりやすく視覚的に刺激がある方法で伝えることができます。
動画コンテンツのデメリット
動画制作には多くの費用と時間がかかります。また、動画広告はスキップされてしまう場合もあります。いかに魅力的な広告を作成できるかが、成果をあげるためのポイントです。
動画コンテンツの費用相場
①公式アカウントで動画コンテンツを配信する場合
例えばYoutubeでは、基本的に無料で動画配信が可能です。さらに一定の条件を満たせば、収益化し更なる利益を得ることもできます。しかし、動画の企画、撮影、編集にはコストがかかるため、全体的な費用対効果を検証しましょう。
②動画プラットフォームで広告を配信する場合
例えばYoutube広告の場合、WEB広告やSNS広告と同様にインプレッション課金型やクリック課金型を選択することができます。また動画コンテンツ独自の点として「広告視聴課金(CPV)」が選択できます。この課金方式では、ユーザーが広告を一定時間視聴するか、インタラクションを行った際に費用が発生します。これを選択すれば、広告へのエンゲージメントを高めつつ、費用の削減にもつながります。費用相場としてはWEB広告と同様に、1クリックあたり数円、1000視聴回数あたり400~600円が相場です。
4. 【記事広告】プレスリリース・ニュース配信で認知度・信頼性アップ!
.png)
プレスリリースやニュース配信では、自社の情報をメディアに掲載してもらうことができます。これにより、ブランドの認知度や信頼性を高めることができます。
記事広告のメリット
メディアに掲載されることで、多くのユーザーにリーチすることができます。また、権威性の高いニュースサイトに掲載されることで、自社ブランドも同時に信頼性を高めることができます。
記事広告のデメリット
メディアに掲載されるためには、比較的高額な費用を払わなければなりません。
記事広告の費用相場
参考として朝日新聞が運営するwithnews(ウィズニュース)では150万円、300万円、500万円の3つのプランが用意されています。
5. 【アフィリエイト】比較サイトや口コミサイトを活用!
.png)
アフィリエイト広告とは、他社やインフルエンサーのWEBサイト・SNS等広告を掲載してもらい、そこで生じた成果(お申し込みや商品購入など)に応じて費用が発生する広告手法です。ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と呼ばれる広告主とアフィリエイターを仲介するサービスを通じ、広告が掲載されます。成果の内容は、アフィリエイターとの契約の際に決定します。
【詳しくはこちら】
【成果報酬型広告とは】ROI高い?仕組み、メリット・デメリット、アフィリエイトとの違いなども紹介
①サイトアフィリエイト
サイトアフィリエイトとは、何らかのテーマの特化した他社サイトで自社のブランドや商品を紹介してもらうサイトです。例えば比較サイトや見積もりサイトなどがあります。
②ブログアフィリエイト
WordPressやはてなブログ、アメーバブログなどで、自社のブランドや商品を紹介してもらうことを指します。
③SNSアフィリエイト
X(旧Twitter)やInstagramなどの有名インフルエンサーに、自社のブランドや商品を紹介してもらうことを指します。ブログ、SNSアフィリエイト共通ですが、個人のインフルエンサーに依頼する場合は、その人の信頼性をしっかりと確認し、またPR表記を必ずするなど法律を遵守するようにしましょう。
アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告は、一般的に成果(お申し込みや商品購入など)が生じた際にのみ費用が発生するため、費用対効果を高めることができるのが最大のメリットです。
アフィリエイト広告のデメリット
一方、成果が生じれば費用が発生するため、代理店がCVの質よりも量を重視してしまい、CVの質が下がってしまう可能性があります。顧客の長期的なLTV(顧客生涯価値)に繋がるのかどうかを分析しましょう。
アフィリエイト広告の費用相場
アフィリエイト広告はサイトやインフルエンサーによっても大幅に異なります。一般的に成果1件当たり、対象の商品やサービスの数%が費用になります。
【WEB集客③】その他
1.【オンラインイベント】ウェビナーやオンラインイベントでリード獲得!
ウェビナーやオンラインイベントなど、WEB上でのイベントを開催することで、見込み客を獲得し、WEBサイトへのアクセス数を増やすことに繋がります。
オンラインイベントのメリット
ウェビナーではユーザーと直接接することができるため、エンゲージメントを高め、また自社の商品に対するユーザーの意見を直接収集することができます。よって、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)に効果があると言えます。
オンラインイベントのデメリット
イベントの企画、運営、集客に時間やコストがかかります。また開催後も定期的なフォローアップ(自社サイトへの誘導など)が必要です。
2. 【メルマガ】公式LINE・メールマーケティングでリピーターを獲得!
