クリックイベントを計測するメリット
クリックイベントを計測するメリットは、「ページ内でのユーザーの行動がわかること」です。
form送信ボタンや、ページ内のリンクのクリック数を計測することで、別ページへの遷移率やCV数を確認し、ページの改善に役立てることができます。
クリックイベントの設定方法を紹介
では早速、Googleタグマネージャーを使ったクリックイベントの計測方法を紹介していきます。
step1.Googleタグマネージャーのワークスペースから、変数を選択し、組み込み変数の設定を選択

step2.組み込み変数の「クリック」のすべての項目にチェックを入れる

~各項目意味~
Click Element・・・クリックされたタグの要素
Click Classes・・・クリックされたタグのクラス属性
Click ID・・・クリックされたタグのID属性
Click Target・・・クリックされたタグのtarget属性
Click URL・・・クリックされたタグのURL
Click Text・・・クリックされたタグのテキスト(内容)
step3.「トリガー」のタブから「新規」をクリックし、トリガーを作成する

step4.「トリガー設定」をクリックし、「トリガータイプ」の「リンクのみ」を選択

step5.「タグの配信を待つ」「一部のリンククリック」を選択し、トリガーの条件を設定していく

※トリガー名は「クリック」などの分かりやすいものにしておきましょう。
step6.「タグ」のタブから、新規をクリック

step7.「トリガー」を選択し、先ほど作成したトリガーを選択

step8.タグの設定を選択し、タグタイプの「Googleアナリティクス:ユニバーサルアナリティクス」を選択

step9.トラッキングタイプを「イベント」にし、イベントトラッキングパラメータ・Googleアナリティクス設定を行う

~各設定項目~
タグ名・・・例)お問い合わせボタンクリック(推奨:分かりやすいもの)
タグタイプ・・・Google アナリティクス: ユニバーサル アナリティクス
トラッキングタイプ・・・イベント
カテゴリ・・・例)お問い合わせボタン(推奨:分かりやすいもの)
アクション・・・{{Click URL}}
ラベル・・・{{Page URL}}
このタグでオーバーライド設定を有効にする・・・チェックを入れる
トラッキングID・・・計測したいGoogle アナリティクスのIDを記入する
※非インタラクションヒットとは・・・直帰率に影響させるか否かを選択する設定のことです。『真』を選択する場合、直帰率に影響を与えない設定となります。反対に『偽』の場合は、直帰率に影響を与える設定となります。
step10.作成したクリック計測のタグが、プレビューモードで正しく発火しているか、確認してから公開する

プレビューモードの詳しい使い方は、
「【完全ガイド】Googleタグマネージャーの使い方や導入方法を紹介」をご覧ください。
Googleアナリティクスで確認してみよう
測定したボタンのクリック数を、Googleアナリティクスで確認していきます。

設定したボタンのクリック数の結果は、「行動」の「イベント」で確認できます。
また「上位イベント」を選択し、先ほど設定したお問い合わせボタンを選択すると、お問い合わせボタンをクリックした数が見ることができます。
まとめ
このようにGoogleタグマネージャーでは、タグを作成してタグの発火を計測することにより、Web解析に役立てることができます。
この記事では、クリック数の計測方法を紹介しましたが、他にも『タグを使用した滞在時間』や『ページのスクロール率』なども、Googleタグマネージャーを使用して計測することが可能です。
Googleタグマネージャーで”真の滞在時間”の計測方法はこちら!
ユーザーの行動を分析し、より改善活動を活発にするため、このクリック数の計測以外にも、タグを作成することをオススメします。
この記事が貴社の改善活動のお役に立てればと思います。