成果報酬型広告とは?
成果報酬型広告とは、広告によって具体的なコンバージョン(例:商品購入、サービス申し込み、資料請求)が発生した場合にのみ、広告費用が発生する広告方式のことです。裏を返すと、コンバージョンが発生しない限り広告費用が発生しないため、ROI(Return On Investment :費用対効果)が高めな広告方式とも言えます。
成果報酬型広告とアフィリエイト広告との違いは?
結論から言いますと、アフィリエイト広告は成果報酬型広告の一種です。ただアフェリエイト広告と成果報酬型広告は、掲載方法と仕組みに違いがあります。
アフィリエイト広告:サイト内に表示している広告を通してユーザーがコンバージョンに至ると、広告費用が発生する仕組み
ASP( Affiliate Service Provider:アフィリエイトサービスプロバイダー): 広告主(商品やサービスを提供する企業)とアフィリエイター(広告を掲載する個人や企業)を仲介するサービスを提供する会社のこと
成果報酬型広告のメリット
- ROI(費用対効果)が高い
- 効果測定がしやすい
- プロ依頼で効率的に運用ができる
ROI(費用対効果)が高い
成果報酬型広告のROIが高い理由は、「無駄な広告費用が発生しない」という点にあります。コンバージョンが発生しない限り、広告費用が消費されていかないので、支出を抑えることができる点が成果報酬型広告の最大のメリットです。
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効果測定がしやすい
成果報酬型広告は、コンバージョンに対してのみ広告費用が発生します。ROI(費用対効果)測定がしやすいため、広告の良し悪しの判断がつきやすい、ところも大きなメリットとなっています。成果が良ければ良し、成果が悪ければ、PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を回して改善を行っていく、とシンプルに考えられるところが成果報酬型広告の利点です。
【自社広告の効果測定正しくできていますか?】
「今配信中の広告の効果測定が正しくできているか不安、、、」と言う方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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代理店依頼で効率的に運用ができる
代理店に運用を任せることで、専門的な知識やノウハウがなくても、効果的で効率的な広告運用が可能になります。また代理店によっては、広告プラットフォームのアップデートや、マーケティングトレンドの変化に迅速に対応してくれるため、競合を一歩リードすることができるでしょう。また、代理店に広告の作成から運用、分析まで、一貫して任せられる場合もあるため、少ない社内リソースを使いつつ効果的な広告運用を実現できます。
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成果報酬型広告のデメリット
- コンバージョンの質が低い可能性がある
- 効果が見られるまでに時間がかかる
- 自社に運用ノウハウが蓄積されない可能性がある
コンバージョンの質が低い可能性がある
成果報酬型広告では、成果さえ達成すれば費用が発生するため、代理店が質よりも量を重視してしまい、コンバージョンの質が下がってしまう可能性があります。一回のコンバージョンに繋がったとしても、顧客の長期的なLTV(顧客生涯価値)向上に繋がらない場合があるので、長期的にみるとマイナスです。代理店に依頼を任せる場合は、運用実績を事前に確認しておきましょう。
効果が見られるまでに時間がかかる
成果報酬型広告のうち、アフェリエイト広告を利用する場合、広告効果が見られるまでに時間がかかる場合があります。アフェリエイトはブログや個人ウェブサイトなどを通して広告配信を行うため、ユーザーがサイトに足を運ばない限り、コンバージョンに繋がることはありません。人気のあるブログに掲載したとしても、成果を上げられるにはそれなりの時間がかかってしまうことを承知しておきましょう。
自社に運用ノウハウが蓄積されない可能性がある
場合によっては、広告運用の詳細なデータや戦略をブラックボックス化する代理店もあるので、自社に運用ノウハウが蓄積されない可能性があります。そうなると外注をし続けなくてはならないので、費用面では痛いポイントとなってしまいます。代理店依頼をする場合は、定期的な報告会を開催してくれるか、インハウス化支援など行なってくれるか、などを契約前にチェックしておくと良いでしょう。
成果報酬型広告に向いている商材・サービス
結論から言いますと、成果報酬型広告は「単価の高い商品・サービス」「リピート購入を伴う商品」には向いていないと言えます。以下に、成果報酬型広告に向いている商材・サービスをまとめてみましたので、ご参考ください。
成果報酬型広告を広告代理店に依頼する際の事前確認ポイント
自社に関するポイント
成果報酬型広告に決定する前に、「自社商品・サービスが成果報酬型広告に適しているか」を確認しましょう。
成果報酬型広告は、成果が出た分だけ費用が発生するため、費用対効果が高いのが魅力です。ですが、すべての商品・サービスに適するわけではありません。自社に合うか判断するポイントは、商品・サービスの特性(価格帯、購入頻度など)、ターゲット顧客の属性、成果指標の設定、そして自社の体制(データ分析力、予算など)を総合的に評価することです。 特に、高額商品や検討期間が長い商品の場合、慎重な検討が必要となります。
代理店に関するポイント
代理店選定時には、以下の観点から「自社に最適な代理店かどうか」を判断する必要があります。
- 実績:
- 自社と似た業界や業種の経験があるか。
- 自社と似た商品・サービスの広告運用実績があるか。
- 過去の広告キャンペーンでどのような成果を上げているか。
- ノウハウ:
- 訴求力の高い広告クリエイティブを作成できるか。
- 広告効果のデータを正確に測定し、改善に繋げられる分析力があるか。
- サポート体制:
- 担当者の経験やスキルレベルはどうか。
- 定期的な進捗報告や、疑問点への対応は迅速に行ってくれるか
- 状況に応じて、柔軟な対応をしてくれそうか
- 契約内容:
- 最低契約期間はあるか
- 中途解約した場合の違約金などは発生するのか
- アカウントは開示されるのか
成果報酬型広告の代理店選定では、安さや実績だけでなく、実績の内容や契約内容をしっかりと確認することが重要です。 安価なプランに惹かれるかもしれませんが、実績が乏しかったり、自社の案件に合わない場合は、費用対効果が低い結果となる可能性があります。また、実績が豊富であっても、その実績が自社の業界や商品・サービスに合致しているか、契約内容が自社の要望を満たしているかなどを慎重に検討する必要があります。契約書には、報酬体系、成果の定義、報告内容、解約条件などが明記されているかを確認し、不明な点は必ず事前に質問するようにしましょう。
以下の記事で、代理店選定に関する情報を詳しく解説しています。「代理店が多すぎて自社に合ったものが見つけられるか不安、、」「どこから始めたらよいかわからない、、」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。
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監修者:古瀬純功
free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント