リスティング広告運用｜メリットは７つ！効果が出ない時の対処法などを紹介

リスティング広告のメリット７つ

リスティング広告は数あるWeb運用型広告の中でも、ROI(費用対効果)が高く、しっかり運用戦略を行えば成果を出しやすい施策と言われています。そんなリスティング広告運用を行うメリットは大きく７つあります。

以下で詳しく見ていきましょう。

顕在層へアプローチが可能（購買意欲が明確）
最低出稿金額がなく、低予算から出稿できる（広告予算の調整が柔軟）
ユーザーに広告を見てもらいやすい
他のマーケティング施策と比べて即効性が高い
配信開始・停止がしやすい
データ分析・広告運用改善が容易
クリック単価のため無駄な広告費用を防げる

1. 顕在層へアプローチが可能（購買意欲が明確）

リスティング広告の費用対効果が高いと言われている理由の一つとして、特定のキーワードを入力した購買意欲が明確なユーザーにだけ広告が配信される点にあります。商品やサービスに対する購買意欲が高まった層にだけアプローチするため、効果的な広告配信を行えるのです。

例えば、「車　家族　旅行用」や「長野　旅館　一泊料金」といったキーワードを検索するユーザーは、その商品やサービスに興味があり、購入を検討している可能性が高いです。そのため、リスティング広告は高いCVR(コンバージョン率)を期待できる広告手法と言えます。

2. 最低出稿金額がなく、低予算から出稿できる（広告予算の調整が柔軟）

リスティング広告の大きなメリットの一つは、最低出稿金額が設定されていないため、低予算から広告配信を開始できることです。そのため、中小企業や地域に根ざした商売を行う事業者でも手軽に広告を出すことができます。また、広告予算は日々調整できるため、効果が高いと判断した時点で予算を増やしたり、効果が低い場合は抑えたりすることも容易です。高い成果を出すのには、徹底したターゲティングや適切な配信キーワードの設定が必要となりますが、月５万円〜１０万円と少額から始められることが大きいメリットの一つです。

3. ユーザーに広告を見てもらいやすい

リスティング広告は、検索結果の上部に表示されるため、ユーザーの目に自然に留まります。特に、検索結果の最初のページのトップ部分に表示されることが多いため、ユーザーがクリックしやすくなります。SEOで上位表示を狙う手法は、広告費ゼロ円から始められてリスティング広告より手軽そうに思えますが、効果を感じるまでに時間もかかる上、思うように上位表示できないことも少なくはありません。その点、リスティング広告は、検索上位サイトよりも上に表示されるため、よりユーザーの目にとまりやすくなります。

4. 他のマーケティング施策と比べて即効性が高い

リスティング広告は、他のマーケティング施策と比べて即効性が高いのも特徴です。広告を出稿した直後から顕在層に向けて広告表示がされるため、他のマーケティング施策よりも比較的早くCV（コンバージョン）を得ることができます。さらに、広告運用中にリアルタイムで効果を測定し、必要に応じて即座に調整を行うことができるため、短期間での改善も可能です。

5. 配信開始・停止がしやすい

リスティング広告は、広告の配信開始・停止が非常に簡単に行えることも一つのメリットです。例えば、週末だけのセールや特定の時間帯にだけ有効なプロモーションを展開する場合、設定した期間内に的確に広告を出稿・停止することができるため無駄な広告費用を防ぐことが可能になります。

6. データ分析・広告運用改善が容易

リスティング広告では、インプレッション数（広告が表示された回数）、クリック数、コンバージョン数（広告経由の商品購入やサービス契約などの数）、クリック単価（広告1クリックあたりの平均費用）などの指標をリアルタイムで把握できるため、最適なPDCAサイクルを素早く回すことができます。

7.クリック課金で無駄な広告費用を防げる

リスティング広告は、CPC(クリック単価)という課金方法をとっています。CPCとはユーザーによる広告クリック一回にかかるコストのことで、広告が表示されるだけでは費用が発生せず、実際にユーザーが広告をクリックしたときに初めて費用が発生します。そのため、広告費の無駄を防ぎつつ、興味を持ったユーザーにのみ費用をかれられるという利点があります。

リスティング広告運用のデメリット4つ

一方でリスティング広告のデメリットは以下の4つが挙げられます。

キーワードによってクリック単価が高くなる
潜在層向けではない（認知度向上目指す×）
継続的に運用コストがかかる
一定のユーザー避けられる広告でもある

1. キーワードによってクリック単価が高くなる

リスティング広告の最大のデメリットの一つは、キーワードによってクリック単価（CPC）が高くなることです。特に競争の激しい業界や商品では、コンバージョンに繋がりやすいキーワードの一クリックあたりの単価は高騰します。このため、広告予算が限られている場合や、コンバージョン率が思うように上がらない場合、コストパフォーマンスが低下するリスクがあります。

2. 潜在層向けではない（認知度向上には不向き）

リスティング広告は、特定のニーズや問題を抱えている顕在層に対して有効ですが、潜在層へのアプローチには不向きです。まだ自社の商品やサービスを知らない、または購買意欲が明確でないユーザーに対してリスティング広告を表示しても、効果は限定されています。新規商品、サービスなどの認知度を広める目的の場合は、ディスプレイ広告やSNS広告、Youtube広告などのリーチ数が高い媒体の方が適している場合が多いです。

3. 継続的に運用コストがかかる

リスティング広告は、継続的に運用するためのコストがかかります。広告費用だけでなく、広告運用を最適化するための管理工数やツールの費用、人的リソースへの費用も含まれます。そのためリスティング広告を行う際は、長期的な視点から概算を立てて運用する必要があります。

4. 一定のユーザーに避けられる広告でもある

リスティング広告は、ユーザーの検索結果に表示されるため、クリックされやすい一方で、一定のユーザーには避けられる傾向があります。検索表示されたページのトップに現れるリスティング広告ですが、「広告」「スポンサー」など広告だと一目でわかる表示方法なので、広告を嫌うユーザーからは避けられてしまう可能性があります。

リスティング広告で効果が見られやすい商材の特徴3つ

これまで、効果が見られやすいマーケ施策という論点で説明しましたが、効果が見られやすいかどうかは商材の特徴によっても変わります。一般的に、以下のような商材だと効果が見られやすいと言われています。

緊急性の高い商材
高額商品やサービス
リピート購入が見込める商材

1.緊急性が高い

リスティング広告で効果の出やすい商材の代表的な例として、緊急性の高い商材やサービスが挙げられます。

水道管に亀裂が入って、水漏れしている
鍵を無くしてしまった
１週間以内に引っ越しをしなければならない

こんな緊急事態にあるユーザーは「いち早い問題解決」を求めており、検索後に商品購入を即決する傾向にあるため、コンバージョンに繋がる確率が高くなります。

2.高額である

リスティング広告は、高額商品やサービスのプロモーションに適していると言えます。例えば、不動産、車、エステや美容クリニックなど、比較的高額な商品やサービスを提供する業界では、クリック単価が高騰しても広告費の元がとれることが多く、広告運用での赤字を防ぐことができます。

3.リピート購入が見込める

リピート購入が見込める商材は、初回購入後の再購入を促進するためにリスティング広告が有効です。顧客一人あたりのリピート率が高い商品やサービスの場合、クリック数（＝広告費用）を増やさずにコンバージョンへ繋げることが期待できるため、費用対効果が高くなります。

ユーザーのリピート率が高い商材例

定期購入の食品やサプリメント（例: 健康食品、コーヒー豆）
サブスクリプション型サービス（例: オンライン動画配信サービス、クラウドストレージ）
日用品（例: 化粧品、家庭用洗剤）

リスティング広告で効果が見られず失敗するケース

リスティング広告は「運用戦略」と「正しい運用」と「迅速なPDCAサイクル」が成果を左右します。

リスティング広告において効果が見られず失敗するケースは以下のような場合：

効果測定やデータ分析が徹底されていない
費用対効果の低いキーワード選定がされている

効果測定やデータ分析が徹底されていない

リスティング広告は「出稿してから」が本当のスタートになります。出稿後、パフォーマンスをデータで分析し、改善を何度も重ねるPDCAサイクルを最速で回すことがリスティング広告において成果を上げる方法となります。

運用担当者は、広告管理画面をきちんとチェックしデータ分析ツールを用いてクリック数やコンバージョン数を計測し続ける必要があります。もし社内に広告運用を行うリソースやノウハウが蓄積されていない場合、広告代理店に依頼した方が長期的に見たリターンをより得られるでしょう。

2. 費用対効果の低いキーワード選定がされている

リスティング広告では、キーワードの選定が非常に重要です。戦略的にキーワードが選定されていない場合、以下のようなことが起きます。

ビックキーワードの使用でクリック単価が高くなり予算を無駄に使う
コンバージョン率が低くなる
コンバージョン見込みのないユーザーのクリックで無関係なクリックが増える

リスティング広告の最大の強みは「顕在層に向けて広告表示できる」ところにあります。ところが、キーワードが戦略的に選択されていないと、関係のないユーザーがトラフィックを増やしてしまい無駄に広告予算を使ってしまう始末になりかねません。

リスティング広告運用の効果を最大化させるには｜7つの方法

CV見込みの高いキーワードを厳選する
エリアターゲティング配信を行う
除外キーワードを設定する
データ分析を元にした運用戦略と継続的な改善
プロダクトの質向上
LPの最適化
広告代理店への依頼

1. CV見込みの高いキーワードを厳選する

キーワード選定はリスティング広告の成功に直結します。コンバージョン見込みが高いキーワードを選ぶことで、より効果的にターゲット層にアプローチできます。自社商材の強みや他社とは違う特徴などを調査し、その上で自社の商品をピンポイントで検索してくれそうな顕在層に届くキーワードを設定しましょう。

正しいキーワードを選定するコツ

ユーザーの検索意図や商材やサービスについて深く理解する
Google Keyword Planner などのキーワード分析ツールを使って「検索ボリューム」や「競争度」を分析する
ロングテールキーワードを活用する

2. エリアターゲティング配信を行う

エリアターゲティング広告とは、コンバージョンに繋がる見込みの高いエリアに絞って配信を行う広告戦略。指定したエリアで特定のキーワードを検索したユーザー、または検索サイトを利用しているユーザーを指定して広告配信することが可能です。具体的には、都道府県や市町村、自社から半径何m以内など届いて欲しいエリアだけに限定し、無駄なトラフィックを防ぎます。

3. 除外キーワードを設定する

例えば、高級エステを経営しているとします。「高級エステ」というキーワードで広告を出したいと考えています。しかし、ユーザーが「安いエステ」と検索したときに、高級エステの広告が表示されても、そのユーザーがクリックするどころか、来店する可能性はゼロに等しいですよね。そこで、「安い」というキーワードを除外キーワードに設定し、「安いエステ」を検索したユーザーに広告は表示されなくなります。

広告を無駄遣いさせないためのフィルターを設定することで、効果的に成果を得ることができ、結果としてROI(費用対効果)を高めることができます。

4. データ分析を元にした運用戦略と継続的な改善

データ分析はリスティング広告運用において必要不可欠です。定期的にデータ分析を行い、その結果を基に戦略を調整し改善を何度も繰り返すことで、広告パフォーマンスを向上させることができます。インプレッション、クリック率（CTR）、コンバージョン率、広告費用対効果（ROAS）などの指標を監視する、A/Bテストの実施を実施する、などをして常に改善に向けて施策を練り続けましょう。

5. プロダクトの質向上

クリックを獲得しても商品がユーザーに響かないためコンバージョンへと繋がらない、プロダクトの質が競合と変わらない、または衰えてしまうとリピートへと繋がりません。入口を美化しても入口の向こうで待っているものが期待に沿わないものだった場合、ユーザーは引き返してしまいます。そうすると、無駄に広告費用がかかってしまい結果的に費用対効果は低くなってしまいます。

5. LP（ランディングページ）の最適化

ランディングページは、広告をクリックした後にユーザーが最初に会社と触れる機会となるページであり、コンバージョンに大きな影響を与えます。LPの最適化の例として、UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上、コンテンツの魅力化、ターゲットにカスタマイズされたデザイン、ロード速度の改善などが挙げられます。

6. 広告代理店への依頼

広告運用のプロに依頼することで得られるリターンは大きいです。広告代理店は自社や自社商材、ユーザーや市場調査を行った上で戦略設計をしてくれるだけではなく、出稿後の分析・改善を効果的に行ってくれます。また、広告代理店に運用を依頼すると、社内リソースの節約にもなります。広告運用に関する業務を外部に委託することで、自社のリソースをコア業務に集中させることができ会社全体として生産性が上がります。

期待値に見合う成果を出してくれる代理店を選ぶのは簡単ではないですが、複数社に問い合わせをし、提案内容を比較しましょう。

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【7ステップ】広告代理店選び方完全ガイド！18個の比較ポイントも紹介

リスティング広告「インハウス化」か「広告代理店」どっちを選ぶべき？

リスティング広告の運用を「インハウス化」か「広告代理店依頼」を選ぶかは以下の要因によって異なります。

社内にリスティング広告の専門知識があるか？
広告運用に割けるリソースや時間があるか？
広告運用にかけられる予算はどれくらいか？
迅速な対応や運用の柔軟性がどれだけ必要か？

インハウス運用はコスト削減、運用の柔軟性がある一方で、専門知識やリソース不足が原因で思うように成果を上げられなかったり、人材育成のためのコストや時間がかかることがあります。広告代理店に依頼すると、手数料が広告費の20%ほどかかってしまいますが、効果的な運用戦略の立案だったり、最新の広告運用ツールや技術の使用でより精度の高いターゲティングやデータ分析がプロの手によって行ってもらえるため高い成果が期待できます。

「インハウス化」か「広告代理店に依頼する」かは自社に状況を把握した上で判断する必要があります。一度、社内で、どちらの方が「効率的」で「リターンが大きい」かを話し合ってみましょう。

まとめ：リスティング広告で高い成果を期待するならfree web hope がおすすめ

株式会社free web hope はCX(顧客体験）とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

マーケティングが「売ること」から「よりパーソナライズされたCX（顧客体験）を提供すること」が重視されるようになった今、free web hopeは「顧客コミュニケーション」における独自のノウハウを作り上げました。

長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeへ！公式HP、左下のボタンからお問い合わせください。スピーディーに対応させていただきます。

<<本記事で学んだこと>>

リスティング広告のメリット7つ
リスティング広告のデメリット4つ
リスティング広告で効果が見られやすい商材3つ（緊急性・リピート率・利益率が高い商材）
【リスティング広告で効果が見られず失敗するケース３つ】
効果測定やデータ分析が徹底されていない
費用対効果の低いキーワード選定がされている
【リスティング広告運用の成果を最大化させる方法７つ】
CV見込みの高いキーワードを厳選する
エリアターゲティング配信を行う
除外キーワードを設定する
データ分析を元にした運用戦略と継続的な改善
プロダクトの質向上
LPの最適化
広告代理店への依頼