リスティング広告

【画像付き】リマーケティング広告とは?仕組みや種類、リターゲティング広告との違いを解説!

    一度サイトを訪れたユーザーの約90%以上は同じサイトに戻ることがない、という事実をご存知ですか?そうなんです、ユーザーとしては、他に思い出すきっかけがない限り、サイト名なんて覚えてないですよね。オンラインショッピング時にカートに入れたけど購入まで至らなかった商品のことなんて、1週間もすれば完全に忘れてしまいます。そこで、リマーケティング広告の登場です。リマーケティング広告とは、一度自社のウェブサイトを訪れたユーザーに対して、その後別のWebサイトやアプリを閲覧している際に、再び自社の商材やサービスの広告を表示するマーケティング手法で、コンバージョンに繋がりやすいことが最大のメリットとなっています。本記事では、リマーケティング施策を取り入れる重要性〜設定方法まで解説していきます。ぜひ参考にしていただけると幸いです!
    Index
    目次

    リマーケティング広告とは?

    リマーケティング広告とは、一度自社のウェブサイトを訪れたユーザーに対して、その後別のWebサイトやアプリを閲覧している際に、再び自社の商材やサービスの広告を表示するマーケティング手法です。具体的には、ECモールの例でいくと、ユーザーの特定の商品の閲覧履歴、カート放棄履歴を基に、ユーザーへ広告を表示し、リマインダーを送ることで購入意欲を高めることができます。

    ドイツの統計データ会社Statista(スタティスタ)の調査によると、2024年では、カート放棄するユーザーの数が70.19%まで昇っています。これは10人中約7人が購入まで至る前に、カート放棄をしてしまう、という結果です。

    データ・画像引用:Global digital shopping cart abandonment rate 2025| Statista

    リマーケティングが必要かは自社の広告効果などにもよりますので、今一度自社の広告効果を正しく確認してみましょう

    【関連記事】WEB広告効果測定とは?指標や測定方法を徹底解説

    【事例あり】WEB広告の効果測定とは?指標や測定方法、検証ツールを徹底解説

    リマーケティング広告(リマケ)とリターゲティング広告(リタゲ)の違い

    結論から言うと、リマーケティング広告(リマケ)とリターゲティング広告(リタゲ)は呼び方が違うだけで、双方に違いはありません。人によって呼び方が異なってきますが、一般的には、Google広告では「リマーケティング広告」、Yahoo!やFacebookなどGoogle以外の媒体ではでは「リターゲティング広告」と呼ばれています。

    リマーケティング広告が配信できる媒体

    次に、リマーケティング広告が配信できる、代表的な広告媒体をご紹介します。

    1.Google広告(GDN:Googleディスプレイネットワーク)

    Googleと提携するWEBサイトやアプリケーション、Youtubeなどにリマーケティング広告を配信することができます。

    【詳しくはこちら】Googleディスプレイ広告(GDN)とは?仕組み、配信面、設定方法まで!攻略ガイド

    2.Yahoo!広告(YDN:Yahoo!ディスプレイネットワーク)

    Yahoo!JAPANのポータルサイトや提携する様々なWEBサイトに、サイトリターゲティング機能を利用して広告を配信できます。

    【あわせて読みたい】Yahooリスティング広告の強みは?特徴・費用・メリット | Googleとの違いも説明!

    3.Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)

    Facebookやインスタグラムのフィード、ストーリーズ、オーディエンスネットワークなどに広告を配信することができます。

    4.LINE広告

    LINEアプリケーション内のニュースフィード、LINE VOOMなどLINE関連のプラットフォームに広告を配信することができます。

    【あわせて読みたい】【2025年最新版】LINE広告はどこに出る?指定できる?20種類の配信面を紹介

    5.X(旧Twitter)広告

    Xのタイムラインや検索結果などに広告を配信することができます。

    【あわせて読みたい】【2025年版】X広告とは?7つの種類や出し方、費用まで!完全ガイド

    リマーケティング広告の仕組み

    以下に、リマーケティング広告の仕組みをわかりやすくイラスト化してみました。

    1. ユーザーAがサイトに訪問すると、Cookieが付与される
    2. Aがサイトを訪問している間に、Cookieでユーザーの情報を追跡
    3. 後日、別サイトを閲覧中に自社の広告が表示される
    4. 広告をクリックし、自社サイトに訪問。CVに至る。