メールマーケティングとは、メールマガジンやステップメールなどを活用して、顧客との関係性を深め、リピーターを増やすためのマーケティング手法です。またBtoCであれは、メルマガの代わりにLINE公式アカウントを利用するケースも増えています。
メルマガのメリット
ユーザー個人に向けてメール配信ができるため、よりパーソナライズドされたコンテンツを配信することができます。一度CVをしたユーザーにも再度メールを配信することで、また新しいCVを促すことができます。
メルマガのデメリット
メルマガを始めるためには、事前にユーザーのメールアドレスを取得しなければなりません。またメール媒体によっては迷惑メールに分類されてしまう可能性があります。開封率やクリック率を向上させるための工夫が必要です。
メルマガの費用相場
メルマガも基本的にはメール配信ですので、無料で行うことができます。ただメールのクリエイティブ作成や配信ツールの導入には費用がかかる場合もあります。
3.【番外編】オフライン施策と組み合わせて効果倍増!
WEB集客は、実はオンライン上でなくても可能です。オフラインでの集客とWEB集客を組み合わせることで、より効果的に集客することができます。例えば、イベントや展示会でQRコードを配布し、WEBサイトへのアクセスを促すなどが考えられます。
自分のビジネスに適したWEB集客の選び方5ステップ
以上のように様々なWEB集客の方法がある中で、自社に適した方法は何でしょうか?本章ではWEB集客の方法を選ぶステップをご紹介します。
ステップ1:ビジネスの現状と目標を把握する
まずは自社のビジネスの状況とその目的を確認しましょう。
- どのようなビジネスですか? (BtoB, BtoC, 実店舗型, オンライン型など)
- ターゲット顧客は誰ですか? (年齢層、性別、興味関心など)
- どのような強みを持っていますか? (商品、サービス、価格、ブランドの独自性など)
- 競合との差分はありますか?それは何ですか?
- 認知度や顧客ロイヤリティはどの程度ですか?
- 予算はどのくらいですか?
- どのような成果を求めていますか? (認知度向上、見込み客獲得、売上増加など)
これらの情報を整理することで、WEB集客戦略の方向性が見えてきます。
ステップ2:ターゲットユーザーのペルソナを設定する
WEBマーケティングで最も大切なのが、ターゲットユーザーのペルソナをしっかりと設定することです。ここがぶれてしまうと、後の施策すべてに影響してしまうため、ターゲットユーザーの調査、分析、ペルソナ設定は確実に行いましょう。
- 職業
- 年齢
- 性別
- ライフステージの段階
- 役職
- エリア
- 抱えている悩み
これらに加え、自社のビジネスに即した項目も設定しましょう。例えばBtoC化粧品メーカーの場合、「化粧品を選ぶポイント」などです。
例:BtoC化粧品メーカーの場合
- 職業:会社員
- 年齢:20代
- 性別:女性
- ライフステージの段階:新卒社会人
- 役職:一般社員
- エリア:東京
- 抱えている悩み:早起きに慣れておらず、朝にケアをする時間がない
- 化粧品を選ぶポイント:時短でケアできる
ターゲットユーザーの分析をする方法
ターゲットユーザーの属性を分析する方法は多岐にわたります。以下にその例を挙げます。
- 分析ツール:すでに自社サイトや公式SNSアカウントがある場合は、どのようなユーザーを集客できているか、分析ツールで調査しましょう。
- アンケート:CV(商品購入やお申し込みなど)に至ったユーザーにアンケートを取り、属性や悩みを直接収集する方法もあります。しかし、潜在ニーズは顧客自身も把握していない場合があります。アンケートの結果にとらわれすぎないように心がけましょう。
ステップ3:ターゲットのユーザー行動特性を分析する
次に、ターゲットユーザーのCVまでの行動を分析しましょう。ターゲット顧客の行動特性を分析することで、効果的なWEB集客方法が見つかります。
- ターゲットユーザーのCV(最終的な成果)までの行動経路は何ですか?
- ターゲット顧客は普段どのような情報を収集していますか?
- どのようなWEBサイトやSNSを利用していますか?
- どのようなインフルエンサーを観ていますか?
- どのようなキーワードで検索しますか?
- どのようなコンテンツに興味を持ちますか?
ステップ4:WEB集客方法の選択肢を検討する
上記で把握したターゲットユーザー情報を基に、適切なWEB集客方法を検討しましょう。のちの章でビジネスシーン毎におすすめの集客方法を解説します。
ステップ5:効果測定と改善
WEB集客施策を実行したら、効果測定ツール を使って効果を測定しましょう。
- どのWEB集客方法が効果的ですか?/効果をあげられていませんか?
- 予算内に収まっていますか?費用対効果はどのくらいですか?
- どのキーワードやサイトからのアクセスが多いですか?
- どのコンテンツがよく読まれていますか?
これらのデータを分析し、改善点を洗い出してWEB集客施策を改善していくことが重要です。のちの章でおすすめの測定ツールを紹介します。
【あわせて読みたい】
【事例あり】WEB広告の効果測定とは?指標や測定方法、検証ツールを徹底解説
自分に適しているWEB集客の方法は?3つのシーン別におすすめのWEB集客方法を解説!
ここまでWEB集客の方法をご紹介しましたが、「どれが合っているか分からない…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないかと思います。そこで本章では、
- 実店舗型ビジネス
- オンライン型ビジネス
- BtoBビジネス
以上の3つのシーンに分けておすすめのWEB集客方法を解説します。
1. 実店舗型ビジネス (飲食店、美容院など)
実店舗を持つビジネスの場合、地域に密着したWEB集客が有効です。
MEO
Google Mapで検索するユーザーは、店舗に訪れたいという意欲が高いため、そこで上位に表示されれば自店舗に訪問する可能性は高いです。
SNS
自社のターゲットユーザーがSNSを利用する可能性が高ければ、SNSでの対策も有効です。
ローカルSEO
Google Mapと同様に、Googleで「地域名+自社サービス(例:新宿 ラーメン)」で検索するユーザーは、店舗に訪れる意欲が高いため、SEO対策も有効です。
リスティング広告
.png)
またGoogle広告では、広告表示アセットとして「電話番号表示アセット」や「住所表示アセット」が選択できます。これを選択すると、リスティング広告に店舗の電話番号や住所を表示し、さらに訴求力を高めることができます。
【広告表示アセットについて詳しくはこちら】
2. オンライン型ビジネス (ECサイト、WEBサービスなど)
オンライン型ビジネスの場合、ユーザーにパーソナライズドされた広告を配信することがお勧めです。
SEO
ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、そのキーワードを含む記事コンテンツが上位に表示されるように対策しましょう。そのページでビジネスの紹介をすると、自然にCVへ促すことができます。
リスティング広告・ディスプレイ広告
.webp)
Google広告では、レスポンシブ広告を配信することができます。レスポンシブ広告では、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズされた広告が表示されます。例えばECサイトなど商品・サービスの種類が多岐にわたる場合は、自社商品の中から、自動でユーザーに適した広告を作成してくれますので、広告を作成する手間が削減できます。
【レスポンシブ広告について詳しくはこちら】
【疑問解消】レスポンシブ広告でCV率アップ?設定方法やメリットまで紹介
ショッピング広告
ショッピング広告は、購入意欲の高いユーザーに広告を配信することができるため、広告クリックから購入に至る可能性は高いと言えます。
SNS
自社のユーザーがSNSを利用する可能性が高ければ、SNSも活用してみましょう。またSNSのタイムラインでは、自社と同様のコンテンツに興味のあるユーザーに、投稿が表示される可能性が高まるアルゴリズムです。これにより、ターゲティングに基づいた投稿・広告配信がより効果的になるでしょう。
3. BtoBビジネス
BtoBビジネスの場合、ビジネスパーソン向けのWEB集客が効果的です。
記事広告
ビジネスパーソンはニュースサイトを閲覧する可能性が高いので、記事広告を掲載すれば目に留まる可能性は高いです。またニュースサイトは信頼性も高いため、自社ブランドの信頼性も高まるでしょう。
SEO
自社サイトでサービスに関する記事を作成すれば、費用を抑えて集客をすることができます。またその記事内で事例やサービス紹介をすれば、より自社ビジネスへの理解を深めてもらい、CVに繋がる可能性もあります。
ウェビナー開催
ウェビナーに参加するユーザーは、自社のビジネスに関心がある場合が多いので、自然と問い合わせに繋がる可能性があります。またウェビナー参加のためにメールアドレスなどの顧客情報を収集するため、そこからメールマガなど他の集客戦略にもつなげることができます。
WEB集客の効果測定ツールおすすめ3選
それでは、実際にWEB広告の効果を測定するためのおすすめツールを紹介します。
1. Google広告の分析画面
.png)
Google広告を利用している場合は、管理画面から広告のレポートを見ることができます。
様々な高度なレポートが用意されており、例えばオークション分析レポートを使用すると、同じオークション参加にしている広告主より検索結果ページの上位に表示された回数を確認したり、可能な合計インプレッションシェアを他の広告主と比較したりすることが可能です。
2. GA4(Googleアナリティクス4)
.png)
※画像はデモアカウントのものです。
GA4(Googleアナリティクス4)はGoogleが提供する無料の分析ツールです。WEBページのアクセス解析ツールとしても用いられますが、自身のGoogle広告を登録すると詳細に分析することができます。
左端のタブから「広告」を選択すると、各広告単位でキーイベントや広告費用などをかなり詳細に分析することができます。
3. hubspot
.png)
hubspotはアメリカで開発された、顧客管理や営業活動をサポートするMAツールです。hubspotでは複数のプラットフォームの広告を一元で管理し、特にCVR(コンバージョン率)とROIを高めることに有効です。またAIで広告分やクリエイティブを最適化するできる機能も登場しました。
【詳しくはこちら】
【事例あり】WEB広告の効果測定とは?指標や測定方法、検証ツールを徹底解説
WEB集客の成功事例!実際のビジネスでどう活用されている?