    【補足】Cookies(クッキー)の役割

    1. ユーザーの識別 : ユーザーのデバイスの識別番号を記録
    2. サイトへのログイン : サイト上でIDとパスワードを記録
    3. ユーザーの行動履歴の記録:どのページを閲覧したか、どの商品に興味を持ったかなどの情報
    4. セッション管理:カートの中身や、検索履歴などを一時保存

    リマーケティング広告のメリット3つ


    リマーケティング広告の概要が分かったところで、本章ではリマーケティング広告を配信するメリットについて解説します。

    • 見込み客への再アプローチができる
    • CV(コンバージョン)率UPでROASが向上する
    • ブランドの認知力が高まる

    見込み客への再アプローチができる


    リマーケティング広告は、一度サイトに訪れたユーザーに向けて再度広告を表示するマーケ手法ということをお伝えしました。既に自社のことを知っていたり、自社商品への購入意欲が高いユーザーへの再アプローチを行うことで、高いコンバージョンを期待できます。調査によると、26%のユーザーがリマーケティング広告により、サイトに再訪問するという結果が出ており、リマーケティングを行わない場合よりもコンバージョンへ繋がる可能性が広がることがわかります。

    参考:Ad Retargeting in Numbers – Statistics and Trends - Invesp

    CVR(コンバージョン率)向上でROAS(広告費用対効果)改善する


    リマーケティングがCVR向上とROAS改善に繋がる理由は、すでに自社商品やサービスに関心を示しているユーザーに対して広告を表示する、という高いターゲティング精度にあります。一度自社商品やサービスに興味を示したユーザーに対し、購買検討の後押しをすることで、コンバージョン率を向上させる。その上、接点のない新規のユーザーには広告表示をしないので、無駄な広告予算を抑えつつCVへ繋げられるため、ROAS改善を目指せます。

    【ROASの正しい測定方法はこちら解説しています】WEB広告の費用対効果を最大化する!ROASの計算・活用方法

    ユーザーとの接点を増やし、ブランドの認知力を向上できる

    リマーケティングは、既に自社に興味を示したユーザーへ繰り返し広告を表示するので、ユーザーとの接点を増やすことができ、結果として、ユーザーにブランド名を思い出してもらいやすくなります。

    リマーケティング広告のデメリット3つ


    リマーケティング広告のメリットを解説しましたが、一方でデメリットも存在します。メリットデメリット両方を検討した上で、リマーケティング広告を配信するかの意思決定をしましょう。

    • 一部のユーザーには嫌悪感を抱かれる
    • 潜在層向けではない
    • プライバシー侵害への懸念

    一部のユーザーには嫌悪感を抱かれる

    ユーザーが広告に嫌悪感を抱く理由は、「しつこい」「追いかけられている気がする」「広告に疲れた」など挙げられます。特にリマーケティング広告は、ユーザーの情報を基に広告を表示するため、一部のユーザーには「追いかけられている」「監視されている」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性も少なくありません。

    そこで「フリークエンシー」という指標が重要になります。フリークエンシーとは、特定のユーザーに対して同じ広告が表示された回数を意味します。このフリークエンシーを適切な回数に設定するこで、ユーザーが嫌悪感を抱くことを回避することができます。

    【あわせて読みたい】フリークエンシーとは│適切な回数やリーチとの違い、設定方法を解説

    潜在層向けではない

    リマーケティングは、ユーザーの過去の行動履歴(閲覧ページ、カートに入れるなど)に基づいて広告を表示します。そのため、まだウェブサイトを訪れたことのない潜在層には、広告が表示されにくいのです。すでに商品やサービスに関心を持っているユーザー、つまり顕在層に対して、より効果を発揮する手法です。

    プライバシー侵害への懸念

    リマーケティングは、一度ウェブサイトを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示し、購買意欲を高める効果的なマーケティング手法です。しかし、この手法は、ユーザーのプライバシー侵害に繋がる可能性も指摘されており、大きな課題となっています。ユーザーのプライバシー保護を最優先に考え、透明性のある情報提供を心がける必要があります。

    リマーケティング広告の種類

    リマーケティング広告は様々な種類があり、それぞれ特徴や活用シーンが異なります。この章では、リマーケティング広告の種類について解説します。

    1. 標準リマーケティング

    ウェブサイトの特定のページを見たユーザーに対し広告を表示します。その商品を再度ユーザーにアピールしたい場合などに有効です。

    2. 検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)

    検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーかつ、ウェブサイトを訪れたユーザーに対して広告を表示します。検索意欲の高いユーザーに対して、よりターゲットを絞った広告配信が可能です。

    3. 動的リマーケティング

    ユーザーが閲覧した商品やサービスに関する広告を自動的に作成し、表示します。ユーザーの興味関心に特化した広告が表示されるためCVRが高いです。特にECサイトなど多くの商品を取り扱うサイトで効果を発揮できます。

    【あわせて読みたい】動的リマーケティングとは?仕組み、設定方法、標準リマーケティングとの違いを解説

    4. アプリのリマーケティング

    自社のアプリをインストールしたユーザーや、アプリ内で特定の行動をしたユーザーに対して広告を表示します。アプリの再ダウンロードを促したり、アプリ内での広告を促したりする場合に有効です。

    5. 動画リマーケティング

    特定のYoutube動画を見たユーザーに対して広告を表示します。動画を視聴したユーザーに対して、さらに商品やサービスへの関心を深めてもらいたい場合に有効です。YoutubeアカウントとGoogle広告のリストを紐づけることで、リストの作成が可能になります。

    6. Googleアナリティクスのリマーケティング

    Googleアナリティクスで設定したセグメントに基づいて広告を表示します。Google広告の分析に基づき、「サイトに〇分以上滞在したユーザー」などより詳細なターゲティングをしたい場合に有効です。

    7. 顧客リストに基づいたリマーケティング

    自社の顧客リストに基づいて広告を表示します。既存顧客のクロスセルやアップセルを促進したい場合に有効です。

    リマーケティング広告を効果的に活用するポイント

    リマーケティングを効果的に行うためには、精度の高いターゲティングをした上で、リマーケティングリストを作成することが重要です。また、ユーザーの潜在的な感情に響くようなクリエイティブも欠かせません。

    1. ターゲティングの精度向上とリストの改善

    まずはターゲティングの精度を向上させましょう。広告を配信するユーザーを詳細な項目に基づいて分類することで、よりパーソナライズドされた広告を配信することができます。リマーケティング広告ではユーザーの性別、年齢、住んでいる地域などの他に、Googleアナリティクスを利用して「サイトに〇分以上滞在したユーザー」などより詳細なセグメンテーションが可能です。

    【あわせて読みたい】【2024年最新】Google広告のターゲティング種類一覧と設定方法を徹底解説!

    2. 魅力的な広告クリエイティブの作成

    ユーザーの行動履歴や興味関心に基づき、より関連性の高い広告クリエイティブを作成しましょう。まず広告クリエイティブにはユーザーのニーズや悩みを入れることが重要です。また「あと〇日」など限定キャンペーンであることや、「今すぐ購入」などの明確な行動を示すことで、ユーザーの購買意欲を刺激することができます。

    【あわせて読みたい】【CTR改善】成果を出す広告クリエイティブとは?制作の8ステップや成功事例を解説

    3. 入札戦略の最適化

    TCPA(目標顧客獲得単価)を設定し、特定の時間帯やデバイス、キーワードなどの分析に基づいて、入札単価を調整しましょう。また自動入札を活用することで効率的な入札単価を実現することができます。

    【あわせて読みたい】【最新版】Google広告|入札戦略一覧!おすすめの入札戦略や設定方法を紹介

    4. ランディングページの最適化

    広告で訴求した内容と、ランディングページの内容が一致していることは非常に重要です。いくら広告をクリックしてもらっても、その後CVなければ意味がありません。広告運用の際には、広告本体だけではなくランディングページのデザインやキャッチコピーなどがユーザーのニーズと一致しているかを確認しましょう。

    5. 配信期間の最適化

    広告をクリックしたユーザーは即時にCVに至るとは限りません。獲得しているユーザーがどのぐらいの期間でCVに至っているのか、再度分析しましょう。特にCVRが最も高まる期間にリマーケティング広告を配信することで、さらに効果を向上させることができます。

    【あわせて読みたい】【web広告】リーセンシーとは│意味やフリークエンシーとの違いを解説

    6. 定期的な効果測定と改善

    広告は出向して終わりではなく、その後も継続的な効果測定が重要です。まずkpiを設定し、これらの指標を継続的に分析しましょう。また分析した後は結果に基づき改善案の立案・実行する、このPDCAサイクルを回すことが重要です。

    ABテスト

    広告の改善施策の一つとしてABテストが挙げられます。ABテストとは複数の広告クリエイティブやランディングページのパターンを用意し、どちらがより効果的か分析する手法です。

    【あわせて読みたい】【事例あり】広告のABテスト完全ガイド!効果的な手順から活用法まで徹底解説

    7. フリクエンシーの調整

    フリクエンシーとは、広告の掲載頻度を指します。同一ユーザーに何度も同じ広告を表示すると、ユーザーに嫌悪感を与えてしまう可能性があります。また掲載頻度が低すぎてもユーザーに広告を認知させることができません。ユーザーの行動パターンを詳しく分析し、最適な表示タイミングを設定しましょう。

    【あわせて読みたい】

    フリークエンシーとは│適切な回数やリーチとの違い、設定方法を解説

    【web広告】リーセンシーとは│意味やフリークエンシーとの違いを解説

    リマーケティング広告を効果的に活用する上で押さえておきたいチェックリスト

    • Googleタグを設定し、有効化する
    • カスタマーマッチを設定する
    • 閲覧ページ、カート放棄商品、などユーザーの行動履歴に基づいて、詳細なリストを作成
    • コンバージョンを得たユーザーを除外をする
    • クリエイティブ(バナー、ランディングページなど)の修正を行う
    • その他のマーケティング施策との連携をする

    【Google広告】標準リマーケティング広告の設定・配信方法


    Googleで標準リマーケティング広告を設定するには、3つのプロセスが存在します。「タグの設定」→「リスト作成」→「キャンペーン作成との紐づけ」の順番で進めていきましょう。

    Google広告のコンバージョンIDをコピー

    1.Google広告の管理画面で、「ツール」をクリック

    2.「共有ライブラリ」→「オーディエンス マネージャー」 をクリック

    3.「データソース」 をクリック

    4.「Google広告タグ」カードで 「詳細」 をクリック。

    5.リマーケティングタグをまだ設定していない場合は、「タグを設定する」→「Googleタグ マネージャーを使用する] を選択。

    6.「コンバージョンID」をコピーする。

    Googleタグマネージャー(GTM)でリマーケティングタグを作成

    1.GTMで、「新しいタグ新しいタグを追加」をクリック

    2.「タグの設定」→「Google広告」→「Google広告のリマーケティング」を選択

    3.先ほどコピーしたGoogle 広告コンバージョンIDを入力。必要に応じてコンバージョン ラベルも入力。

    4.「トリガー」をクリックし、タグをいつ配信するかを指定。たとえば、ウェブサイトのどのページにもリマーケティングタグを追加する場合は、すべてのページで配信するトリガーを選択。

    5.「保存」をクリックして、タグの設定を完了。

    ※コンバージョン リンカーが有効になっていることを確認してください。

    6.GTMのプレビューモードで確認し、準備ができたらタグを公開。

    リマーケティングリスト作成

    1.Google広告の管理画面で「ツールと設定」→「オーディエンスマネージャー」を選択

    2.「オーディエンス」をタブを選択

    3.「」をクリックし、オーディエンスリストを作成

    • オーディエンス名:リストの分かりやすい名前を付ける(例:「過去〇日以内にサイトに訪れたユーザー」など)
    • 広告主様のデータ:過去にサイトに訪れたことのあるユーザーに広告を配信
    • 除外・ユーザー属性:必要に応じて設定。広告を配信するユーザーをさらに絞り込むことができる。

    4.左下の「保存」でリストを保存する

    リマーケティングリストと広告キャンペーンの紐づけ

    1.Google広告の管理画面で「ツールと設定」→「オーディエンスマネージャー」を選択

    2.先ほど作成したリマーケティングリストを選択

    3.名前の横にある縦3点のメニューを選択

    4.「次に追加」→「広告グループ」または「キャンペーン」をクリック

    5.リマーケティングリストを利用したい広告グループまたはキャンペーンを選択

    6.ターゲティング設定を選択したのち、「オーディエンスセグメントを追加」をクリック。

    • ターゲット:広告でリーチしたいユーザーやインターネット上で広告を表示したい場所を指定できる。特定のユーザーや特定のコンテンツにのみ広告を表示する場合に使用。
    • モニタリング:広告の掲載結果をモニタリングすることができる、リーチには特に影響しない。キャンペーンのターゲットをこれ以上絞り込まず、特定のの条件がどのように機能するかをモニタリングしたい場合に使用。

    【引用】

    標準の Google 広告リマーケティング - タグ マネージャー ヘルプ

    「ターゲティング」と「モニタリング」設定について - Google 広告 ヘルプ

    【Google広告】動的リマーケティング広告の設定・配信方法

    動的リマーケティング広告を配信する際は、「(ウェブサイトリマーケティングの場合)動的リマーケティング用のタグを追加する」→「フィードを作成」→「フィードをリマーケティング広告に適用」の手順を踏みます。

    フィードとは、レスポンシブ広告上に表示する商品のデータを指します。csv、.tsv、.xls、.xlsx のいずれかのファイル形式でフィードを作成し、Google 広告にアップロードしましょう。

    (ウェブサイトリマーケティングの場合)動的リマーケティング用のタグを追加する

    1.Google 広告の管理画面で 「ツール」 アイコン をクリック。

    2.項目メニューで 「共有ライブラリ」 →「オーディエンス マネージャー」をクリック。

    3.左側のページメニューで 「データソース」をクリック。

    4.「Google 広告タグ」カードで 「タグを設定」 をクリック。

    すでに Google タグを設定している場合は、縦三列アイコン →「ソースを編集」 の順にクリックすると、タグを編集できます。

    5.「お客様のウェブサイトでユーザーが行った特定の操作に関するデータを収集して、パーソナライズド広告を表示します。」 を選択。

    6.商品やサービスに該当する業種を選択。選択した業種によって、動的リマーケティングのタグ設定のパラメータが決まる。

    7.「作成して続行」または「保存して次へ」 をクリック。

    8.「タグを設定する」パネルが表示される。タグの設定方法は標準リマーケティングの配信・設定方法の章を参照してください。

    フィードを作成する

    1.Google 広告の管理画面で「ツール」をクリック。

    2.「ビジネスデータ」をクリック。

    3.上部の 「データフィード」 をクリック。

    4.プラスボタン をクリックして 「動的広告フィード」を選択し、業種を指定。

    5.「ソースの選択」をクリックして、フィードのファイルを添付。

    6.「適用」 をクリック。

    動的リマーケティング広告を作成する

    1.Google 広告の管理画面で「キャンペーン」アイコンをクリック。

    2.セクション メニューで「キャンペーン」 →「広告」をクリック

    3.プラスボタンをクリックして、「レスポンシブ ディスプレイ広告」を選択。

    4.広告グループを選択。レスポンシブディスプレイ広告で動的リマーケティングを運用する場合は、広告グループまたはそのキャンペーンを必ずフィードに添付。

    5.レスポンシブ広告の設定をする。レスポンシブ広告では次の要素の複数のバージョンをアップロードできる。人気の高いサイズと広告フォーマットを使用した広告がプレビューに表示される。

    • 短い広告見出し: 半角 30 文字(全角 15 文字)以内で1~5個作成できる。
    • 長い広告見出し: 半角 90 文字(全角 45 文字)以内で作成。
    • 説明文: 1~5 個の説明文を作成。
    • ビジネスの名前: ビジネスやブランドの名前を入力。
    • 最終ページ URL: 広告をクリックしたユーザーの移動先を入力。

    6.完成した後は「保存」 をクリック。

    引用:動的リマーケティング用のディスプレイ広告を作成する - Google 広告 ヘルプ

    【Yahoo!広告】サイトリターゲティング広告の設定・配信方法

    1.サイトの「プライバシーポリシー」ページを確認

    広告管理画面の「プライバシーポリシー」ページを確認し、「プライバシーポリシーに必要な記載事項」が明記されているか確認します。「プライバシーポリシーに必要な記載事項」が明記されていない場合は、明記してください。

    2.サイトリターゲティングタグを取得する

    オーディエンスリストにウェブサイト訪問ユーザーを蓄積するにはサイトリターゲティングタグが必要です。サイトリターゲティングタグは、広告管理ツールのオーディエンスソース管理画面より取得できます。

    3.ウェブサイトにサイトリターゲティングタグを設置する

    サイトリターゲティングタグを広告主様のウェブサイトに設置します。サイトリターゲティングタグを設置することで、当該サイトへのインターネットユーザーの訪問履歴を蓄積できます。

    • サイトリターゲティングタグは、ウェブサイト内の全ページに設置することを推奨します。タグが設置されていないページは、そのページを訪問したユーザーの閲覧履歴情報が蓄積されません。

    4.オーディエンスリストの作成を行う

    オーディエンスリストの管理画面で、広告の配信対象となるオーディエンスリストを作成します。オーディエンスリストの種別は、「ウェブサイト訪問ユーザー」を選択してください。サイトのURL(またはURLの一部の文字列)や、任意で作成したカスタムラベル、参照元URLなどの条件を指定して作成できます。

    5.オーディエンスリストを設定する広告グループを作成する

    ※すでに作成済みの広告グループを利用する場合、本手順は不要です。

    6.オーディエンスリストを広告グループに設定する

    手順3で作成したオーディエンスリストを、手順4の広告グループ、または既存の広告グループに設定します。これにより広告グループ内に作成した広告を、オーディエンスリストに含まれるユーザーに対して配信できます。

    1. 左サイドメニュー(設定項目)の「オーディエンスリスト」をクリックします。
    2. 「編集」ボタンを押します。
    3. オーディエンスリスト・共通オーディエンスリストを設定する広告グループにチェックを入れて、「決定して進む」ボタンを押します。
    4. 「オーディエンスリストを指定して配信」を選択します。オーディエンスリスト・共通オーディエンスリストの一覧は、タブをクリックすると切り替えられます。
    5. 設定するリストで「配信」または「除外」を選択します。選択したリストは右側に表示されます。「配信」を選択したリストごとに入札価格調整率を変更する場合は、「入札価格調整率」欄で「+」または「-」を選び、割合を半角数字で入力します。
    6. 「設定」ボタンを押します。

    引用:

    ウェブサイトを訪問したユーザーに広告を配信する(サイトリターゲティング)【運用型】 - ヘルプ - Yahoo!広告

    広告グループにオーディエンスリスト・共通オーディエンスリストを設定する - ヘルプ - Yahoo!広告

    リマーケティング広告の費用相場

    ここでは、リマーケティング広告の一般的な費用相場や費用を抑える方法について解説します。

    • クリック課金の場合:1クリック当たり50-100円
    • インプレッション課金の場合:1000回表示当たり50-100円

    ただし、業界・業種、競合、広告の質、配信期間、広告プラットフォームによってもその費用感は大きく異なります。

    リマーケティング広告の費用を抑える方法

    1.ターゲットを絞り込む

    より具体的なターゲット層に絞り込むことで無駄な広告表示を抑えることができます。

    2.広告の質を高める

    例えばGoogle広告は入札単価だけではなく、広告の質も掲載順位に影響を与えます。魅力的な広告を掲載し、クリック率を向上させることで、ROAS(費用対効果)の向上が期待できます。

    3.入札戦略の見直し

    広告の効果と入札単価を定期的に見直し、最適化させましょう。

    【Web広告の費用について詳しくはこちら】

    【Web広告】代行依頼手数料はいくら?相場や広告予算の設定方法まで解説

    WEB広告の費用対効果を最大化する!ROASの計算・活用方法

    リマーケティング広告を活用する際に気をつけるべきポイント

    最後に、リマーケティング広告の設定・配信をする際に気を付けるべきポイントについて解説します。

    • 一定量以上のデータがないと、リマーケティング広告を配信することができない
    • 「and」と「or」の使い分けをする
    • 除外設定をする
    • URLに「sp」を含む
    • バナー広告の種類を増やす

    1. 一定量以上のデータがないと、リマーケティング広告を配信することができない

    リマーケティング広告を配信するためには、一定量以上のデータが必要です。例えばGoogleリマーケティング広告では過去30日間のアクティブユーザー数が100人以上、Yahoo!サイトリターゲティング広告ではターゲットリストのユーザーサイズが1,000件以上あることが必要です。ですので、まだビジネスを始めたばかりの際は、まずは他の広告を運用し、データの蓄積を始めましょう。

    Google ディスプレイ ネットワークをターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 100 人以上であることが必要です。Google 検索ネットワークをターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 1,000 人以上であることが必要です(顧客リストの場合を除く)。顧客リストをターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 100 人以上であることが必要です。YouTube をターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 1,000 人以上であることが必要です(顧客リストの場合を除く)。顧客リストをターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 100 人以上であることが必要です。

    引用:データ セグメントの仕組み - Google 広告 ヘルプ

    サイトリターゲティングを利用して広告を配信するには、ターゲットリストのユーザーサイズが1,000件以上である必要があります。※ユーザーサイズが1,000件以上の場合であっても、システム側の判断により広告が配信されない場合もあります。

    引用:サイトリターゲティングとは【検索広告】 - ヘルプ - Yahoo!広告

    2.「and」と「or」の使い分け

    オーディエンスセグメントを設定する際に、「and」「or」の存在に気をつけなければいけません。

    • 「and」= ページAとページBのどちらとも訪問したユーザーに配信
    • 「or」= ページAとページBのどちらか訪問したユーザーに配信

    使い分け例としては、

    • カート放棄ユーザーへのリマーケティング:「カートページ」on「購入せずサイトを離脱」
    • 特定の商品に興味があるユーザーへのリマーケティング:「特定の商品ページ」and「30日以内に自社サイト(LPなど)を訪問」

    ここで一つ注意しておくべき点は、条件を多く組み合わせすぎると、ターゲットが絞り込みすぎてしまい、広告が表示される機会が減ってしまう可能性がある、ということです。また、条件の設定ミスは、意図しないユーザーに広告が表示されてしまう原因となりますので、十分に気をつけましょう。

    3.除外設定

    オーディエンスに関する設定時にもう一点気をつけておくべきことは、既にコンバージョン(例、購入済み)に達したユーザーを除外しておくことです。また、地域や性別など、必要に応じて設定を忘れずに行いましょう。

    4.URLに「sp」を含む

    URLに「sp」を含むスマホサイトを持っている場合は、設定時にWebサイトURLに「sp」を含めないと、スマホユーザーは広告配信対象外となってしまうので、注意が必要です。具体的には、PC上で「https://marketing.com/service」なのに対し、スマホ版のURLでは「https://marketing.com/sp/service」と表記されています。ですので、リスト作成時にはURLが適切に設定されているか確認しながら進めましょう。

    5.バナー広告の種類を増やす

    一人ひとりにパーソナライズされたメッセージを届けるには、バナー広告の種類を増やす必要があります。バナー広告を一つ作成しても、その広告がユーザーデバイスに適応できるわけではなく、広告枠に合わないことからユーザーにアプローチできる機会が減ってしまいます。

    【バナーサイズについて詳しくはこちら】

    【最新版】GoogleとYahooディスプレイ広告のバナーサイズ一覧!

    ただ、デバイスとユーザー両方に対応できるバナー広告の種類を手作業で増やしていくのは、気の遠くなる作業ですので、「レスポンシブ広告」の利用もオススメします。レスポンシブ広告は、複数の画像やテキストを組み合わせ、広告プラットフォームのアルゴリズムによって最適な広告が自動生成される仕組みで、作業工程を減らしてくれます

    【もっとレスポンシブ広告について知りたい方はこちら】

    【疑問解消】レスポンシブ広告でCV率アップ?設定方法やメリットまで紹介

    リマーケティング広告の運用は広告代理店への依頼がおすすめ!メリットを解説

    ここまでリマーケティング広告の概要や設定方法について解説しました。しかし、マーケティング担当者の中には「リマーケティング広告を配信しているのになかなか成果を上げられない…」「リマーケティング広告を運用するノウハウやリソースがない…」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?

    そのような方には、リマーケティング広告の運用を広告代理店へ依頼することがおすすめです。ここでは、リマーケティング広告の運用を広告代理店へ依頼するメリットについてご紹介します。

    【1】広告代理店が持つ、広告運用に関する知識やノウハウを活用することができる

    広告代理店は広告運用分野におけるプロフェッショナルであるので、広告代理店が今までに蓄積してきた広告運用に関する専門知識を活用することができます。また広告の最新トレンドにも強く、社内でキャッチアップの必要がなくなります。

    【2】社内のリソースを削減でき、本業に集中できる

    自社で広告を運用する場合、社内でリマーケティング広告に関する研修を進める必要があります。しかし、広告代理店はリマーケティング広告のクリエイティブ作成・運用から分析、その後の改善まで一括で任せることができます。社内で広告運用についてリソースを削減でき、本業により集中することができます。

    【3】様々な広告クリエイティブを作成できる

    動的リマーケティング広告を配信する場合、多様なユーザーニーズに合わせて様々な画像や広告文を作成しる必要があります。「複数の広告クリエイティブを用意するリソースがない…」「これ以上よい広告クリエイティブは思いつかない…」と行き詰った場合も、広告代理店が持つ豊富な知識と経験から、よりよい広告クリエイティブを作成・管理・改善することができます。

    【4】詳細なデータ分析ができる

    リターゲティング広告は実施して終わりではなく、データ分析をし、改善のサイクルを回すことで広告の改善ができます。自社でデータ分析が難しい場合は、広告代理店に依頼することも検討してみてください。

    free web hopeでは、データ分析基盤構築も支援しております。公式HP,左下のボタンからぜひお気軽にご連絡ください。

    最後に:CV率が上がらずにお困りでしたら、free web hopeへ

    株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

    長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

    広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお悩みをお聞かせください

    【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!

    監修者:古瀬純功

    free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

    Article

    関連記事

    お問い合わせはこちら

    Contact

    成果の出せるLPが欲しい、ABテストや広告運用、引き上げ施策、などのご相談はこちらから!

    お困りのこと

    複数選択可

    ビジネスモデル

    広告費について

    ご入力いただきましたメールアドレス宛てに自動配信メールが届いておりますのでご確認下さいませ。
    2~3営業日内に、担当よりメールにてご連絡を差し上げます。しばらくお待ちくださいますよう宜しくお願い致します。

    Step
    0103