ここまでWEB集客の戦略やツールについて解説をしました。しかし、「ここに書いてある施策はすべて行ったが、効果が得られない…」「自社で改善まで行う余裕がない」とお悩みの方もいらっしゃると思います。そのような方には広告代理店への依頼がおすすめです!
free web hopeではターゲットユーザー調査から広告クリエイティブ作成、ランディングページ作成とデータ分析基盤構築まで、WEBマーケティングに関わるすべての業務を一括でお受けいたします!
この章では、実際にPR記事の作成を支援し、目標CV数達成、CPA改善、ブランド認知度向上に成功した事例をご紹介します。
目標CV達成率140%超!サービスの認知度向上にも寄与した“筋フルエンサー”記事はどう作られた?

デジタル広告の「制作」から「改善」まで全工程をワンストップで完結させる、デジタルマーケティングプラットフォーム「Squad beyond(スクワッド ビヨンド)」を運営する株式会社SIVA。当社はPR記事のライティングを担当しました。
抱えていた問題
- お客様に適切なベネフィットを伝えるための第三者視点がほしい
- Squad beyondを知らない人にも認知と理解をしてもらう
free web hopeのソリューション
- PR記事の企画
- PR記事制作
- 本サービスを利用した上でのLP制作
- 広告運用戦略の策定
- 広告運用実行支援
- EFO/LPOの設計/実行
- バナーABテスト設計/実行
得られた成果
- 目標CV数達成率 140%超え
- CPAも目標より5,000円以上低くなった
- 会社の知名度が向上
free web hopeを選んでいただいた理由を教えてください。
杉浦様:コミットメントする姿勢と企画力、熱量が他社と違った点を評価しました。数社から提案を受けていましたが、他社は当社サービスへの理解が不足しており、当社の課題を解決すると思えないものもありました。
一方、free web hopeさんは当社サービスのユーザーであり、サービス理解が高く、非常に考えられた提案をいただけました。そして熱意が伝わってきました。
黒須:Squad beyondの現状を踏まえると、お客様にベネフィットを伝えることと、認知獲得が必要であると考え、PR記事6本を制作しました。
エンタメ色の強い企画に決まった背景はなんでしょうか。
杉浦様:Squad beyondを知らない人にも認知と理解をしてもらうために、第三者からの言及が欲しかったからです。
目指している世界観を実現するためには、熱量の高い第三者からの口コミにたくさん触れてもらう必要があります。そのために波及力があり、熱量が高く第三者にしか出来ない企画を求めました。
黒須:
通常BtoBプロダクトのPR記事は、いわゆる太鼓持ちな“使ってみた記事”が散見され、そもそも読まれにくいものもあります。
そこで、認知獲得のためのPR記事は、プロダクトの紹介とともに読み物としてのおもしろさにフォーカスしました。
“筋フルエンサー”を起用したのは、そのおもしろさとともにSquad beyondを認知していない広告運用担当者に追体験をしてもらうためです。
運用後、課題は解決されましたか?
定量面は、企画を実施した1ヶ月で「CV:53件|CVR:2.15%|CPA:¥9,562」の実績が出ました。当初想定していたCV数からの達成率は140%を超えています。CPAも目標より5,000円以上低い結果でした。本企画終了後は、納品いただいたLPを再利用して自社でLPを作成・運用していますが、そこからもCVが発生してます。それだけ優れたLPを作成いただけたと感じています。
定性面の効果は、会社の知名度が向上したことです。本企画がSNSでバズったおかげで、社員が「あのSquad beyondの会社で働いているの?」と声を掛けられる機会が増えたようです笑今でもSEOの効果が発生しており、CVした顧客の行動履歴を追うと、黒須さんに書いていただいた記事を閲覧しているのがわかります。
【詳しくはこちら】
目標CV達成率140%超!サービスの認知度向上にも寄与した“筋フルエンサー”記事はどう作られた?
まとめ:あなたに合ったWEB集客方法を見つけよう!
WEB集客には様々な方法がありますが、メリット・デメリット・費用を検討し、自社のビジネスに合った方法を見つけることが重要です。この記事を参考に、ぜひWEB集客に挑戦してみてください。
株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。
長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。
広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお悩みをお聞かせください。
【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!
監修者:古瀬純功
free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント